たとえ高級腕時計になんら魅力を感じないとしても、口にしたり、ネットに「下品だ」などと書き込んだりするのは控えておきましょう。
なぜかというと、恥ずかしい言動だからです。
私たちが「高級腕時計なんていらない」と言い放ったところで、言葉どおりに解釈してくれる人はいません。
「強がっちゃって。ほんとうは欲しいのに買えないだけでしょ」
こんな調子でバカにされるだけです。
もし高級腕時計がいらないなら、
- 買わない
- もらわない
こうした姿勢を貫くだけでじゅうぶんです。
「いらない」と主張すればするほどダサい人間になりかねないため、ご注意ください。
この記事では、
- 要らないモノを要らないと言う?
- グラビアアイドルと交際したくない宣言
など、「高級腕時計をいらないと言い放つ恥ずかしさ」をわかりやすく解説します。
マイナスにしかならない損な発言をしないよう、ぜひ参考にしてみてください。
高級腕時計をいらないと言い放つ恥ずかしさ
「高級腕時計なんていらない」
私たちがこう発言したり、ネットに書き込んだりしたとき、「あの人は高価な腕時計に興味がないんだな」と受け取る人はいません。
言葉の裏側に妬みや僻みの感情を見出して、バカにしてきます。
それもそのはずで、どこかの金持ちが私たちに高級腕時計をプレゼントしようと企てているのでもない限り、わざわざ「いらない」と公言する必要がないからです。
「このロレックスいる?」と誰かに聞かれたなら、「いらない」と答えるのは自然です。
誰にも「このロレックスいる?」と聞かれていないのに「いらない」と言い放つのは、滑稽です。
買えないと買わないは大違い
高級腕時計ブランド・HUBLOTのMP-05 ラ・フェラーリというウォッチは、世界50本限定で、価格は1本3,342万1,500円です。
田舎なら土地つきの一戸建てが買える金額です。
こうした「超」がつく高級腕時計は、たいていの人にとって"買わない"のではなく、買えない商品だといえます。
いらないというより、欲しくてもどうにもならないといったほうが正確です。
けっして手が届かない高級腕時計を「いらない」といって断るシーンがあるとすれば、誰かが贈ろうとしてくれたときくらいでしょう。
"どこかの金持ちから高級腕時計をプレゼントされそうな危機"に直面していない人間は、いるかどうかを明言する必要はありません。
スタンスを明らかにしなくて構いません。
むしろ、黙っていたほうが賢明です。
というのも、まるで「グラビアアイドルとなんて付き合いたくないね」と言い放っているようなもので、ダサいからです。
そもそも付き合えないだろ、と突っこまれてしまうように、そもそも数百万円の時計を買えるのかよ、と周りに一蹴されてしまいます。
余計な恥をかくことはありません。
高級腕時計もピンキリ
いくらからを「高級」と捉えるかは人それぞれです。
たとえば、ルイ・ヴィトンが出しているタンブールストリートダイバーという腕時計は、1本94万8,200円で売っています。
これはほとんどの人にとって「高級腕時計」ですが、一部のお金持ちにしてみれば、眼中にありません。
億万長者や富裕層に属する腕時計マニアは、リシャールミルのRM050を欲しがります。
価格は7,770万円です。
あるいは、リシャールミルのRM056を買うのかもしれません。
価格は1億4,700万円です。
私たちが「高級腕時計」といったとき、そこには30万円のオメガから、1億超えのリシャールミルまでが含まれています。
五本指ソックスと違って、要る・要らないで語れるレベルではありません。
プライドを守るための自己欺瞞
手が届きそうにないモノと出会ったとき、私たちはしばしば価値観をひっくり返して、自分自身を騙します。
「あんなカッコいい腕時計を買えるだなんて、お金持ちはいいよな」と羨むのはプライドが許しません。
この人生が惨めに思えてくるからです。
羨ましがる代わりに、
- ダサい
- 品がない
- いらない
- お金の無駄
- 高いから何?
- 時間なんてスマホで見れる
- スマートウォッチのほうが便利
こうして高級腕時計の価値を貶め、価値観を転覆させます。
いわゆる負け惜しみ、負け犬の遠吠えというやつです。
- 豪邸なんていらない。掃除が大変
- フェラーリなんていらない。不便
- お金じゃ幸せになれない。気持ち次第
このような発言とおなじで、高級腕時計という「自分の人生に関係なさそうなモノ」を要らないことにし、自らをダマして納得させているに過ぎません。
「買えないんじゃない。欲しくないんだ」
これを自己欺瞞といいます。
私たちは他人の自己欺瞞に敏感なので、「高級腕時計なんていらない」と口にしたり、SNSに書き込んだりしている人を見たら、「あぁ買いたいけどお金がなくて買えないんだね」と嘲笑したくなります。
自分がこの「バカにされる対象」にならないよう、発言には気をつけたいところです。
まとめ
たわしは1個100円で買えます。
もしたわしを「いらない」といえば、誰もが「いらないんだね」と納得してくれます。
「ほんとうは欲しいのに、買えないんじゃないの?」などと邪推してくる人はいません。
だから、たわし要らない発言には説得力があります。
それにたいして、高級腕時計なんていらない発言には説得力がありません。
もし口にするとしても、億超えの資産を持ってから、でしょう。
つまり、「買う」選択肢を持ってから、ということです。
「だいたい35億円の金融資産を持ってるんだけど、時間を知るにはスマホでじゅうぶんだね。腕時計なんていらないし、何千万円も費やすのはバカげてるよ」
これなら説得力があります。
高級腕時計にノーを突きつけるなら、このあたりを目指すべきなのかもしれません。
以上、高級腕時計をいらないと言い放つ恥ずかしさでした。
【結論】誰にもバカにされることなく、高級腕時計など要らないというための条件。金持ちであること。「高級腕時計を持て余してるんだけど、2〜3本もらってくれないかな?」と金持ちからオファーを受けていること。どちらにも非該当の場合、もし高級腕時計が鉄クズに見えるとしても、黙っているのが吉。発言する意味もメリットもないから。
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