ハゲを回避するために必要なものはなんだと思いますか?
それは薄毛についての正しい知識だそうです。
この記事では、山田佳弘著『髪は増える!』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『髪は増える!』の感想
本書はまず、タイトルがシンプルかつダイレクトですよね。『髪は増える!』。
これだけハッキリ断言されると、なんだか希望が持てます。
さて、本書に書かれているのは「髪を増やすための習慣や正しいケア」といった内容です。
ハゲに悩んでいる人はもちろん、将来ハゲたくない人にとって役立つ情報であるといえます。
私は後者としてページをめくってみました。
皮脂は必要で頭皮の毛穴は詰まらない?
『髪は増える!』を読んでもっとも衝撃を受けたのは、 「皮脂は必要だし毛穴は詰まらない」という内容でした。
ようは、頭皮の脂を取りすぎるのはダメだということ。
というのも、皮脂は必要だから分泌されているというんですね。
有害物質の侵入や細菌の感染から頭皮を守っている。さらに皮脂には、頭皮を保湿する効果もある。
頭皮の脂はただの有害なモノではないのだと。
ムキになってシャンプーで皮脂を洗い流すのは、控えたほうが良いのかもしれません。
頭皮にニキビはできない
さらに著者は「頭皮にニキビはできない」と述べています。
これは、顔の毛穴にくらべて頭皮の毛穴が2〜3倍ほど大きいからなのだそう。
ようするに「頭皮の毛穴が詰まることなんてない」というわけです。
まとめると、皮脂は必要で毛穴は詰まらない。だからシャンプーで取り除く必要はない。
これが山田氏の主張です。
なんというか、一般的な常識とは真逆の内容ですね。
頑張ってシャンプーをした結果ハゲてしまうとしたら本末転倒です。
湯シャンのススメ
そこで著者がおすすめしているのが湯シャン。
シャンプーを使わずにお湯だけで髪を洗う方法です。
皮脂を取りすぎるのも良くないからお湯で流せばいいんだよ、というわけ。
これならシャンプーの手間が省けますし、シャンプー代もかかりません。私としては「お湯だけでいいならそうします!」ってなもんです。
ただし、頭皮の脂が髪についてしまうので、手櫛で何度も髪を洗わなければなりません。
結局、大変さはそんなに変わらないかと。
ただ、確実にシャンプー代は浮きますけどね。
髪に良い習慣
皮脂やシャンプーのことばかり書いてきましたが、本書の内容は(もちろん)それだけではありません。
髪を増やすための方法が網羅的に紹介されています。
胃腸を健康に保て。心と体にゆとりを持て。湯船に浸かれ。コンビニの食品に気をつけろ。歩け、など。
便宜的に命令口調としただけで、著者は優しくていねいに教えてくれています。
ハゲたくない人、髪を増やしたい人はぜひ読んでみてはいかがでしょう。
まとめ
本書のなかでもっとも心に刺さったのは「年齢相当の毛量がある」という意見でした。
たしかに、人間は加齢とともに足腰が衰え、視力や聴力が落ち、皮膚もしわだらけになっていきます。
だから、髪の毛が細くなっていくのは自然なことなんですね。
髪を作っている頭皮が衰えるんですから、20代の頃のようにコシのある太い髪が生えることなどないのです。
ここを勘違いしていませんでしたか?
なぜか私は、頭髪だけを老化の対象外としていました。正しいケアさえしていれば、いくつになってもフサフサの髪でいられるはずだ、と。
でも、それは幻想でした。
歳を重ねてシワが増えるように、頭髪もだんだん弱く細くなっていくのです。これはもう仕方ありません。
そのなかで、「いかに元気な髪を保てるか」ということでしょう。
90歳のおじいちゃんがフッサフサだったら怖いですよね。
では最後にまとめます。
髪が加齢とともに衰えていくのは自然なこと。そのなかで頭皮を守り、髪を増やす方法は存在する。知りたい者は本書を読むべし。
こういうことですね。
運命に抗う方法を、あなたも知りたいと思いませんか?
以上、山田佳弘著『髪は増える!』を読んだ感想でした。
髪が増えるかどうかはわかりませんが、シャンプー代を節約できるのはたしかです。