車のホイールにできた小傷や塗装の剥がれは、自分の手でサッと修復しましょう。
傷をそのまま放っておくのはみっともないですし、サビの原因にもなります。
かといって、ディーラーで直してもらうほどの大ごとでもありません。
ホイールの小傷・塗装剥がれに対処するには、市販の補修ペンが1本あればじゅうぶんです。
補修ペンはカーショップやホームセンターに売っているほか、Amazonなどのネット通販サイトでも購入できます。
「でも、修理の経験なんてない……」
そう心配している方がいるかもしれません。
が、作業はいたって単純なので、メンテナンスが初めてでも、どんなに不器用でも大丈夫です。
2〜3分でササッと補修ペンを走らせて、ホイールの傷を目立たないようにしましょう。
この記事では、
- 補修ペンで隠せるキズや剥がれとは?
- 大きなガリ傷にも対応できる?
- 補修ペンの使い方は?
など、「自動車のホイールにできた小傷・塗装剥がれに自分で対処する方法」をわかりやすく解説します。
補修ペンを使いこなすため、ぜひ参考にしてみてください。
車のホイールにできた小傷・塗装剥がれは自力で補修しよう
タイヤのホイールは地面に近いため、クルマのなかでも傷がつきやすい箇所だといえます。
たとえば、
- 飛び石が当たる
- 縁石に擦る
などして、気づかないうちに小傷がついていたり、塗装が剥がれていたりするものです。
シンクにつく水垢とおなじで、車のアルミホイールにつく傷は防ぎようがありません。
だから、ホイールに小傷を見つけるたびに落ち込んでいたらキリがないのです。
大切なのは、気をつけて運転することではなく(飛び石は避けられない)、傷ができたら自分で対処することです。
事前の予防が難しいなら、事後の補修を頑張るしかないといえるでしょう。
ちょうど、地震を未然に防ぐことはできなくても、災害に備えて水や食料は準備しておけるのとおなじです。
備えあれば憂いなし、です。
補修ペンさえ持っていれば、ホイールの傷や塗装剥がれに怯えることはありません。
ぜひ「補修ペンを使って自力でホイールを塗装するスキル」を身につけましょう。
ソリンスタンドやカーショップなどでプロに依頼して、小さなホイール傷の補修に「数千円」を支払うことはないのです。
補修ペンの使い方
世の中には、「ホイール専用の補修ペン」という便利アイテムが売っています。
価格は1本あたり700〜900円程度です。
見た目はマジックに似ており、ペン先でホイールの傷を塗るだけで、塗装の剥がれを目立たなくできます。
アルミホイールの色が、
- シルバー
- ブラック
どちらであっても問題ありません。
シルバーにはシルバー専用の、ブラックにはブラック専用の補修ペンが売っています。
愛車のホイールに応じてお選びください。
補修ペンの使い方はいたって簡単です。
ホイールの傷や塗装剥がれをペンでグリグリと塗りつぶすだけでOKです。
塗った箇所はすぐ乾くため、「雨風を凌げるガレージで1日保管」などしなくても大丈夫です。
作業をたとえるなら、木製の本棚やベッドフレームにできたキズを「茶色い補修ペン」で塗って隠すようなものです。
集中力や器用さ、経験は必要ありません。
だから、メンテナンス初心者でも心配無用です。
もちろん、「雨や洗車で色落ちしてしまう」なんてことはありませんのでご安心ください。
「塗ってごまかすだけか……傷を直せるわけじゃないんだ……」
そうガッカリした方がいるかもしれません。
が、補修ペンで塗ったホイールは「どこに傷があったか/どの部分の塗装が剥がれていたのか」がわからないほど綺麗になります。
遠目からだけでなく、近づいて見ても、補修箇所を探し当てるのは困難です。
どこに傷があったか自分でも見つけられないなら、これ以上の完璧さを求める必要などないといえるでしょう。
というのも、自分にも他人にもわからない傷など「存在しないも同然」だからです。
ちなみに補修ペンで消せるのは、
- 小傷
- 小さな塗装剥がれ
こうした些細なダメージだけです。
たとえば、縁石にぶつけてできたような派手な「ガリ傷」は、補修ペンでは消せません。
ホイールが深く削れてえぐれていたら、まずはパテを使って溝を埋める必要があります。
パテによる補修というのは、ちょうど、欠けた茶碗を金継ぎして直す作業に似ています。
補修用のパテも市販されていますので、傷が深い(ホイールが削れている)場合には、ひとまずパテを使ってみてください。
「深さ1mm程度の軽微なキズ」なら、補修ペンで塗るだけで隠せます。
ホイール専用の補修ペンはどこで買える?
ホイール専用の補修ペンは、特殊なモノではないので、近所のカーショップやホームセンターでも取り扱っています。
ただし、場合によっては売っていなかったり、品切れ中だったり、欲しい色(たとえばブラック)だけが置いてなかったりすることもあります。
できれば、店舗へ行く時間やガソリン代をムダにしたくありません。
もっとも確実なのは、ネットショッピングで補修ペンを手に入れることです。
たとえばAmazonで注文すれば、送料無料で自宅まで届けてもらえます。
Amazonでは、ホルツ(大手メーカー)のホイール用補修ペンが売れています。
ホイールがシルバーなら、こちらの商品でバッリチ補修できます。
ブラックはこちらです。
注文時に色を間違えないようご注意ください。
ホルツの補修ペンの特徴は、
- 光沢
- 防錆
- 耐候性
これらに優れていることです。
ただキズを直すだけでなく、美しい仕上がりで、錆を防ぎ、効果が持続する、それがホルツの補修ペンを使うメリットです。
どのメーカーの商品を買おうか迷ったら、ホルツを選んでおけば間違いありません。
ホイールの傷が深い場合には、こちらのパテを使ってみてください。
新しいホイールに買い替える前に、パテによる修復を試してみる価値はあります(ホイール代ウン万円の出費を抑えられるかもしれない)。
最後にひとつだけ……ホイールの傷を「放っておく」という選択肢はありません。
なぜかというと、塗装が剥がれた箇所が雨水などに触れ、ホイールにサビが生じる恐れがあるからです。
善は急げです、ホイールについた傷は補修ペンでサッと塗装しましょう。
今回使った補修ペンが自宅にあれば、今後またホイールに傷ができても「またか……直すか」と落ち着いて対処できるはずです。
以上、自動車のホイールにできた小傷・塗装剥がれに自分で対処する方法でした。
【結論】ホイールの傷はみっともないし、放っておくと錆の原因になる。補修ペンで塗るだけで対処できるので、自分の手で作業してみよう。Amazonで補修ペンを注文する。届いたらホイールを塗る。この2ステップで問題は解決する。転んで擦りむいた膝を消毒して、絆創膏を貼るようなもの。技術も経験も不問。初めてでも安心。
ネット通販サイトAmazonでは、SOFT99のコンパウンドセットが売れています。
こちらはホイールではなく「ボディの小傷」を消すための商品です。
たとえば、
- ドアノブまわりの引っ掻きキズ
- ドアミラーについた小キズ
など、気になっていたキズをホイールの補修とあわせて直してみませんか?
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