完璧主義者の多くは、仕事をこなすのが速くありません。
なぜなら、つねに完璧を目指すからです。
完璧主義者にとって、仕事をする上で重要なのは完璧に仕上げることであり、短時間でサクッと仕上げることではないのです。
ただし、組織のなかで働いていると、一つの仕事に好きなだけ時間をかけるわけにはいきません。
あなたが完璧さを求めれば求めるほど、全体の作業が遅れ、停滞し、他の社員に迷惑がかかってしまいます。
では、どうすれば良いのか。
完璧主義を活かせる仕事に就けば良いのです。
そこでこの記事では、
- 几帳面な性格を活かす
- 時間より完成度を優先する
など、「完璧主義者におすすめの仕事・職業」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
完璧主義者におすすめの仕事・職業4選
完璧主義な人間には、その几帳面な性格を活かせる仕事が向いています。
具体的には、
- 研究者
- 編集者
- デザイナー
- ブロガー
これらの職業です。
いずれかの仕事に就き、あなたの完璧主義っぷりを炸裂させることで、大いに活躍できる可能性があります。
せっかく完璧主義に生まれたのなら、仕事においてもとことん完璧主義を貫いてやりましょう。
1. 研究者
完璧主義者におすすめなのが研究職です。
大学教授として独自のテーマを研究したり、企業に所属し、研究開発などを行ったりするわけです。
研究には粘り強さが欠かせません。
1万通りの組み合わせを調べる、などといった作業も研究分野では日常茶飯事です。
ひとつ残らず検証する几帳面さ、細かさ、完璧さが求められる研究職に就けば、完璧主義を活かせるのではないでしょうか。
少なくとも、研究職の適性に関して、いい加減な人間よりも完璧主義者のほうが優っていることは間違いありません。
テキトーな人間が出した研究結果など信用できない。
2. 編集者
雑誌やWebメディアに掲載する文章・コンテンツを制作するのが編集者の仕事です。
企画を立て、ライター等へ仕事を依頼し、内容のチェックや校正をし、デザインをするなど、仕事内容は多岐に渡ります。
完璧主義者がなぜ編集者に向いているかといえば、編集は「ミスが許されない仕事」だからです。
いったん出版・公開してしまったコンテンツには、その後、手を加えることができません。
したがって、出版・公開する前に内容をとことんチェックしたり、あるいは作業スケジュールを管理して、納期に遅れないよう調整したりしなければならないのです。
誤字脱字だらけの文章など言語道断ですし、そもそも納期に間に合わないなど、あってはなりません。
出版日に間に合わなかった雑誌など、見たことないはず。
つまり、編集には完璧さが求められる、ということです。
完璧主義者の出番だといえるでしょう。
3. デザイナー
完璧主義者はデザイナーの素質を持っています。
なぜなら、デザインには完成形がなく、デザイナーはどこまでも理想を追い求めることができるからです。
完璧主義者というのは、「完璧にこなしたい」という情熱を持って物事にあたります。
それが食器洗いであれば、家族から「遅すぎ」とクレームをいわれます。
それがゲームであれば、コンプリートを求めるあまり、つい長時間プレイしてしまいます。
いずれも完璧主義が裏目に出ている。
ですが、デザインならどうでしょう。
デザインには、終わりがありません。
自らの理想を求め、どこまでも完璧さを追求できます。
「性に合っている」とは、まさにこのことではないでしょうか。
- グラフィックデザイナー
- CGデザイナー
- Webデザイナー
- ファッションデザイナー
- ゲームデザイナー
- プロダクトデザイナー
など、ひとことでデザイナーといっても、その専門分野は数多く存在しています。
天性の完璧主義を活かして、あなたはなにをデザインしますか?
4. ブロガー
完璧主義とブロガーは相性が良いといえるでしょう。
なぜなら、ひとりで記事内容の企画を立て、文章を書き、レイアウトを調整し、公開するブログは、たったひとりで編集者とライターの仕事を行なっているようなものだからです。
完璧主義が編集者に向いているなら、ブロガーにも向いているのです。
完璧主義者がブロガーになったら、
- 構成を練る
- 文章を校正する
- どっちの表現が良いか悩む
- 挿入する画像やイラストを決める
など、あらゆるポイントで頭を使い、自らが考える「完璧さ」を心ゆくまで追求できます。
ブログでどうやって稼ぐ?
ただしブロガーのデメリットとして、「稼ぐのが難しい」ことが挙げられます。
ブログで収入を得ようとしたら、
- 広告収入
- アフィリエイト収入
このあたりがメインになってきます。
いずれも、今日からブログを始めて来月には月収20万円、とはいきません。
SEOというものの関係上。地道に収益を増やしていくことになる。
まずは副業としてブログを始め、収益が増えてきたら脱サラしてプロブロガーへ転身する、といった道もあるでしょう。
ブログというのは、
- デザイン
- レイアウト
- 見出しの形
- 見出しの色
- フォントの色
- フォントの大きさ
など、あらゆる部分を自分で好きなようにカスタマイズできます。
どれだけ時間をかけて完璧さを求めたところで、「遅い」とあなたに文句をいう人間はいません。
ひとりで仕事が完結するという意味において、ブロガーは、完璧主義にとって最適な職業なのかもしれません。
ブログなら、一から十まですべて自分の理想を追い求めることができるからです。
まとめ
完璧主義者におすすめの仕事・職業をお伝えしてきました。
- 研究者
- 編集者
- デザイナー
- ブロガー
これら4つが、完璧主義者に向いている職業です。
なかでもとりわけ適性が高いのは、ブロガーでしょう(いわば天職)。
- 仕事がひとりで完結する
- こだわれるポイントが多い
- 作業スピードは重要でない
といったブログの特性が、完璧主義者の特性にマッチしているからです。
ただし、ブロガーとして生活するのはハードルが高く、これが唯一のネックだといえます。
生活できるだけの収入を得るのが難しい。
もしブロガーとなって完璧主義を発揮するとしても、いきなり会社を辞めたりせず、まずは副業ブロガーとしてキャリアをスタートしてみてください。
完璧主義者という意味では適性があるとしても、文章力という点において、適性に欠けている恐れがあるからです。
文章が下手クソだったらブロガーには向いていない。
以上、完璧主義者におすすめの仕事・職業でした。
結論。世の中には完璧さが求められる仕事と、そうでない仕事がある。重要なのは、「完璧さが求められる(評価される)仕事」に就くこと。
スピードが命であるスーパーのレジ店員には不向き。
どの仕事もピンと来なかった方は、発想を転換し、いっそ完璧主義を卒業してはどうでしょうか。