『どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術「たった1つの習慣」で人生が変わる』の要約と感想

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ズボラな性格の人をターゲットとした片づけ本です。

もともと家事や片づけが苦手だった著者が見つけた、「片づけのコツ」が紹介されています。

 

この記事では、ダナ・K・ホワイト著『どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術「たった1つの習慣」で人生が変わる』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術「たった1つの習慣」で人生が変わる』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

著者はもともと家事や片づけが大の苦手だった。

そんな自分の生活を改善するために始めたのが「脱ずぼらプロジェクト」というブログだ。

 

ブログを書き続けて10年が経ち、ようやく片づけのコツを掴むことができた。

面倒くさいこと、溜め込み習慣、先延ばしグセを手放す、世界一効果的な方法を解説する。

 

以上がおもな内容です。

スボラな性格を自負している方にとって、本書は参考になるかもしれません。

 

片づけられない人の気持ちや悩みに寄り添う

本書が良いのは、「片づけられない人」がどこでつまずくかを把握しており、適切なアドバイスが示されている点です。

 

かつて著者が片づけられない人間だったからでしょう。 

根っからの片づけ好き人間が書いた本にはない、「ズボラな性格に寄り添ったアドバイス」が本書には載っていました。

生まれつきの「片づけ大好きさん」は片づけ嫌いを克服したわけではない。片づけ嫌いな人の気持ちがわからない。

 

たとえば、片づけが苦手な人ほど「良いやり方」を探しがちだといいます。 

なぜなら、面倒な片づけを少しでもラクに終わらせたいからです。

 

ギクッとした方もいるのではないでしょうか。

そんないつまでもやり方を探してばかりの読者にたいし、著者は「大事なのは掃除をすることだ」と助言していました。

 

まさにその通りです。 

画期的な片づけ術を見つけだすのではなく、やり方はともかくとして、片づけを「する」ことがもっとも重要に違いありません。

 

というのも、行動しなければ部屋が片づくことはないからです。

素晴らしいダイエット法を探すのに熱心で、なにも行動を変えなければ、当然ながら体脂肪は減りません。

 

片づけもダイエットも、とにかく「やること」が重要だと著者は念押ししています。 

 

本書に感化されて考えが変われば、自ずと習慣や行動も変わってくるはずです。

 

 

「いかにも外国人」といった陽気な口調

本書の著者は、ダナ・K・ホワイトさんというアメリカ人の女性です。

アメリカ人だからでしょうか、著者はやたらフランクな口調で、冗談をたっぷり混ぜながら「片づけ術」について説いていました。

 

つまりいいたいのは、本書は読み手を選ぶ、ということです。

ジョークまじりの文章を「ユーモアがあって面白い」と好意的に受けとめる方もいるでしょう。

いっぽうで、「ジョークが冗長で鬱陶しい。要点だけを教えてほしい」と、回りくどい表現に嫌悪感を抱く方もいるはずです。

 

少なくとも日本人が書く文章にこれほどジョークは含まれていませんし、日本人はこれほど「ウケ」を狙ったりしません。

良くも悪くも、文化の違いを感じる一冊です。

 

ただし翻訳書を読み慣れている読者なら、本書にそれほど抵抗感を抱くことはないでしょう。

なぜなら、外国人の書く本はたいてい、私たち日本人にとって冗長に感じられるものだからです。

友人のエピソードを登場させたり、ジョークをかましてきたり。翻訳書は得てしてそう。

 

まとめ

  • 自分に言い訳させない方法
  • 曜日ごとにやることを決める
  • 食事の準備は仕組み作りがすべて

など、すぐマネできる具体的なアドバイスが本書には載っていました。

 

著者が運営している「脱ずぼらプロジェクト」というブログは、爆発的な人気を誇っているといいます。

ノウハウに再現性があり、アドバイスが役に立つことの証です。

 

あいにく「脱ずぼらプロジェクト」は英語で書かれており、私たち日本人が読むのは骨が折れますが、幸いなことに、専門家が日本語に翻訳してくれた本書がここにあります。

ズボラを脱した女性の秘密を知りたい方は、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょうか。

 

以上、ダナ・K・ホワイト著『どんなずぼらさんでも「これなら絶対!」片づく技術「たった1つの習慣」で人生が変わる』の要約と感想でした。

結論。ズボラな人が書いた本だから、ズボラな人の気持ちに寄り添っている。散りばめられたジョークは、良くいえばサービス精神旺盛で、悪くいえば冗長。サービス精神旺盛ということにしておこう。

 

www.shortshortshort.jp

最後に、日本人が書いた「片づけ本」をご紹介します。

こちらは、タイトルが印象的な本です。

タイトルに惹かれた方は読んでみてください。

「死」という文字が使われている片づけ本は本書くらい。

 

www.shortshortshort.jp

片づけのプロ、ミニマリストによる本です。 

私は"ミニマリスト"が嫌いですが、本書には好感が持てました。

「モノの所有」に関して本質的なメッセージが詰まっています。