2021年4月にデビューしたホンダの新型ヴェゼル(2代目)には、グレードに応じて2種類のウインカーが設定されています。
フロントウインカーは、
- 流れる(シーケンシャル)
- 流れない
この2タイプです。
リアのウインカーは「流れないタイプ」のみとなっていて、グレードによる違いはありません。
ではいったい、どのグレードがシーケンシャルで、どのグレードが流れない仕様になっているのでしょうか。
この記事では、
- シーケンシャルウインカーはどれ
- デイライトとおなじ光源を使う弊害
など、「ホンダ新型ヴェゼルのウインカー」についてわかりやすく解説します。
細部までとことん追求するため、ぜひ参考にしてみてください。
ホンダ新型ヴェゼルのウインカーは2種類
2021年にデビューした新型ヴェゼルには、4つのグレードが存在しています。
グレード名と税込価格(FF)は以下の通りです。
- G_227万9,200円
- e:HEV X_265万8,700円
- e:HEV Z_289万8,500円
- e:HEV PLaY_329万8,900円
Gのパワートレーンだけがガソリンエンジンで、e:HEVから始まる残り3つはハイブリッドです。
このうち、低価格の2グレードには「流れない」ウインカーが、高価格の2グレードには「流れる(シーケンシャル)」ウインカーが、それぞれ標準装備されています。
ちなみに、シーケンシャルを流れないウインカーに変える、といった選択はできません。
ラーメンのトッピングと違って、好きなように選べたりはしない、ということです。
流れるウインカーが好き? 嫌い?
もしシーケンシャルウインカーを希望するのであれば、新型ヴェゼル上位2グレードのうちどちらかを選ぶことです。
具体的には、
- e:HEV Z
- e:HEV PLaY
このいずれかです。
シーケンシャルウインカーはハイブリッドモデルにのみ装備されていて、ガソリン車(G)では選べません。
ディーラーオプションでお金を払ってシーケンシャルウインカーに変更する、こんなカスタマイズも不可能です。
それにたいして、もし流れるウインカーが嫌いだとしたら、
- G
- e:HEV X
いずれかのグレードを選ぶことです。
カッチンカッチンという通常のウインカーが装備されていて、流れ星のようにキラキラ流れたりはしません。
フロントウインカーにはこうした差異がありますが、後ろのウインカーは全グレードおなじ仕様となっています。
リアのウインカーは流れません。
ボディ両端(500円玉くらいの面積)が、カッチンカッチンと光ります。
つまり、グレードによるウインカーの違いがあるのはフロントだけだ、ということです。
新型ヴェゼルのウインカーの欠点
新型ヴェゼルのフロントウインカーには欠点があります。
見た目が美しくないこと、です。
ヴェゼルは全グレードにデイタイムランニングランプ(デイライト)が標準装備されています。
そして、このデイライト部分がウインカーも兼ねています。
光源を共有している、ということです。
したがって、たとえば右にウインカーを出すと、右側のヘッドライトが黄色、消灯、黄色、消灯、という点滅を繰りかえします。
左側は白いデイライトが点いたままです。
これは正面から見ると滑稽で、人によってはダサいと感じます。
イメージとしては、白い電球が2つ並んで点灯していて、うち片方だけが黄色、消灯、黄色、消灯、と点滅するような感じです。
お世辞にも美しいとはいえません。
ザ・コストカット仕様で、みみっちくて、ケチくさくて、しみったれています。
デザインの美しさが国内外で高く評価されているマツダ車は、ウインカーとデイライトの光源を分けています。
マツダの車が右左折する際、なんら違和感はなく、むしろ明滅の仕方にとことんこだわっているがゆえの「美しさ」さえ感じられます。
もしウインカーのデザインや点滅方法にこだわるのであれば、新型ヴェゼルはおすすめしません。
ダサいからです。
ちなみに、新型ヴェゼルのデイタイムランニングランプ(デイライト)は、車内モニターの設定でオフにできます。
もしヴェゼルを買うとしたら、デイライトを常時OFFにしておくのが良いでしょう。
出荷時にはデイライトの設定がONになっているため、納車されてから自分で変更する必要があります。
まとめ
新型ヴェゼルにはこれら4つのグレードがあり、
- G_227万9,200円
- e:HEV X_265万8,700円
- e:HEV Z_289万8,500円
- e:HEV PLaY_329万8,900円
車両価格が高い2グレードに、シーケンシャルウインカーが標準装備されています。
ハイブリッドのエントリーモデルe:HEV XとガソリンモデルGのウインカーは、流れません。
オーソドックスなカッチンカッチン方式です。
どのグレードを買うにせよ、デイライトとウインカーともにおなじ光源を使っていて「右左折時にカッコ悪い姿になる」ので、新型ヴェゼルのデイタイムランニングランプはOFFにしておくことを推奨します。
もしウインカーの美しさにこだわるのであれば、マツダ車も検討してみてください。
新型ヴェゼルとおなじボディサイズを有しているのは、CX-30という車種です。
以上、ホンダ新型ヴェゼルのウインカーについてでした。
【結論】上位2グレードはシーケンシャル。下位2グレードは流れない方式。ウインカーがデイライトを妨害してみっともない有様になるので、全グレード標準装備のデイライトは常時オフが好ましい。ウインカーも含めデザインの「美」にこだわっているのはMAZDA。
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