結婚はよく「一生に一度のこと」などといわれます。
とりわけ、挙式や披露宴の打ち合わせにおいて、ウェディング関係者がポンポンと使うフレーズです。
「費用をケチると後悔するかもよ。だって、一生に一度なんだから」ってなもんです。
こんなセールストークに騙されることはありません。
なぜなら、結婚が一生に一度かどうかは、人によって異なるからです。
この記事では、
- 一生に一度はただの願望
- 結婚式はケチったほうが良い
など、「結婚が一生に一度とは限らないこと」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
結婚が一生に一度とは限らない
結婚が、私たちの人生において一度きりの出来事であるとは限りません。
なぜなら、制度上は離婚ができて、ほかの人と再婚することが可能だからです。
事実、世の中には一生に一度どころか、二度、三度、あるいはもっとたくさんの結婚を経験したり、結婚式を挙げたりしている人がいます。
ウェディングでしばしば使われる「一生に一度」というフレーズは、「そうだといいね」というただの願望に過ぎません。
愛する人と愛し合ったまま人生を添い遂げられたら良いね、ってな願い、もしくは理想です。
結婚式が人生最大の後悔になる
ところであなたは、結婚式が孕む恐ろしさに気づいているでしょうか。
結婚式が怖いのは、一生に一度の思い出が、ずっと「良い思い出のまま」であるとは限らない点です。
たとえば、友人とハワイ旅行をした思い出は、何年経ってもずっと良い思い出として残ることでしょう。
ときどきビーチの景色を思い出しては、「またハワイに行きたいな」などと懐かしく感じるかもしれません。
いっぽうで結婚には、将来どこかのタイミングで離婚をするリスクがあります。
もしパートナーと離婚したらどうでしょうか。
500万円かけた結婚式と披露宴は、一生に一度の思い出から、人生最大の後悔へと転落します。
「結婚式にあんな大金使うんじゃなかった。あんな最低なヤツとの結婚に」ってなもんです。
忘れ去りたいほど嫌な思い出になるリスクが、結婚式にはあります。
ですので、結婚式にかける費用は、 とことんケチるに限ります。
結婚式にかける費用はとことんケチるべし
挙式や披露宴など、ウェディング関係の出費にはご注意ください。
結婚式というのは、たとえるなら、車を買うようなものです。
どんな安い自動車に乗っていても、数千万円の高級車に乗っていても、事故を起こすリスクは変わりません。
3,000万円の高級車を乗り回せば気分は最高でしょうが、いっぽうで、交通事故を起こして廃車になってしまうリスクを孕んでいます。
クラッシュして木っ端微塵になった高級車を見た私たちは、「3,000万円が」と絶望するに違いありません。
ウェディングもおなじです。
結婚式や披露宴にお金をかければかけるほど、同時に、離婚したときの後悔や精神的ダメージもデカくなっていきます。
ちょうど、高い値段の車であるほど、事故を起こしたときにショックが大きくなるようなものです。
もしかするとあなたは「離婚なんてしないから大丈夫」だと思っているかもしれません。
それは、離婚したすべての夫婦が結婚当初に思っていたことです。
そもそも、離婚なんてするはずがない、この人しかいないと確信したからこそ、結婚しているともいえます。
しかし現実は、思い通りにはいきません。
パートナーの浮気や不倫、借金が発覚して、離婚にいたる夫婦も少なくないのが実情です。
たとえるなら、この先1週間の天気をすべて自分の思い通りにはできないようなものだといえます。
私たちにできるのは、結婚式の費用をとことんケチり、離婚に備えたリスクヘッジをしておくことくらいです。
最悪のケースを想定しておいて損はないはずです。
まとめ
結婚式が一生に一度であるとは限りませんし、ずっと良い思い出のままあり続けるとも限りません。
ですので、結婚式に多額の費用をかけるのはリスキーだといえます。
そもそも、結婚式を「人生で一番幸せな瞬間」だと決めつけてくるウェディング関係者は、お客にたいして失礼です。
なぜなら、「どうせ結婚式が人生のピークなんでしょ」といっているも同然だからです。
ところであなたは、紙屑になってしまうリスクがある金融商品に、500万円を投資しますか?
最悪の場合、投資した資金500万円は消えてなくなってしまいます。
おそらく、そんな危ない橋は渡らないでしょう。
結婚式もおなじです。
いつか「最悪の思い出」になりかねないイベントに500万円をかけるのは、リスクの高い金融商品を500万円分買っているようなものだといえます。
ウェディングプランナーは「ケチると後悔するよ。一生に一度なんだから」とお客を説得しますが、結婚式にお金をかけるほど離婚時の後悔がデカくなることも、忘れるべきではありません。
以上、結婚が一生に一度とは限らないことについてでした。
結論。制度上、夫婦は離婚できるので、結婚が一生に一度であるとは限らない。むしろ離婚時の精神的ダメージ、経済的ダメージを考慮するなら、結婚式にかける費用は抑えるのが賢明。いっそ結婚式そのものを取りやめてもOK。
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