早送りで映画を観る1つのメリット・2つのデメリット

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世の中には自宅のテレビやスマホで、映画を早送りして観る人がいます。

 

趣味で映画を観る人はもちろん、仕事として鑑賞する映画評論家のなかにもいます。

1.2倍だったり2.0倍だったり、倍速は人によってさまざまです。

 

たとえばこれが映画鑑賞ではなくランチだった場合、早く食べたぶんだけ食事にかける時間を短くでき、浮いた10〜20分をほかへ回せます。

ただし、早食いによって肥満のリスクが高まること、これがデメリットだといえます。

 

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では、ランチの早食いならぬ「映画の早送り鑑賞」には、いったいどんな長所および短所があるのでしょうか。

 

この記事では、

  • 時間の節約になる
  • 疲れやすい

など、「映画を早送りで観るメリットとデメリット」をわかりやすく解説します。

自分なりの鑑賞スタイルを見つけるため、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

早送りで映画を鑑賞する1つのメリット・2つのデメリット

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早送りで映画を見るメリットは1つ、デメリットは2つあります。

まずメリットは、鑑賞に割く時間を節約できることです。

 

たいするデメリットは、疲労が溜まりやすいこと、ストーリー以外の要素を犠牲にしてしまうことです。

 

「早送り鑑賞」の長所と短所をそれぞれ詳しく見ていきましょう。

 

長所. 時間を節約できる

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映画を早送りして観るメリットは、鑑賞にかかる時間をギュッと縮められることです。 

 

たとえばレオナルド・ディカプリオ主演の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』という映画は、3時間におよぶ長尺の作品です。

あまりの長さに鑑賞していてお尻が痛くなるのは間違いありません。

 

通常の速度で観たら180分かかるところ、

  • 1.2倍:150分
  • 1.5倍:120分
  • 2.0倍:90分

このように倍速を上げるほど、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の鑑賞時間は短くなります。

すなわちお尻にやさしくなります。

 

もし「180分の映画」を早送りして120分で観終わったとしたら、浮いた60分はほかの活動へ回せます。

たとえば、勉強、読書、家事、筋トレなどです。

 

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これはちょうど、高速道路を時速70kmで流すより、時速100kmで飛ばしたほうが目的地での滞在時間が増えるようなものだといえるでしょう。

つまり、急いだぶんだけ他のことができる、ということです。

 

では、映画は早送りで観るのが賢い選択なのでしょうか。

つづいては、時短鑑賞の裏に隠れているデメリットを見ていきます。

 

短所1. 疲れる

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通常の速さにくらべて、早送りで鑑賞したほうが疲れます

どうしてかというと、セリフを聞き逃さないよう、常に集中していなければならないからです。

 

早送りで再生した場合、映画に本来あったはずの間がなくなります。

間がないということは、フッと緊張を解いて休んでいる暇がない、ということです。

 

結果として私たちは、ストーリー展開を見失わないよう、たえず画面に神経を集中させることになります。

 

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この違いをたとえるなら

  1. 自宅から駅まで20分かけて歩く
  2. 自宅から駅まで10分で走る

両者で疲れ方に差が出るようなものです。

 

テンポを上げるほど体力(集中力)を消耗します。

 

1.5倍速で映画を見終わってから、「集中しすぎて疲れたわー」といってソファで昼寝をしていては意味がありません。

これでは、せっかく節約した時間が台無しです。

 

 

短所2.  ストーリー以外が吹っ飛ぶ

停めてある自動車のフロントガラスに、落ち葉や虫がついているところを想像してください。

車を走らせてどんどんスピードを上げていけば、それらはいずれ風に飛ばされるはずです。

 

f:id:MORIKO:20210710114607p:plain これは映画鑑賞もおなじで、再生スピードを1.5倍、2倍と上げるほど、さまざまな要素が(虫や落ち葉のように)吹っ飛んでいきます。

 

具体的には、

  • 音楽
  • 雰囲気
  • 役者の表情
  • セリフまでの間

などです。

早送りで鑑賞するとこれらの「味わい」が飛んでいき、ストーリーだけが残ります。

 

つまり、時短鑑賞ではストーリーを追うのが精一杯だ、ということです。

 

例として、電車の窓から眺める景色を思い浮かべてみてください。

電車が時速70kmで飛ばしているとき、

  • 走っている車
  • 歩いている人
  • 店の看板

こうしたものはよく見えません。

一瞬のうちに目の前を過ぎ去っていくからです。

  

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それにたいして、次の停車駅に近づいて電車が減速しはじめると、クルマや看板を認識できるようになります。

「あのコンビニ潰れた」といった具合です。

 

映画もまったくおなじで、1.2倍、1.5倍、2.0倍と再生スピードを上げるほど、情報はどんどんこぼれていきます

 

もし「映画のストーリーだけが知りたい」というのであれば、早送りで鑑賞しても問題ないでしょう。

たとえば脚本家を目指していて、1つでも多くのプロットに触れたい、ヒット映画の法則を学びたいといった場合には、倍速でジャンジャン観たほうが効率的です。

 

実際、映画を早送りで観て作品づくりに活かしている漫画家が存在します。

 

趣味や芸術鑑賞としてでなく、「仕事の一環」として映画を観るのであれば、早送りは理にかなっているといえます。

 

まとめ

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もちろん映画館で上映している作品を2倍速で観ることはできません。

自分がそうしたくても、劇場側とほかのお客が許しません。 

 

だから必然的に、映画を好きな倍速で早送りできるのは、自宅のテレビかパソコン、スマートフォンで鑑賞するシーンに限られます。

そして個人で作品を観るのであれば、どんなふうに楽しむも個人の自由です。

 

たい焼きの食べ方に決まりがないのとおなじで、映画の再生スピードも私たちの勝手です。 

良いも悪いもありません。

 

ただ、時間の節約になるという長所があり、疲れるしストーリー以外の要素を味わえないという短所があるだけです。

ですので、自分自身がどうしたいか、で判断してみてください。 

 

以上、映画を早送りで観るメリットとデメリットでした。

【結論】120分の映画を1.5倍速で再生すれば、80分で観れる。だから40分浮く。つまり時短になる。その代わり集中力を要するので疲れやすく、テンポが早いのでストーリー以外の要素を味わう余裕がなくなる。感動や驚き、喜び、恐怖が薄れて、無味乾燥に近づくということ。

 

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映画に関して、当サイトにはこんな記事もあります。

私たちが潜在的に持つ好奇心「怖いもの見たさ」を満たしてくれる作品、それがスプラッター映画です。

 

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100本ならともかく1001本なので、観終えるより先に死ぬ可能性があります。

残りの人生でもっとも若い「今日」からどんどん観始めたほうが良いかもしれません。 

 

もし1001本すべて鑑賞できたら、上の人物みたいな表情で「しゃーおらー!やったったぞー!」となります。