床にモノを置かないと決めるだけで、部屋がキレイになるといいます。
この記事では、須藤昌子著『死んでも床にモノを置かない。』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『死んでも床にモノを置かない。』の要約と感想
まずは本書の要約から。
片づけや掃除ができない人の多くは「絶対やらないこと」のルールがない。
大事なのは「これをやる」ではなく「これをやらない」というルール。
床にモノを置かない、買いだめをしないなど、しないことを提案する。
以上がおもな内容です。
床にモノを置かない
著者は床にモノを置かないことを徹底しているといいます。
その理由は、掃除や整理がラクになるから。
雑誌やペットボトル、バッグなどを床に置いていたら、掃除をする際にジャマですよね。
掃除機をかけるために、どかさなければなりません。
しだいに掃除が億劫に感じられてサボるようになり、部屋には髪の毛やホコリが溜まっていく……。
床にモノを置かないだけで、
- 部屋がスッキリする
- 掃除がしやすくなる
2つの効果が得られます。
床にモノを直置きしていませんか?
「安いから」で服を買わない
著者は「安いから」という理由で服を買ってはいけないと述べています。
安さにつられて服を買っていると、服が増えすぎてしまいます。
- 着回しできない服は買わない
- ハンガーの数以上に服を増やさない
など、ここでも「〜しない」というルールを設けておく必要がありますね。
セールやバーゲンなどで買った服は、結局着ない。
そんなことはありませんか?
「定価だったとしても欲しい」と思えない服は、安易に買わないほうが良いのかもしれません。
「〜しない」は効果的
「しないことを明確にする」という著者の提案はほかにもあります。
- 買い溜めをしない
- 収納は詰めすぎない
- 水切りカゴを使わない
- 三角コーナーを使わない
- 部屋に色を氾濫させない
- 24時間以上モノを放置しない
- キッチンにはモノを置かない
など。
片付け上手な人ほど、こうした「絶対にやらないこと」を決めているのだそうです。
私たちは法律で禁止されている行為をしませんよね。
「禁止」には、人の行動を変えるだけの強制力があるのだと思います。
そうした意味で、「〜しなさい」といわれるよりも「〜してはダメ」といわれたほうが、素直に受け入れやすい気がします。
著者のアドバイスを参考に、あなたも自分だけの法律というか、制限を設けてみてはいかがでしょう。
部屋をキレイにしたいなら効果的です。
まとめ
本書の特徴は「しないこと」を紹介している点です。
なかでも「死んでも床にモノを置かない」こと。
この一点を徹底するだけでも、部屋がガラッと変わるのではないでしょうか。
- 片付いてスッキリする
- 掃除をしやすくなる
一石二鳥です。
部屋にモノが散乱していると、掃除機をかける気にもなれませんからね。
それから本書には「自宅で感じるストレスの1位はモノが多すぎること」だと書かれていました。
家にいても休まらない。
自宅でリラックスできない。
そうした悩みを抱えているとしたら、溢れかえったモノが原因かもしれません。
なぜなら、モノの多さは情報量の多さでもあるからです。
四方八方から情報が押し寄せてくる環境で、くつろげるはずもないですよね。
部屋を片付けたい。
でも、挫折してばかりいる。
そんな方は本書を参考に、「絶対にしないこと」を決めてみては?
以上、須藤昌子著『死んでも床にモノを置かない。』の要約と感想でした。
部屋にモノが溢れかえっていませんか?