2021年9月に登場したカローラクロスは、ヤリスクロスやライズよりも大きくて、RAV4やハリアーよりも小さなSUVです。
トヨタが販売するSUVのちょうど中間サイズ、TシャツならS、M、LのうちMサイズに該当するとお考えください。
- XS:ライズ
- S:ヤリスクロス、CH-R
- M:カローラクロス
- L:RAV4、ハリアー
- XL:ランドクルーザー
こんなイメージです。
国産他社のSUVまで含めると、
- ホンダ ヴェゼル
- マツダ CX-30
これら2車種がボディサイズが近く、カローラクロスの実質的なライバルだといえます。
この記事では、
- サイズと運転のしやすさ
- 後席の広さをライバルと比較
など、「カローラクロスのボディサイズ」をわかりやすく解説します。
ほかのSUVと比較検討するため、ぜひ参考にしてみてください。
カローラクロスのボディサイズ
まず、カローラクロスのボディサイズを数値で確認しましょう。
- 全長:4,490mm
- 全幅:1,825mm
- 全高:1,620mm
ご覧のスペックとなっています。
ヤリスクロスは車内がちょっと狭い、だけどRAV4はボディが大き過ぎて運転に気を遣う……そんなユーザーにぴったりなのがカローラクロスです。
事実、アメリカのように広大な土地を持たない日本では、カローラクロスくらいのサイズが"ちょうど良い"のかもしれません。
- 積載性
- 居住性
- 運転しやすさ
- 駐車やすれ違いのしやすさ
こうした要素のバランスが取れている、ということです。
さすがは「もっともオーソドックスな国産車・カローラ」をSUV化したクルマです。
ライバル2車種と比較
カローラクロスのライバルとなるのは、
- ホンダ ヴェゼル
- マツダ CX-30
これら2車種です。
それぞれのボディサイズは以下の通りです。
まずホンダヴェゼルは、
- 全長:4,330mm
- 全幅:1,790mm
- 全高:1,590mm
続いてマツダCX-30が、
- 全長:4,395mm
- 全幅:1,790mm
- 全高:1,540mm
このようになっています。
カローラクロスは、
- 全長:4,490mm
- 全幅:1,825mm
- 全高:1,620mm
ご覧のスペックでした。
3台中もっとも大きいのはカローラクロスです。
全長、全幅、全高すべてにおいてカローラクロスが最大です。
そのため荷室容量を比べると、
- カローラクロス:487L
- ヴェゼル:403L
- CX-30:430L
このように、カローラクロスがダントツのトップを誇っています。
後部座席を倒すことなく荷室にゴルフバッグ4つを積むことができます。
もし家族や友人との旅行にクルマを使うのであれば、3車種のうち、カローラクロスを選ぶのが良いでしょう。
ラゲッジルームが広いので、足元や膝上に荷物を置かなくて済みます。
ただし、もし「狭い路地でのすれ違いが苦手」だとしたら、全幅1,800mmを切っているヴェゼルやCX-30にしたほうが運転が楽かもしれません。
さらにボディサイズが小さいヤリスクロスやライズなら、もっと楽に乗り回せます。
後部座席に1番余裕があるのは?
カローラクロス、ヴェゼル、CX-30のうち、もっとも後部座席が広いのはどれでしょうか。
やはりボディサイズが大きいカローラクロスでしょうか。
じつはそうでなく、後席がいちばん広いのはホンダのヴェゼルです。
全長がもっとも短いのはヴェゼルでしたが、意外にも、後席が(ダントツで)広いのもまたヴェゼルなのです。
これは、ホンダのMM思想(人のためのスペースを最大に、メカのためにスペースを最小にする)によるものでしょう。
したがって居住スペースの広さでクルマを選ぶなら、ホンダ車がおすすめです。
ただし既にお伝えした通り、ヴェゼルのラゲッジスペース(荷室)は3台中もっとも狭い点にご注意ください。
荷室の広さを割り切って、そのぶん後席を広くとっている証拠です。
カローラクロスとCX-30の後席に大きな差はありません。
が、2段階のリクライニングができるぶん、カローラクロスのほうが使いやすいといえます。
もちろん、後ろに人を乗せる機会がほとんどないのであれば、後部座席うんぬんを気にする必要はありません。
まとめ
カローラクロスのボディサイズは、トヨタが販売するSUVにおいて"Mサイズ"に該当します。
- ライズは小さい
- ヤリスクロスじゃ物足りない
- RAV4は大きくて扱いが不便
こんな不満やニーズを解消する存在だといえるでしょう。
ライバルとなる他メーカーのSUVは、
- ホンダ ヴェゼル
- マツダ CX-30
これら2車種でした。
ボディサイズはほとんどおなじですが、荷室はカローラクロスが、後部座席はヴェゼルが、それぞれもっとも広く作られています。
とはいえ、ネット上でこうして数字だけを知っても「理解した」ことにはなりません。
ぜひトヨタのディーラーで展示車に触れてみてください。
カローラクロスの試乗車があれば、(どうぜ無料なので)運転してみることをおすすめします。
ドライバーが感じる車両感覚やボディのサイズ感というのは、実際に走らせてみなければ体感できません。
ちょうど、ダブルベッドのサイズが知りたいならニトリやIKEAに行って実物を見るのが手っ取り早いのとおなじです。
以上、カローラクロスのボディサイズでした。
【結論】SUVの真ん中サイズ。フライドポテトならMサイズ、牛丼なら並盛り。ボディサイズが近いホンダヴェゼルとマツダCX-30はライバル。ディーラーに行って展示車や試乗車をチェックしよう。オプションや返済方法を選んで見積もりを取れば、いっそう具体的に購入をイメージできる。
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