高速道路など、片側2車線以上ある道路が渋滞しているときに、やたら車線変更を繰りかえすドライバーがいます。
右側が進みだしたら右の車線へ、左側が進みだしたら今度は左の車線へ、という具合です。
周囲の顰蹙を買ってまで、彼/彼女らはなぜ車線を変更しまくるのでしょうか。
この記事では、
- 忍耐力の欠如
- トイレに行きたい
など、「渋滞で車線変更を繰り返す人の心理」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
渋滞で車線変更を繰り返す人の心理3選
渋滞中に車線を変えると、ほかのドライバーの迷惑になります。
車線変更をしてくるクルマのために、ほかのドライバーがスペースを空けてやらないといけないからです。
ですので、
- SAやPAに寄りたい
- 次のICで高速を降りたい
といった事情がない限り、渋滞している環境下では、ふつう車線を変えたりしません。
そんな暗黙のルールを無視して車線を右往左往してしまう一部のドライバーは、
- 我慢できない
- トイレに行きたい
- 単純
いずれかに該当しているはずです。
1. 我慢できない
まず考えられるのは、忍耐力の欠如です。
車線変更を繰りかえすドライバーは、スムーズに走れないことにたいしてイライラしているのでしょう。
少しでも早く目的地に着くためなら、周囲の迷惑などお構いなし、というわけです。
ゆえに彼/彼女らはいきなりウインカーを出し、強引に割りこんできます。
犬ですら大好物のおやつを前にして「待て」の指示に従えますが、忍耐力のないせっかちなドライバーには、「待て」ができません。
そんな渋滞中に車線変更をしまくるドライバーのことを、私たちは、止まったら死んでしまうマグロだと考えるべきです。
ボンネットの上に鳥がフンをしても許せますが、人糞が載っていたら許せません。
車線変更もおなじです。
「自分勝手なドライバーだ」と思うと腹が立ちますが、マグロだと思えば許せます。
2. トイレに行きたい
「渋滞しているときに車線変更を繰りかえすべきでない」
という一般常識は持ち合わせているものの、いまはトイレに行きたくて仕方がないのかもしれません。
ゆえに、車線変更を繰りかえし、進んでいる車線に移ろうとしているけです。
たとえるなら、救急車のようなものだといえます。
緊急走行するとき、救急車はほかの車を道路脇にどかして走って行きます。
トイレに行きたいドライバーもおなじです。
大便や小便が漏れそうな状況であり、ドライバーにとってはいわば緊急走行中なのです。
ですので、周囲にたいして「申し訳ない」と思いつつ、車線変更を繰りかえしている可能性があります。
漏れるか間に合うか、一刻を争う事態なので、やや身勝手な運転になってしまうのも仕方がありません。
渋滞していると車はぜんぜん進みませんが、いっぽうで大便や小便は、交通状況に関係なく股間にむかって前進してくるからです。
3. 単純
渋滞している状況において車線変更を繰りかえすドライバーは、単純というか、何も考えていないのかもしれません。
ところで世の中には、「走光性」と呼ばれる性質をもった生物がいます。
たとえばハエや蛾は正の走光性をもっているため、光のあるほうへ近づきます。
夏の夜にハエが室内に入ってきたり、蛾が窓ガラスにとまっていたりするのは、そのためです。
いっぽうで、ミミズやゴキブリは負の走光性をもち、明るい場所を避ける性質があります。
これらは本能的な反応であって、理屈うんぬんの話ではありません。
渋滞中に車線変更をしまくるドライバーもおなじで、動いている車線に移動したくなる「走車線変更性」を有しているだけで、これといった考えはないのでしょう。
車線変更を繰りかえすドライバーを見て、
「あの人さっきから危ないな。なにを考えてるんだろう」
などと不思議に感じる人がいます。
「なにも考えていない」が答えです。
まとめ
渋滞で車線変更を繰り返す人の心理をお伝えしてきました。
- 我慢できない
- トイレに行きたい
- 単純
左右の車線をウロチョロ行き来するドライバーは、いずれかに当てはまっています。
もしあなたが乗っているクルマのドライバーが車線変更をしまくっているなら、やんわりと諭してあげてください。
事故を起こしたり、ほかのドライバーとトラブルになってからでは手遅れだからです。
車線を変更する際に、車線の間をすり抜けてきたバイクと衝突してしまったら、洒落になりません。
ほかのドライバーが車線をチョコチョコと変えているなら、マグロ認定し、放っておきましょう。
以上、渋滞で車線変更を繰り返す人の心理3選でした。
結論。せっかち、漏れそう、反射、どれか。理由がなんであれ、渋滞時の車線変更は無意味。ただ顰蹙を買うだけで、たいして進めないから。
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