物欲がないわけではないけれど、できれば少ない持ち物で暮らしたい。
そんな人にピッタリの本です。
この記事では、本多さおり著『モノは好き、でも身軽に生きたい。』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『モノは好き、でも身軽に生きたい。』の感想
著者の本多さおりさんは整理収納コンサルタントであり、信条は「身軽さ」だそうです。
そんな彼女が、「少ないモノで豊かに暮らす秘訣」について綴ったのが本書です。
モノを増やさずに生きるコツは、手に入れる瞬間ではなく、手に入れるまでの道筋を楽しむことだといいます。
著者は、気に入ったモノを探すのに1年、5年、ときには7年もの歳月をかけるのだとか。
モノが好きだからこその「もっといいモノがあるはず」という貪欲な姿勢は、おなじく物欲強めな人間として、ぜひ参考にしたいと思いました。
安易に買わず、これだ!と思えるモノに出会えるまで我慢する所存です。
モノはすべて「現役主義」
著者は持っているモノに関して「現役主義」を貫いているそうです。
大事にしまっておくようなことはせず、どんどん使うわけですね。
高級ブランドのバッグを買ったはいいものの、もったいないなどといって押し入れで眠らせていませんか?
著者は、「大事にする」とはしまっておくことではなく、日常で愛用することだといいます。
高価なバッグや腕時計を買ったら、ケチらず積極的に使用したいものですね。
そうすれば必然的にモノは減っていき、少数精鋭で回せるようになります。
しかもすべての所持品がお気に入りとなれば、これはもう、ハッピージャムジャム最高!ってな気分です。
著者は食器が好きだけど……
著者は「食器」が増えないように気を付けているといいます。
食器が好きで、つい新しいモノが欲しくなってしまうけど、新たな器が増えれば働く機会を失う器が出てしまう。
そう考えて、買わないでおくのだとか。
この記事の読者のなかには、洋服やアクセサリー、腕時計、バッグなどを買うのが好きな人もいるでしょう。
買う瞬間は楽しいものですが、「これを買うことですでに持っているモノの出番が減る」と考えてみると、買いたい気持ちをグッと堪えられるかもしれません。
「少ない持ち物で豊かに暮らしたい」と考える方はぜひ参考にしてみてください。
「たくさんある」ではなく「どれも気に入っている」
増やしすぎたモノを減らすにはまず、考え方をシフトしなければなりません。
具体的には「たくさんある」ではなく「どれも気に入っている」状態を目指します。
モノをたくさん持っていることに意味はありません。部屋が狭くなる、引っ越しが大変などのデメリットも存在します。
そうではなく「どれも気に入っている」状態。
これはかなり気持ちいいですよね。クローゼットを開けると、そこにはお気に入りの洋服しかないわけです。
どれを選んでどれを着てもテンションが上がります。
下駄箱にはお気に入りの靴だけが並んでいます。
イマイチな靴は一足としてありません。
私もさっそく捨ててみた
著者のように好きなモノだけに囲まれた暮らしをしてみたいと感じた私は、さっそく履き古したスニーカーを捨てました。
骨が折れた折り畳み傘を捨てました。
気に入っていないモノを捨てるのは、なかなか気分がいいですね。
とくに、(リュックに入っていた)外れ馬券を捨てる快感はたまりませんでした。
まとめ
モノが好き。でも、モノは増やしたくない。
そんな相反する感情を抱える方にピッタリの本です。
私にとってど真ん中ストライクな内容でした。
本書で紹介されている「モノ選びの際のルール」なども参考になります。
なにもかも捨ててしまうミニマリストほど極端ではありません。
もっと健全に、不自由なく、豊かな暮らしをしたい方はぜひ読んでみてください。
感化され、きっとスニーカーを捨てたくなるかと思います。
以上、本多さおり著『モノは好き、でも身軽に生きたい。』を読んだ感想でした。