部屋を片付けたいと思っていませんか?
モノを減らすために必要なのは、やる気ではありません。
捨てるための技術です。
技術さえあれば、誰でも今日から部屋をスッキリさせることができます。
この記事では、筆子著『1週間で8割捨てる技術』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『1週間で8割捨てる技術』の要約と感想
まずは本書の要約から。
モノを捨てなければ、自分が主役の家を取り戻すことはできない。
モノの場所を移動させるだけでは不十分。
1日目はクローゼット、2日目は押入れ、3日目はキッチンというように、1週間かけて8割のモノを捨てる具体的なプランを紹介する。
くわえて、片付けた部屋がリバウンドしないためのコツも解説。
以上がおもな内容です。
モノを減らして部屋をスッキリさせたいと考えている方に本書はおすすめです。
「捨て方のマニュアル」である本書にしたがって片付けを進めれば、誰でも部屋をキレイにできるでしょう。
捨てるモノを具体的に紹介
捨てるべきモノの具体例が本書には多く挙げてあるため、「何をどうしたら良いのか」と困ることがありません。
たとえばキッチンであれば、
- 食器用スポンジ
- サラダスピナー
- フードプロセッサー
などが、捨てるべき物リストに表記されていました。
「スポンジを捨てたら食器はどうやって洗えば良いの?」
そう感じるのではないでしょうか。
ただ捨てることを推奨しているのではなく、本書には代替案がセットで示されています。
スポンジであれば、捨てて代わりに「プラスチックのブラシで洗う」といった具合です。
スポンジを捨てるのは、「家のなかでもっとも不衛生なモノだから」とのこと。
ゆえに、著者のアドバイスにしたがって捨てても問題ないといえます。
「どんなモノが代用品になるか」を示してあるのが、本書の良いところです。
リバウンドしないためのコツ
部屋の片付けにおける「リバウンド」とは、もとの散らかった状態に戻ってしまうことを指します。
せっかく部屋を片付けたとしても、一時的であっては意味がありません。
ダイエットをしてもリバウンドしては無意味なのとおなじで、片付けに費やした労力や時間がずべて水の泡になってしまいます。
そこで助けになるのが、本書に載っている「リバウンドしないためのアドバイス」です。
たとえば、
- 1つ買ったら1つ捨てる
- 毎日15分はいらないモノを捨てる時間に
などの方法です。
とはいえ、これらは他の片付け本にも書かれている内容ですので、目新しいとはいえません。
特徴的だったのは「1ヶ月間は食料品以外のモノを買わない」という助言です。
リバウンドしないために「30日間チャレンジ」なるものを推奨していました。
食料品しか買わないことで「意外とモノを買わなくても平気」だと実感することができるといいます。
ユニークなアドバイスです。
まとめ
部屋を片付けるメリットはさまざまです。
部屋を片付ければ、掃除がしやすくなったり、気分が明るくなったり、無駄な出費が減ったり、友人を呼びやすくなったりします。
あなたが部屋をきれいにしたい動機はなんでしょうか?
やる気だけがあっても、捨てる方法を知らなければ、部屋は片付けられません。
どこから手をつければ良いのか、どれを捨てれば良いのかがわからないからです。
ぜひ本書を読み、捨てる技術を習得してみてはいかがでしょうか。
以上、筆子著『1週間で8割捨てる技術』の要約と感想でした。
結論。捨て方ガイドブックのような本。書かれている通りに捨てるだけで、誰でも部屋を片付けられる。リバウンド防止法も載っているので、片付け後もキレイな状態をキープ可能。
こちらの本は「モノを捨てたくなる気分」を与えてくれます。
捨てる技術と合わせて、捨てるマインドも手に入れませんか?