【5人乗り】シビックの「後部座席」は足元だけが広い。頭上はゆとり無し

2021年に登場したホンダ・シビック(11代目)は、Cセグメントに属するハッチバックのなかで最大級のボディサイズを誇っています。

そのため、後部座席のスペースにも余裕があり、実用的です。

 

ただし、足元スペースはライバル車より広いものの、頭上スペースにはゆとりがありません

というのも、シビックはハッチバックでありながら、クーペライクな(ルーフが下がった)ボディ形状をしているからです。

 

身長170cm台後半あたりになると、天井に頭が当たったり、(ぶつからなくても)窮屈さを感じたりするかもしれません。

身長170cm以下の乗員であれば、頭上を気にせずリアシートでゆったり過ごせるはずです。

 

この記事では、

  • ライバル車と比べて広いか
  • リクライニングは可能か
  • 室内空間の広さと引き換えに……

など、「ホンダ・シビックの後部座席」についてわかりやすく解説します。

ぜひクルマ選びの参考にしてみてください。

 

 

HONDAシビックの後部座席は実用的か

2021年にデビューしたホンダ・シビックは、5人乗りのハッチバックです。

MAZDA3やカローラスポーツ、GOLFといったライバル車にくらべ、シビックはホイールベースが長く、そのぶん室内空間に余裕があります

 

後席に人を乗せる機会が多いなら、シビックは良い選択かもしれません。

 

では、シビックの後部座席の広さをチェックしていきましょう。

 

足元のスペースは広いが……

シビックの後部座席は、足元(膝前)のスペースに余裕があります。

Cセグメントのハッチバックのなかでは「もっともゆとりがある」といって良いでしょう。

 

というのも、シビックはホイールベースが長いからです。

  • MAZDA3:2,725mm
  • カローラスポーツ:2,640mm
  • GOLF:2,620mm

ご覧のホイールベースにたいし、シビックは2,735mmです。

 

ただし、広々としているのは後部座席の足元だけで、頭上スペースはむしろ窮屈です。

これは、全高の低さ(1,415mm)にくわえ、シビックがクーペに近いボディ形状をしていることが原因でしょう。

 

身長175cm以上の大人が座るには、シビックの後部座席は「天井が低過ぎる」かもしれません。

頭を屈めなければ乗れない可能性もあります。

 

つまりシビックの後部座席は、足元スペースではライバス車に勝っているが、頭上スペースでは劣っている、ということです。

 

たとえるなら、広いけど天井が狭い屋根裏部屋、みたいなものです。

人によっては閉塞感を覚えるかもしれません

 

座高がそれほど高くない人物(たとえば子どもや小柄な女性など)であれば、シビックのリアシートに座っても問題ないでしょう。

 

 

リクライニングは不可

シビックの後部座席は6:4の分割可倒式シートで、リクライニング機能はついていません。

映画館のシートとおなじで、背もたれの角度は常に一定です。

 

ちなみに、MAZDA3やカローラスポーツといったライバル車も、後部座席はリクライニングできません。

シビックだけがリクライニング不可なわけではないので、"欠点"とまではいえないでしょう。

 

「背もたれが倒せなかったら不便では……」

と心配する方がいるかもしれませんが、リクライニング機能は、無いなら無いで案外どうにかなるものです。

たとえるなら、シートヒーターが付いていなくても気にならないようなものです(いずれも"贅沢品"に近い)。

 

事実、私たちは映画館のリクライニングしないシートに平気で2〜3時間座っていられるわけで、途中で休憩を挟めるロングドライブのほうが「カラダへの負担が少ない」といえます。

 

後ろに座る乗員が移動中にもし、

  • 眠い
  • 首が疲れた
  • 車に酔った
  • 横になりたい

このように訴えてきたら、助手席に座る人物と場所を替わってもらえば済む話です(もちろん助手席はリクライニング可能)。

 

ちなみに、ホンダ・ヴェゼルの後席にもリクライニング機能はついていません。

 

後部座席のリクライニングにこだわるなら、シビックではなく、ミニバンのステップワゴンあたりを検討したほうが良さそうです。

 

まとめ

シビックの後部座席は「足元」だけがやたら広く、頭上スペースにはゆとりがありません。

背もたれはリクライニングせず、角度は常に一定です。

 

「シビックに5人で乗っても平気かどうか」

を知りたい方がいるかもしれませんが、5名乗車はかなり窮屈です。

やめたほうが良いでしょう。

 

ヘッドレストは後ろに3つ備わっていますが、

  • 肩や脚がぶつかる
  • 中央席はくぼみがない
  • 中央席の背もたれは硬い(アームレストが格納)

など、お世辞にも"快適"とはいえません。

たとえるなら、1つのダブルベッドに大人3人で寝るも同然です。

 

リアシートの真ん中は「バスの補助席みたいなもの」だと考え、よほどの事情がない限り、使用しないことをおすすめします。

というのも、後席の中央に座る乗員が不憫だからです。

 

シビックには4名以下で乗車するのが良いでしょう(シビックに限らずライバル車も同様)。

 

5名で移動したいなら、7〜8人乗りのミニバンを利用するべきです。

5人そろっての旅行が年1〜2回程度であれば、普段はシビックに乗り、みんなで遠出するときだけステップワゴン等のレンタカーを借りる手もあります。

 

それから最後に、シビックはホイールベースが長く居住性に優れていますが、そのぶん取り回しに苦労します。

なぜなら、シビックは最小回転半径が大きいからです。

 

最小回転半径5.7mのシビックにくらべ

  • MAZDA3:5.3m
  • カローラスポーツ:5.1〜5.3m
  • GOLF:5.1m

ご覧のとおり、ライバル車はかなり「小回り」が利きます。

 

小回りが利かないシビックの運転には気を遣うかもしれません。

たとえば、

  • 駐車するとき
  • Uターンしたいとき
  • 狭い路地を曲がりたいとき

などのシチュエーションでストレスを感じたり、ボディを擦ったりする恐れがあります。

 

このあたりの運転感覚については、ホンダのディーラーへ行き、シビックに試乗してご確認ください

美容院や歯医者とおなじで、試乗に際しては予約を入れておくとスムーズです(Webで試乗予約が可能)。

 

ホンダのディーラーへ行ったら、あわせて、シビックの実車で後部座席の広さも確かめましょう。

百聞は一見に如かず、です。

 

シビックのリアシートに乗り込んでみれば、内装の質感やシートの座り心地も含め「快適かどうか」を迷わず判断できます。

 

以上、ホンダ・シビックの後部座席についてでした。

【結論】後部座席の天井は低いが、足元は広い。脚の長い人に適している。リクライニングは不可だが、後席を倒せるクルマが"例外"なので気にする必要はない。折りたたみベッドが例外で、折り畳めないのが普通であるようなもの。最小回転半径5.7mはこのボディサイズにしては大きい。運転のしやすさ/しにくさは、試乗して確かめたい。いくら後席に満足しても、扱いにくかったら購入には至らないはず。

 

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