「同棲を始めたカップルはすぐ別れる」
こんな噂話を見聞きしたことはありませんか?
「同棲したら別れる」というのは都市伝説のようなもので、実際のところは、それぞれのカップル次第です。
当然ながら、同棲したすべてのカップルがバッドエンドを迎えているわけではありません。
そこでこの記事では、
- 結婚願望があるかどうか
- 相手への期待を捨てる
など、「カップルが同棲して別れないための注意点」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
カップルが同棲して別れないための注意点
カップルが同棲生活を送るうえで大事なポイントは、大きく2つあります。
- 結婚を考えていること
- 恋人に期待しないこと
これら2つに注意するだけで、同棲に失敗するリスクをグッと抑えられます。
1. 相手との結婚を考えているか
たとえば映画には、
- ハッピーエンド
- バッドエンド
これら2通りの結末が存在します。
じつは同棲も映画とおなじで、
- ハッピーエンド
- バッドエンド
いずれかの結末しかありません。
同棲の場合、ハッピーエンドは結婚で、バッドエンドは破局です。
同棲を始めた恋人と別れたくないと考えているなら、結末は「結婚」のみです。
ゆえに破局を避けるためには、相手といずれ入籍したい、という意思が欠かせません。
結婚する気がないのに同棲を始めるのは、たとえるなら、使う予定がない紙袋をとっておくようなものです。
なんとなくしまっておいた紙袋がいつか捨てることになるのとおなじで、なんとなく始めた同棲生活は、いつか解消することになります。
なぜなら同棲というのは、結婚の前段階だからです。
同棲はいわば、結婚生活の"お試し期間"のようなものです。
恋人との結婚願望がない場合、同棲をスタートさせるべきではありません。
結婚願望がないのに婚活パーティに参加しているも同然で、ナンセンスだからです。
ただし、同棲を始める前の時点で「結婚願望」を抱いていなくても大丈夫です。
いっしょに生活しているうちに、結婚を意識するようになるかもしれません。
ただし、「交際するのは良いけど、結婚は考えられない(収入面など)」と考えている恋人との同棲は、避けたほうが良いでしょう。
同棲の解消時には、家賃や引っ越し、持ち物などについて、いろいろと揉めますのでご注意ください。
2. 相手に期待しないこと
カップルが同棲するとき、もっとも邪魔になるものはなんだと思いますか?
使っていない健康器具でも、趣味で集めているキャラクターフィギュアでもありません。
同棲生活でもっとも邪魔なのは、彼氏や彼女への期待です。
恋人への期待というのは、たとえば、
- 洗濯してくれるはず
- 料理を作ってくれるはず
- トイレを出たら手を洗うはず
- 洗面台をびしょ濡れにしないはず
- 埃に気づいたら掃除してくれるはず
などといった、自分にとって都合の良い予測をいいます。
これらの期待はすべて捨ててしまいましょう。
なぜなら、期待は「怒り」を生む原因になるからです。
期待通りに行動してくれない人にたいし、私たちは不満や怒りを抱きがちです。
「なんで起こしてくれないんだ(起こしてよ)」ってな具合です。
期待が裏切られた結果として、言い争いや喧嘩に発展しかねません。
大切なのは、自分と相手はまったく別の人間なのだと認識することです。
というのは、いくら仲良しのカップルであっても、すべての価値観が一致することはあり得ないからです。
たとえば、
- バスタオルは毎日洗う
- バスタオルは3日に1回洗う
など、バスタオル1つとっても、それぞれの価値観や常識、考え方があります。
「すべて自分とおなじように考えるはず」だと決めつけるのは、傲慢です。
コツは「犬」だと思うこと
そこで期待を手放すために、同棲する彼氏や彼女のことを、犬だと思ってみてください。
犬種は、ビーグルでも芝犬でもなんでも構いません。
飼い犬にたいして、
- 調理
- 掃除
- 洗濯
- 食器洗い
- ゴミ出し
などをやってくれるはずだと期待する人間は、この世にいません。
彼氏や彼女もおなじで、犬だと考え、いっさいの期待を捨てましょう。
犬といっしょに生活しているイメージで過ごせば、同棲生活はうまくいきます。
なぜなら、ガッカリしたりイライラしたりする場面がグッと減るからです。
「廊下の電気がまたつけっぱなし……だけど、仕方ないか。フレンチ・ブルドッグちゃんだし」
ってな具合です。
価値観のズレを擦り合わせる
カップルで同棲を始めたら、2人でやるべきことがあります。
お互いがもつ価値観のズレや違いに気づき、1つずつ落とし所を見つけていくこと、です。
たとえば先述のバスタオルの例で考えてみます。
- 彼女:毎日洗いたい
- 彼氏:3日に1回で良い
このように意見が分かれたら、どちらかがパートナーに歩み寄るか、あるいはお互いが歩み寄る折衷案を見つけましょう。
自分にとってさほどこだわりのない事柄であれば、「じゃあ、バスタオルは1回使ったら洗うようにしよう」などと譲歩すれば、2人のズレを1つ解消できます。
このようにして価値観のズレをすり合わせていった末に待っているのが、結婚です。
いっぽうで、
- ドケチ
- 浪費家
- 酒癖が悪い
- アイドルが好きすぎる
- ギャンブルをやめない
- 休日にずっと寝ている
- すぐ仕事を辞めてしまう
など、どうしても見過ごせないズレ(欠点)があった場合、パートナーと結婚すべきではありません。
同棲を解消し、相手と別れるのが正しい判断でしょう。
結婚前にこのような本性を知れただけで、同棲した意義があったというものです。
結婚後に別れるとなると「離婚」となり、戸籍にバツがつき、社会的なイメージがよろしくないからです。
まとめ
カップルが同棲して別れないための注意点をお伝えしてきました。
- 相手との結婚を視野に入れていること
- 相手に期待しないこと(犬だと思うこと)
これら2つのポイントを抑えておけば、同棲後の破局は避けられることでしょう。
「同棲すると恋のドキドキやトキメキが消える」
などという人もいますが、結婚すれば、いずれいっしょに生活することになります。
相手にずっとドキドキキュンキュンしていられるわけではありません。
そもそも同棲を解消したくなるのは、ドキドキが減るからではなく、イライラが増えるから、です。
イライラを増やさないために「犬と生活」だと思っていれば、万事OKです。
それからたとえば、2人でジェットコースターに乗るとき、片方だけが注意事項を知っていれば良いわけではありません。
2人で搭乗するなら、事故を避けるために、2人とも注意事項を把握しておく必要があります。
同棲生活もおなじです。
同棲は2人で行うものなので、1人だけ注意事項を頭に入れていても役に立ちません。
パートナーにも上の内容を伝え(この記事を読ませるなど)、2人で「うまくいく秘訣」を共有してください。
以上、カップルが同棲して別れないための注意点でした。
結論。結婚を考えていること。期待しないこと。結婚を考えていなければバッドエンド(破局)を迎えるのは明らかだし、期待は、イライラを生む原因になるから。
同棲時の家賃負担について、当サイトにはこんな記事があります。