高級車を「値段が高いクルマのこと」だと思っていませんか?
それは正しくありません。
なぜなら、高級とは「程度や品質が高く優れていること」だからです。
つまり、値段は関係ないんですね。
程度や品質が高く優れていたら、100万円のコンパクトカーも、200万円のSUVも、すべて高級車です。
100円ショップで売っている耳かきに「高級凡天耳かき」と表記されているのがその証拠。
この記事では、
- 高級車という幻想
- 3000万円の車は高級車か
など、「高級車かどうかは値段で決められるのか」について書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
高級車っていくらから?【値段だけで決まるものではない】
高級という言葉の定義は「程度や品質が高く優れていること」です。
したがって、値段が700万円以上だったら高級車、などと金額だけで判断することはできません。
たとえば、2台の自動車があるとします。
- 200万円の日本車
- 3000万円のイタリア車
3000万円のイタリア車は欠陥だらけで、1度走ればどこかが故障します。
ウインカーが消えなくなる、ワイパーが止まらなくなる、エンジンルームから煙が出るなど。
それでも3000万円のイタリア車を「高級車」と呼べますか?
呼べませんよね。
高級車ではなく、ただの高額車です。
では、どうしてこの車が3000万円するかといえば、製造メーカーが儲けようとしているから。
本当は300万円で売っても利益が出るところを、3000万円で売って荒稼ぎしている。
ぼったくりのポンコツ車です。
3000万円の値段が付けられたぼったくりのポンコツ車は、「高級車」ではありません。
「程度や品質が高く優れていること」という高級の定義に当てはまらないからです。
値段が高いだけで高級品だと思ってはいけない
値段が高いだけで高級品だと決めつけるのは危険です。
クルマだけでなく洋服やバッグ、ミネラルウォーターなどあらゆる商品にいえる。
なぜなら、値段は売り手が自由に決められるものだから。
「値段が高いから価値があるに違いない」というのは思い込みです。
車に話を戻します。
1500万円の外車を買って「高級車だ」と喜ぶのは早計です。
壊れやすい、工業製品として劣るモノを、高値で買わされただけかもしれないからです。
すなわち「低級なぼったくり車」の可能性があるんですね。
日本車はすべて高級車
低級なモノを高く売りつけることは、誰にでもできます。
買い手が現れるかどうかはともかく。
が、高級な(品質が高い)モノを低価格で売るには、コストカットや効率化など、知恵と努力が欠かせません。
日本車の故障率は世界一の低さです。
これは、工業製品として一級である証です。
湿度が高い日本は、機械にとって過酷な環境。
ということは、過酷な環境で壊れずに動きつづける日本車はどれも、高級車と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。
インテリアやエクステリアの高級感も重要ですが、車の本質とはいえません。
車を機械の塊、工業製品ととらえるなら、壊れず正しく動くことが最上です。
したがって、故障率の低い日本車こそが、真の高級車だといえます。
- トヨタ
- マツダ
- スバル
- ダイハツ
- 日産
- 三菱
- ホンダ
- スズキ
ぜんぶ高級車メーカーです。
まとめ:レクサスが最強
工業製品として見たときに、日本車ほど高級なクルマはありません。
値段は関係なし。
「いくらから高級車なのか」を議論するのは的外れです。
そんな日本車メーカーのなかでトップに君臨するのが、レクサスです。
レクサスは機械としての完成度はもちろん、内装やデザイン、快適性、安全性に至るまで超一級ですね。
したがって、高級車に乗りたい方はレクサスを選んでおけば間違いないでしょう。
レクサスこそ、本質的に世界一の高級車メーカーです。
2億円超えのパガーニゾンタは高級車なのか
イタリアにパガーニというスーパーカーメーカーがあります。
パガーニが販売するゾンタという車は、1台2億円超え。
いわゆる"超高級車"です。
庶民には手が出せません。
車は動かせるけれど、民法上は動産でなく不動産。だからこの場合は「走る不動産」と呼べる。
がしかし、超高級車ゾンタのガルウイングドアが閉まらなくなってしまうハプニング映像が、ネットに出回っています。
ガルウイングドアを閉めても、上に向かって開いてしまう。
ふたたび強く閉めても、上に向かって開いてしまう。
これの繰りかえし。
大衆車である日産マーチでも起きないようなトラブルですよね。
高級車かどうかは、値段だけで判断できないということです。
したがって私たちは「高いから価値がある」と思わないよう、注意しなければなりません。
ドアが閉まらなくなる"超高級車"を買ってしまわないように。
以上、高級車っていくらから?【値段だけで決まるものではない】でした。
結論。あなたが乗っている国産車は(軽自動車であっても)、紛れもない高級車。
値段が高い車を買おうとしていますか?
購入前に、お金持ちアピールの危険性を知っておきましょう。