自宅をもっと整理したいと思い、本書を手に取りました。
この記事では、井田典子著『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』の感想
本書はただの「片づけ本」ではありません。
モノだけでなく、時間や心の整理についても書かれています。
すべてのテーマに著者のメッセージが詰まっている良書だと感じました。
タイトルの意味について
『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』という独特なタイトルについてご説明します。
これは、「モノの量は数字で具体的に把握すべし」という著者の考えを表しています。
部屋を整理するには、「たくさんある」などと感覚的に捉えるのではなく、数字で具体的に把握しておくことが大切なのだそう。
1アイテムにつき5枚まで
たとえば著者は衣類に関して「1アイテムにつき5枚まで」と制限を設けているといいます。
Tシャツは5枚までしか持たない。
もし追加で1枚買うとしたら、持っているTシャツのうちどれか1枚を処分して、5枚以下におさめるわけですね。
このように数字で管理するのは良いかも知れません。
5枚まで、3枚までと決めておけば、衣類が際限なく増えていくことはないでしょう。
靴はそれぞれ1足まで
私はタイトルに従って靴を数えたうえで、「靴は1アイテムにつき1足まで」としてみました。
スニーカー1足、革靴1足、サンダル1足、ランニングシューズ1足。
2足あったスニーカーはさっそくゴミ箱にポイです。
洋服に「一点主義 」をあてはめるのは難しいかも知れませんが、靴や腕時計、サングラス、バッグなどはお気に入りの一点だけに絞ることもできそうですよね。
モノを増やさないための工夫です。
「1つだけ」と決めておけば、むやみに買うことはなくなります。
空気清浄機は必要ない?
それから、「空気清浄機はいらない」という主張も印象的でした。
リビングを狭くしてまで空気清浄機を置く必要があるとは思えない。
空気清浄機は床のホコリや髪の毛まで吸い込んではくれない。
空気を清潔に保つためには、普段から舞い上がるようなホコリを溜めないことが一番。
したがって(掃除しやすいように)床や棚に凹凸を作らないこと。
そうですね。まさにその通りだと思います。
まずは掃除を頑張ります。
家事を1コマ15分と考える
家事をやるのって面倒くさいですよね。
そんな億劫な家事をやるときには「とりあえず15分だけ」と考えるのがいいそうです。
学校の授業のように、1コマ15分として家事に取り組む。
15分ならそう長くありませんし、アナログ時計の4分の1なので、視覚的にも把握しやすい。
そんな理由で著者は「家事1コマ15分」を推奨しています。
食器洗い、掃除機がけ、浴室の掃除など、どれもたいていは15分あれば済みますよね。
家事を面倒くさいと思ったときには「よし、15分だけやるか」 と声に出してみるのが良さそうです。
まとめ
自分の部屋を客観的に見るために、スマホやデジカメで写真を撮ることが勧められていました。
さっそくスマホで部屋の写真を撮ってみると、なんというか、汚い。
ただ写真に撮っただけで、かなり客観的に眺められるようになりますよ。
なぜこんなところにペットボトルが?
この雑誌は片づけたほうがいいな……など。
あなたもまずは玄関、リビング、寝室、キッチンを撮影してみてください。
きっと「うわぁ」ってな、ゲンナリした気分になるかと思います。
そしたら以下の本を読むのがおすすめです。
整理のコツを丁寧に説明してくれています。
以上、井田典子著『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』を読んだ感想でした。