スマートフォンにケースをつけていませんか?
スマホから外し、ケースの内側を覗いてみてください。
もしかすると、あなたのスマホケースにも黒いカビが生えているかもしれません。
この記事では、
- スマホケースにもカビが生える
- カビ対策の方法
など、「スマホケースに生えるカビの原因と対策」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
スマホケースに生えるカビの原因と対策
浴室や食べ物だけでなく、スマホケースにもカビが生えることをご存知ですか?
ケースの外側ではなく内側にカビは生えます。
ふだん目にしない場所ですので、カビが生えていることに気づいていない人も多くいるはずです。
なぜスマホケースにカビが?
スマホケースにカビが生えるのは、カビにとってスマホケース内側が生息しやすい環境だからです。
ケースとスマホの隙間は狭いため、ここに手汗などの水分が入り込むとなかなか抜けません。
結果としてケースとスマホの間は、ジメジメと湿った状態になりがちです。
くわえてケースとスマホの隙間には、使用しているうちにホコリや皮脂などの汚れが蓄積していきます。
ホコリや汚れはカビの餌となります。
スマホケースに定着したカビは、ケースの成分であるプラスチックを養分とし、生きることが可能です。
あなたのスマホケースはカビの餌になっていませんか?
スマホケースにはコクショクコウボやクロカビなど、黒いカビが生じやすいとされています。
健康被害はあるのか?
カバー内部に生じたカビは、私たちに健康被害をもたらすのでしょうか。
健康への影響については、専門家のなかでもさまざまな意見が存在します。
カビ研究の第一人者である浜田氏によれば、スマホケースに生えたカビに「健康被害の心配はない」そうです。
なぜなら、ケース内部のカビが外に漏れることはほとんどないからです。
外に漏れないということは、カビが体内に入ることはない、ということ。
カビが生えているパンは有害ですが、カビが生えているスマホケースを使っていても、健康を害するリスクは低いでしょう。
したがって、カビに対処すべきかどうかは「気分の問題」だといえそうです。
ケース内部にカビが生えることを「気持ち悪い」と感じる方には、ケースにカビ対策を行うことをおすすめします。
スマホをカビから守る方法
スマホケースをカビから守る方法は2つ存在します。
- ケースを外して掃除する
- ケースをつけない
1. ケースを外して掃除する
カビを防ぐためには、ときどきスマホからケースを外し、ケース内部を掃除するようにしましょう。
カビが生息できるのは、
- 湿気
- 栄養
などの条件が揃っている環境だけです。
ケースを外して内側の水分を拭き取り、溜まっているホコリや汚れもキレイにすれば、カビが棲みつきにくい環境にできます。
キッチン回りの油汚れを放置しておくとゴキブリの餌になるため、ゴキブリを寄せつけないためには、キッチンまわりをつねに清潔にしておくことが重要です。
スマホケースに生じるカビについても、おなじことがいえるでしょう。
ウェットシートでケース内部を拭いた場合には、じゅうぶん乾かしてからスマホにつけることをおすすめします。
2. スマホにケースをつけない
カビが気になって仕方ない方は、いっそケースを外してしまってはいかがでしょうか。
つまり、スマホにケースをつけないようにする、ということです。
ただしカビとは無縁になれるいっぽうで、今度は画面のヒビという別の問題が浮上してきます。
スマホに生じるカビとヒビ、あなたが避けたいのはどちらでしょうか。
どちらも避けたい場合には、ケースをときどき外し、内部をキレイに掃除するしかありません。
まとめ
スマホケースに生じるカビについてお伝えしてきました。
あなたのスマホケースにカビが生えているとしても、アレルギー疾患に怯える必要はなさそうです。
カビ研究第一人者の浜田氏は、「健康に影響があるとは考えていない」と語っています。
いっぽうで「いや、有害だ」と主張する専門家もいますので、最終的にどう考えるかはあなたの判断しだいでしょう。
なんにせよ、ケース内部に黒いカビがびっしり生えている状態は、とても気分の良いものではありません。
スマホにケースを装着している方は、健康被害云々はさておき、ときどきケースを外して内側を掃除するべきです。
あるいはいっそのこと、ケースを捨ててしまうのも良いでしょう。
ケースをつけていなければ、スマホ本体にカビが生えることはまずありません。
ケースとスマホの間にある隙間が問題。ここに湿気やホコリ、汚れが溜まる。
もし既にケースにカビが生えていた場合には、そのケースを捨て、
- 新しく買い直す
- ケースを卒業する
いずれかをお選びください。
以上、スマホケースに生えるカビの原因と対策でした。
結論。スマホでカビを飼育したくなければ、ときどき掃除するか、ケースを卒業すべし。健康被害についてはさまざまな意見があるが、対策するに越したことはない。
【参考文献】
浜田信夫『カビの取扱説明書』KADOKAWA、2020年
足にカビ(白癬菌)が生える病気、水虫についてはこちらです。
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