クリスマスにプロポーズしようと考える人は少なくありません。
なぜなら、クリスマスを「1年で1番ロマンチックな日」だと思い込んでいる人が多いからです。
クリスマスは一部のキリスト教徒が祝うイエス・キリストの降誕祭であって、ここにロマンチックさを見出すのは難しいといえます。
たとえるなら、小野妹子の誕生日を「ロマンチックな日」だといっているようなものです。
むしろ、織姫と彦星が年に1度だけ会える七夕(7月7日)のほうが、よほどロマンチックではないでしょうか。
この記事では、
- 結婚記念日にはならない
- ベタで意外性がない
など、「クリスマスのプロポーズに潜む2つの欠点」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
クリスマスのプロポーズに潜む2つの欠点
クリスマスにプロポーズをするのが名案かどうかは、微妙です。
なぜならクリスマスのプロポーズには、
- 結婚記念日にはならない
- ベタで意外性がない
これらのマイナス面があるからです。
1. 結婚記念日にはならない
クリスマスにプロポーズをし、成功したとしても、クリスマスがそのまま結婚記念日になるわけではありません。
なぜなら、結婚記念日というのはたいてい、役所へ婚姻届を提出した日をいうからです。
クリスマスにプロポーズをしたら、ふたりの結婚記念日は、12月26日以降になるでしょう。
プロポーズは「結婚しよう」というただの口約束に過ぎません。
結婚記念日にしたい日が他にあるならともかく、もし12月25日をふたりの記念日としたいのであれば、12月25日のディナーでプロポーズしていては手遅れです。
婚姻届の提出は翌日以降になってしまいます。
というのも、当事者2名にくわえ、ほかに2名以上の保証人を立てなければ婚姻届は出せないからです。
保証人2名のサインや捺印をもらう手間を考えたら、12月24日にプロポーズをして、12月25日の入籍でも間に合うかどうか、といったところです。
クリスマスの入籍を希望するなら、プロポーズは12月中旬に済ませてしまったほうが良いのかもしれません。
そうすれば、余裕をもってクリスマスに婚姻届を出せるはずです。
2. ベタで意外性がない
クリスマスのプロポーズは発想がありきたりで、ベタです。
クリスマスに豪華なディナー、お洒落なホテル、いつもよりビシッとした服装、漂う緊張感、これはもう、プロポーズ確定です。
たとえるなら、サスペンス映画で一人フラフラとどこかへ行ったヤツが、まず最初に死んでしまうのとおなじくらいベタで、容易く想像できてしまいます。
そしてクリスマスのプロポーズには、どこか「周りの空気に流された感」があるのも看過できません。
たとえば、誕生日でもない日に恋人から立派なプレゼントをもらったら、驚くでしょうし、嬉しく感じるはずです。
というのも、「誕生日」という理由がないのにプレゼントをくれた事実に、恋人の愛情を感じるからです。
誕生日は「恋人にプレゼントを渡すもの」と決まっているため、なにかもらっても意外性や驚きはありません。
プロポーズもおなじです。
クリスマスにプロポーズをする男性が多いからこそ、かえってなんでもない日にプロポーズしたほうが、彼女に愛情が伝わるのではないでしょうか。
クリスマスの浮かれたテンションで勢いに任せてプロポーズしたわけではないことが、ハッキリ相手に伝わるからです。
バレンタインデーにもらう手作りお菓子よりも、なんでもない日に彼女がくれた手作りお菓子のほうが「おれ、愛されてるなぁ」と感じられるようなものです。
まとめ
クリスマスのプロポーズに潜む2つの欠点をお伝えしてきました。
- 結婚記念日にはならない
- ベタで意外性がない
これらがクリスマスに求婚する負の側面です。
世の中には、
- 家でくつろいでいるとき
- 車で自宅の駐車場に着いたとき
など、なんでもない日常のワンシーンでプロポーズする人もいます。
LINEでプロポーズをするシャイなお笑い芸人もいます。
そもそもクリスマスはロマンチックな日でもなんでもなく、ただ一部のキリスト教徒がイエス・キリストの誕生を祝う日ですので、12月24日ないし25日に固執する必要はないでしょう。
それでもあなたは、クリスマスのプロポーズ大作戦を決行しますか?
以上、クリスマスのプロポーズに潜む2つの欠点でした。
結論。結婚記念日がクリスマスになるわけではない。ただ結婚の口約束をするだけ。そして、ベタ。なんでもない日の唐突なプロポーズには"結婚したい想いが溢れた感"があるが、クリスマスにはそれがない。ある意味クール。殺人事件でいえば計画的犯行ってやつ。そもそも、ロマンチックさでいえば七夕の勝ち。
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