この記事では、アラン・ケン・トーマス編『スティーブ・ジョブズ 自分を貫く言葉』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『スティーブ・ジョブズ 自分を貫く言葉』の感想
淡々とジョブズの言葉が紹介されているだけで、本書には解説文がいっさいありません。
個人的には好きなスタイルです。
で、内容はというと、ジョブズの考えがギッシリ詰まっていました。
なによりも伝わってきたのが、仕事への情熱とプライドです。
本書を読めばきっと、アップルのことを好きになるでしょう。
すでにアップル社の製品を使っている人なら、もっと製品を好きになるはず。
ベッドに入ったときの感情が大事
ジョブズは「お金にそれほど価値はない」といいます。
彼がお金よりも重視していたのは、ベッドに入ったときの感情。
1日を振り返って「すごいことをやり遂げた」と思えるかどうか。
その達成感、満足感こそ、彼が真に追い求めていたものだといいます。
あなたはどうでしょう?
ベッドに入って「今日も素晴らしい仕事をしたなぁ」と満足しながら眠れていますか?
私はノーです。
たいてい「クソッ!柿の種食べすぎた。2袋ならともかく、3袋って」と後悔しながら寝床につきます。
好きなことをやる
最近は「好きなことで生きよう」と謳う自己啓発書が増えてきました。
堀江貴文著
本田晃一著
クリス・モンセン著
『そろそろ、大好きなことで生きていこうよ!』など。
実際にはまだまだあります。
が、ジョブズにとって「好きなことで生きる」のは当たり前だったんですね。
とっくの昔から彼は好きなことだけをやって生きるライフスタイルを実現していました。
本書にも「好きなことで生きる」ための言葉が載っています。
上のような自己啓発書を5冊、6冊と読むよりも、本書に乗っているジョブズの言葉のほうが胸に響くかと思います。
なぜなら本書には余計な説明がなく、本質だけをズバッと述べているからです。
そしてなにより、彼がやり遂げたことはスケールが違いますからね。
まとめ
本書に載っていたのはほとんどすべて仕事に関する言葉でした。
ジョブズは仕事のことしか頭になかったのかもしれません。
本書にはとにかく意識の高い言葉ばかりが並んでいます。
「おれもやってやるぜ!」と魂に火がつく読者もいれば、「おれの人生どうなってんだ」と意気消沈する読者もいるでしょう。
もしあなたのなかに燻っているものがあるとしたら、ぜひ本書を読んでみてください。
本当はミュージシャンになりたい、小説家になりたい、会社員を辞めて独立したい、世界一周したいなどなど。
「夢に向かってレッツゴー!」ってな気分になれます。
なにはともあれ、私の感想をダラダラと読むくらいなら、本書を読んだほうがいい。
というわけで、これで終わりにします。
以上、アラン・ケン・トーマス編『スティーブ・ジョブズ 自分を貫く言葉』を読んだ感想でした。