映画を観るメリットは、楽しい時間を過ごせること、です。
これがすべてで、他に利点はありません。
たとえば恋愛映画を観たからといって、恋のベテランになれるわけではありません。
「ロマンスって素敵」と感激するだけです。
ヤクザ映画を観て強くなったり、泣ける映画を観て優しい人間になったりもしないでしょう。
映画はただの娯楽、エンターテインメント作品であって、損得勘定を持ちこむようなものではない、ということです。
だからこそ余計なことは考えず、あれこれ多くを求め過ぎず、作品の世界に浸るのがイチバンだといえます。
この記事では、
- 映画を観るほど賢くなれるのか
- 映画を観るとどんな良いことがあるのか
など、「映画を観るメリット」についてわかりやすく解説します。
純粋な気持ちで映画を楽しむため、ぜひ参考にしてみてください。
映画を観るメリット1選
私たちが映画を観る理由は、楽しいから、これに尽きます。
一つの作品からあれもこれも得てやろうなどと"欲張る"べきではありません。
もし論理的思考力を身につけたければ、ミステリー映画に頼るのではなく、本を読んで勉強するべきです。
マッチョになりたいなら、ソファに座ってボクシング映画を観るよりも、スポーツジムへ行って筋トレをしたほうが良いでしょう。
映画にこのような「効果」はありません。
頭の回転がアップしたり、腹筋が6つに割れたりする代わりに、映画を観れば楽しい時間を過ごすことができます。
つまるところ、損得勘定を抜きにして映画を観よう、ということです。
損得勘定抜きで映画を観る
自分ではない誰かの人生を追体験できるのが、映画の魅力ではないでしょうか。
たとえばゾンビ映画『バイオハザード』を鑑賞すれば、主人公アリスの視点で、ゾンビがうろついている世界がどんなものなのかを味わえます。
こうしたスリリングな映像体験は、リアルな世界ではけっして窺い知れない「楽しさ」だといえます。
"白目を剥いたゾンビ"に私たちが追いかけ回されることは、ありません。
映画作品はエンターテインメントであって、われわれが楽しむために作られています。
ですので、「映画を観てなんの得があるの?」という問いはナンセンスです。
収入が増えるとか、寿命が伸びるとか、足のニオイが抑えられるといった効果はありません。
なくて当然です。
観客に楽しい(fun,happy,interesting)時間を提供すること、それが映画の目的だからです。
ところが世の中には、「映画を観るのは時間のムダ」だと考えている人もいます。
映画にさまざまなメリットを求めるのは、まるで食器洗いにあれもこれも求めているようなもので、バカげています。
食器を洗えば、コップや箸についていた汚れが落ちます。
映画を観れば、楽しい時間を過ごせます。
それ以上でも以下でもありません。
映画の楽しさを倍増させるためのコツ
映画をとことんまで楽しみ尽くすなら、テレビやタブレット端末の画面ではなく、劇場のスクリーンで観るのがベストです。
どうしてかというと、
- 音響
- 迫力
- 臨場感
- 没入感
これらが、自宅で見た場合とはくらべものにならないからです。
たとえるなら、
- うなぎ味のふりかけ
- ホンモノのうな重
この両者くらい別物です。
せっかくの人生、なにも"うなぎ味のふりかけ"で満足することはありません。
映画もおなじで、三流の鑑賞環境で妥協することはありません。
どうせ映画を楽しむなら、近くの劇場まで足を運び、チケットを買い、巨大なスクリーンで鑑賞することをおすすめします。
映画館で観たほうが、自宅で見るよりも楽しめるから、です。
いっそう濃密な時間を過ごせるから、です。
少なくとも、劇場での鑑賞中にAmazonから荷物が届くことはありません。
予告編からエンドロールまで集中して映画を楽しめる、ということです。
まとめ
ところで、なんのために生きていますか?
苦しむため、悶えるため、絶望するため、嘆き悲しむために生きている人は世の中にいないでしょう。
地球上の誰もが、この人生を「楽しむため」に生きています。
たとえば仕事をするのだって、お金を稼いで、余暇を充実させるためです。
お金があればお寿司を食べたり、美顔器を買ったり、アウディをレンタルしたりできます。
ホストクラブへ行ってお姫様気分を味わったりもできます。
もちろん、お金があればスクリーンで面白い映画も観れます。
人生の目的が「楽しむこと」だとするならば、趣味や娯楽に手を抜くべきではありません。
むしろ、仕事以上に真剣になって取り組むべきです。
映画はたいてい、毎週末にきまって「数本の新作」が劇場公開されています。
ですので、映画を趣味にしたなら、この先の人生をワクワクしながら過ごせること間違いありません。
毎週末が「楽しみ」になるからです。
もし気になる映画が近くで上映されていないのなら、ふだんは行かない遠くの映画館まで足を運ぶのも良いでしょう。
こうした手間もまた一興です。
どうしても観たい映画のために、わざわざ他県へ出かける人もいるくらいです(たとえば、大迫力のIMAXシアターで観たいとか)。
現実のあれやこれやを忘れて、退屈している脳に刺激を与えてみませんか?
映画ならきっと、それが可能です。
どの作品を観たら良いのか決めかねる場合には、Yahoo!映画など、レビューサイトが参考になるかもしれません。
ついているレビューの数が多く、かつ高評価されている作品(3.8以上が目安)を選べば、大ハズレはないはずです。
以上、映画を観るメリットでした。
【結論】楽しい時間を過ごせること、それが映画の魅力。恋愛映画のドキドキ、ホラー映画のハラハラ、アクション映画のワクワク、コメディ映画のニヤニヤ。肉体が生きていても、精神が死んでいたら「生きている」とはいえない。感情が枯れないようにご注意を。劇場で定期的なメンテナンスを。
映画鑑賞について、当サイトにはこんな記事もあります。
劇場へ足を運ぶ「頻度」の目安にしてみてください。
スプラッター映画(ゴアムービー) に関して、当サイトにはこんな記事があります。
「怖いもの見たさ」は誰もが持つ好奇心です。
いまでこそ平和な世の中ですが、私たち人類の祖先は「殺人」が死因ナンバーワンだったわけで(殺したり殺されたりがふつうだった)、この手の映画にはわれわれのDNAに訴えかけてくるものがあるのかもしれません。