人は何歳からでも変われるといいます。
自分の性格を変えたい方に本書はおすすめです。
この記事では、井出無動著『悩みが消え、性格までも変えられる!自分洗脳のすすめ』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『悩みが消え、性格までも変えられる!自分洗脳のすすめ』の要約と感想
まずは本書の要約から。
悩みはがん細胞とおなじで、放っておくと巨大化してしまう。
悩みの根本を解決するには、心の深層である無意識の問題を解決する必要がある。
自己イメージ、自己催眠、夢への潜入などの手法によって悩みの原因を見つけ、取り除き、自分自身で自分を変える方法を解説する。
以上がおもな内容です。
悩みや無意識についての説明はわかりやすいのですが、最後にある「夢への潜入」はハードルが高いといえます。
それでも、前向きに生きる術を知れる点において、本書はおすすめです。
自己イメージを変えること
自分の性格を変えるためには、自己イメージを書き換える必要があるといいます。
なぜなら、自己イメージがあなたの人生を支配しているからです。
たとえば、
- 臆病だ
- 心配性だ
- なんの才能もない
- なにをしても失敗する
- 誰からも愛されていない
など、自分はこういう人間だ、という思い込みが自己イメージです。
あなたは自分についてどのような自己イメージを抱いているでしょうか?
「私は天才だ」と思えているなら、なんら問題ありません。
いっぽうで、ネガティブな自己イメージを持っているとすれば、変えていく必要があります。
本書には、自己イメージを書き換えるための具体的な方法が示されています。
自分を変えたいならひたすら繰り返すこと
自分を変えるためには、繰り返しが有効だといいます。
1日のうちで何度もなりたい自分の姿をイメージしたり、声に出したりするわけです。
というのも、繰り返しによって脳の神経回路に変化が起き、思考そのものが変わるからです。
したがって、「私って天才」など、自分をポジティブに肯定することが重要だといえます。
くわえて本書では、自分を変えるハイレベルな方法として「夢への潜入」が紹介されていました。
具体的なやり方は本書に譲るとして、とても実践できるようには思えませんでした。
夢に潜入できるようになれば、夢の世界で自由に振る舞えるのだそうです(そして自己イメージを書き換えられる)。
練習を重ねればできるようになるとのことなので、興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
夢への潜入、まるで映画『インセプション』の世界。
まとめ
現在の悩みには過去のトラウマが大きく関係していること。
自己暗示をかけること。
ポジティブな自己イメージを持ち、繰り返し考えることなど、興味深い内容でした。
夢への潜入というアクロバティックな解決方法を除き、本書にはメンタルを変えるうえで役立つ知識が詰まっています。
あなたはこの記事を読み、「胡散臭い」と感じているかもしれません。
が、プラセボ効果で知られている通り、人間の思い込みには大きな力があります。
自己暗示でプラスイメージを持てば、つまり「自分はこういう人間だ」と思い込めば、その通りになることも可能です。
「どうせ人は変われない」という考えすら、思い込みに過ぎません。
以上、井出無動著『悩みが消え、性格までも変えられる!自分洗脳のすすめ』の要約と感想でした。
結論。自分の性格を変えたい方、悩みを解消したい方におすすめ。スピリチュアルな解決方法を知れる。ただし、最終章にある「夢への潜入」は難易度が高め。