「人のためにお金を使うと幸せになれる」例外はケチ

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

f:id:MORIKO:20201229171641p:plain

世間一般では、自分ではなく、人のためにお金を使ったほうが高い幸福感が得られるとされています。

 

たとえば、祖父母に食事をご馳走する、といったお金の使い方です。

というのも、人のためにお金を使うと他者貢献感(人の役に立っている実感)が得られ、この世の中における自分の必要性を感じられるからです。

 

とはいえ、すべての人が「人のためにお金を使ったほうが幸せになれる」という単純な話ではありません。

とくに「ケチな人物」にはこの幸福論が適用されませんので、無理して人にお金を使わないようご注意ください。

 

この記事では、

  • 他人を利用して幸せを手にする
  • ケチが気高く生きるべき理由

など、「人のためにお金を使うと幸せになれるが、ケチは例外」であることについてわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ケチは無理して人にお金を使う必要なし

f:id:MORIKO:20201229171321p:plain

お金の正体は「物々交換を媒介する道具」です。

 

お金は道具なので、 

  • ドリル
  • ハンマー
  • ノコギリ
  • ドライバー

などとおなじで、その使い方が肝心です。

 

幸せになれるお金の使い方としては、

  1. 物より経験に使う
  2. 自分ではなく人に使う

といったことがよくいわれています。

お金と幸せに関する本にこういった記述がしばしば出てきますし、世の中には、SNSを通じて他人にお金を配っている人もいます。

お金を配っている本人は、人の役に立てて幸せだという。

 

とはいえ、お金と幸せのルールは万人に当てはまるものではありません。 

たとえばケチな人間は、このルールに該当しない、いわば例外的存在です。

 

ケチには当てはまらない

f:id:MORIKO:20201229172422p:plain

親孝行として、エアコンを買い、実家に設置したとします。

部屋にエアコンがあれば夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるので、両親は喜ぶことでしょう。

 

エアコンをもらって嬉しそうにする親を見て、贈った子自身もまた、幸せな気分になります。

なぜなら、親の役に立てた(貢献できた)ことで、自己肯定感が高まるからです。

 

つまりプレゼントを通して、自分は世の中で必要とされている人間なのだと感じられる、ということです。 

 

話をケチに戻します。 

ケチな人間は、人のためにお金を使い、他者を喜ばせる必要がありません。

なぜなら、自分が欲しいものを買うだけで、じゅうぶん幸せな気分になれているからです。

 

他人にお金を使わなくとも、そもそもケチの自己肯定感は高い、ということです。

他人をハッピーにして自分もハッピーになる必要性がないので、ケチな人間は、他人にお金を使う気になれないのだといえます。

 

であれば、「お金は人のために使ったほうが幸せになれる」といったアドバイスに従い、無理して親や兄妹にプレゼントを渡すことなどありません。 

 

 

ケチが堂々と交際費をケチるべき理由

痩せている人間にダイエットは不要です。

ケチな人間もおなじで、「他人へのプレゼント」にお金を使う必要はありません。

 

f:id:MORIKO:20201229173723p:plain

結局のところ、私たち人間の行動はすべて「自分のため」です。

人のために行っているように見える行動も、動機をたどれば、自分自身を満たしたい欲求にぶつかります。

 

たとえば、孫におもちゃを買う高齢者は、

  • 孫を喜ばせて自分が幸せになりたい
  • 孫に嫌われてイヤな思いをしたくない

といった理由で、本質的には孫ではなく、自分のためにお金を使っています。

自分自身が気持ちよくなるため、です。

 

ただ孫を媒介して自らの幸せを手に入れているだけなので、優しくて立派な祖父母だと考えるのは、表面しか見ていないといえます。

 

いっぽうでケチな人間は、自分自身が幸福になるために他者を媒介しません。

  • 洋服
  • 旅行
  • 腕時計
  • バッグ
  • うな重
  • マッサージ

これらの商品やサービスを自分に買い与え、幸せになっています。

ケチの幸せは自己完結しており、他人を"利用"していないのです。

 

ゆえに、ケチを自覚している方は、自信と誇りを持つべきではないでしょうか。

なぜならケチは、人を巻き込むことなく幸せになれる「稀有な才能」の持ち主に他ならないからです。

 

まとめ

f:id:MORIKO:20201229175027p:plain

「自分ではなく、人のためにお金を使ったほうが高い幸福感が得られる」

これは一般論であり、すべての人間に当てはまるわけではありません

 

たとえるなら、すべての人間にとって7時間睡眠がベストではないのとおなじです。

7時間睡眠に「ショートスリーパー」という例外が存在するように、理想的なお金の使い途にもまた、「ケチ」という例外が存在しています。

 

ケチな人間が上のアドバイスに従って他者にお金を使っても、幸福感は得られないでしょう。 

むしろ出費にたいして苦痛を感じるはずです。

なぜなら、ケチだからです。

 

とはいえケチな人間は、「人にお金を使わないこと」について、後ろめたさを覚える必要はありません。 

なぜなら、羽振りが良い人間もまた、結局は「自分の幸福のため」に人を利用しているに過ぎないからです。

 

自分が幸せになりたい、という目的はおなじで、その手段が違っているに過ぎません。 

ケチは自己完結しますが、そうでない人々は他者にお金を使い、ワンクッション置いて自分が幸せになっています。

 

他者に気を遣わせないぶん、ケチな人間のやり方のほうがスマートだといえるでしょう。

 

以上、人のためにお金を使うと幸せになれるが、ケチは例外、でした。

結論。ケチは、人を巻き込むことなく幸せになれる稀有な才能の持ち主。無理して人に食事を奢ったり、SNSでお金を配ったりしなくて良い。

 

www.shortshortshort.jp

ケチの別表現に関して、当サイトにはこんな記事があります。 

 

www.shortshortshort.jp

お金について、当サイトではこんな本を紹介しています。