勉強って、具体的になにをすれば良いのかわかりませんよね。
だからとりあえず教科書でも読んでおこう、みたいな。
この記事では、
- 教科書を読めば勉強したことになるか
- 他に良い勉強法はあるのか
など、「教科書を読むだけでも勉強になるのか」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
※この記事は元塾講師の男が書きました。
教科書を読むだけでも勉強になる?
教科書を読むのは勉強と呼べるか呼べないか。
これは、呼べます。
教科書を読むのも勉強のうちです。
ただし「読まないよりマシ」といったところ。
賢い勉強方法だとはいえません。
なぜなら、どこが重要なのかがわからないからです。
教科書を読んでいても、テストで問われるポイントはわかりませんよね。
だから何を優先的に覚えたら良いのかがわからず、内容が頭に入ってこない、なんてことに。
教科書を読んでも学習効果は薄い
教科書を読むのは、読まないよりマシだとお伝えしました。
たとえるなら、部屋に落ちている髪の毛です。
落ちている髪の毛を一本拾って、ゴミ箱に捨てました。
これを掃除を呼べますか?みたいなもんですね。
拾わないよりはマシ、です。
教科書を読むのもおなじ。
読まないよりはマシ。
ゲームアプリで遊ぶよりはマシ。
でも、学習効果には期待できないっていう。
その程度のものだと考えてください。
おすすめの勉強法は問題集を解くこと
知識を頭に入れるためには、問題を解くのがイチバンです。
どうしてかというと、「どこが重要なのか」がわかるからです。
問題を解いていれば、重要なポイント、覚えるべき箇所がわかりますよね。
源頼朝って重要人物なんだな、とか。
胚珠ってめっちゃ問われるな、とか。
いっぽうで、問題を解かずに教科書を読んでいたらどうでしょう?
教科書に書いてあることが「全部重要」に見えますよね。
どれは覚えたほうがよくて、どれは覚えなくていいのかがわかりません。
だからこそ、問題を解くことが重要なんですね。
それに、問題を解けば解くほど、「知識を引き出す能力」が高まります。
テニスの解説書を読んでいるだけじゃダメで、実践しないと成長しない。
勉強にもおなじことがいえます。
解けなかった箇所を教科書でチェック
問題集を解いて、間違えてしまったところを教科書で確認するのが、賢い勉強法です。
間違えたところは、知識が足りていないところですよね。
正解できなかった箇所だけ集中的に教科書で確認すれば、効率よく学べます。
知っているところ、覚えているところをダラダラ読んでも仕方ありません。
教科書は机の脇に置いておき、間違えた箇所を確認するために使うのがおすすめです。
まとめ
「勉強をしよう」という意欲は素晴らしいです。
が、教科書を熱心に読んでも、エネルギーと時間がムダになるだけ。
勉強をした気分にはなれますが、良い気分になれるだけで、知識は定着しません。
その熱意を問題集に向けて、効率よく勉強しましょう。
間違えた箇所を教科書でチェックする際には、音読するのがおすすめです。
目と耳で覚えられるからです。
ぜひお試しください。
以上、教科書を読むだけでも勉強になるのか、でした。
勉強中、スマホはどこに置いていますか?
集中力は才能で決まるものではありません。
工夫次第で誰でも高めることができます。