昼寝や移動中の仮眠ならともかく、夜間にアイマスクを使う必要はありません。
なぜなら、すでに太陽が沈んでいるからです。
睡眠の妨げになるほどの「眩しい光」はないはずなので、わざわざアイマスクを着けて寝る必要はないといえます。
「でも、カーテン越しに入ってくる街灯の明かりが気になる……」
という方は、アイマスクに頼るのではなく、寝室のカーテンを「1級の遮光カーテン」に変えたほうが良いでしょう。
なぜアイマスクを推奨しないかというと、アイマスクを着けたままの睡眠にはデメリットがあるからです。
ちょうど、靴下や腕時計を身につけたまま寝ないほうが良いのとおなじで、就寝時にはアイマスクを着けないに限ります。
アイマスクの使用は、
- 昼寝をするとき
- バスや電車で仮眠をとるとき
このようなシチュエーションだけにとどめておきましょう。
事実、アイマスクはどこの売り場でもたいてい「トラベル用品コーナー」に置いてあります。
この記事では、
- 自然な起床を妨げる
- 身体的ストレスになる
など、「夜寝るときにアイマスクを使うデメリット」をわかりやすく解説します。
アイマスク以外の解決策を見つけるため、ぜひ参考にしてみてください。
夜寝るときにアイマスクを使うデメリット2選
夜から朝にかけてアイマスクを着けて寝るデメリットは、次のとおりです。
- 自然な起床を妨げる
- 身体的なストレスになる
つまり、寝起きが悪くなるし、鬱陶しくて夜中に目を覚ますリスクがある、ということです。
アイマスクを着けているせいで睡眠の質が落ちるかもしれない……だったら、アイマスクなど使わないほうが良いのではないでしょうか。
アイマスクは昼寝や移動中の仮眠など「ちょっとした睡眠」に使うものであって、着けたまま6〜8時間も眠るべきではありません。
マッサージチェアとおなじで、6〜8時間もつづけて使うようなものではないのです。
そもそもアイマスクというのは、遮光カーテンの代用品です。
どちらも「光を遮断する」効果を持っており、
- 遮光カーテン:部屋全体
- アイマスク:目元だけ
暗くできる範囲にこのような差があります。
寝室を暗くしたいなら、アイマスクに頼るのではなく、窓に遮光カーテンを取りつけるのが良いでしょう。
アイマスクが本領を発揮するのは、高速バスや電車に乗っていて「周囲をまるごと真っ暗にできない状況」で眠りたいときです。
あるいは昼間、パーキングに止めた車のなかで仮眠を取りたいときです。
けっして夜間の就寝時ではありません。
では、アイマスクを着けたまま6〜8時間近く眠ったらどうなるのか、そのデメリットと代替案を見ていきましょう。
1. 自然な起床を妨げる
夜から朝にかけてアイマスクを着けたまま寝ると、寝起きが悪くなる恐れがあります。
というのも早朝、私たちの目は「まぶた越しに入ってくる朝日の光」を感知して、起きる準備をはじめるからです。
事実、起床時刻に明るくなる環境で目覚めた人は、起きたときに感じる眠気や疲労感が少なかった、という研究結果があります。
これはつまり、起床するタイミングにむけて徐々に部屋が明るくなるほうが気持ち良く目覚められる、ということです(光目覚まし時計という商品が売っているくらい)。
がしかし、アイマスクを着けていたらスッキリとした目覚めは望めません。
なぜなら時間帯に関係なく、アイマスクのせいで、真夜中でも朝6時でも真っ暗だから(網膜に光が届かないから)です。
ちなみに、睡眠の専門家は「カーテンを少し開けて寝る」よう推奨しています。
カーテンの隙間から光が差しこみ、徐々に部屋が明るくなって気持ち良く起きられるからです。
アイマスクの着用はこれと正反対のことをしている(朝になっても真っ暗な)ため、
- 目覚めが悪い
- まだ寝ていたい
- 疲労感が抜けていない
こんな不快感を覚えるリスクがあります。
暗くなったら寝て、明るくなったら起きる……私たち本来の生体リズムにとって、光を遮るアイマスクの着用は「不自然」だといえるでしょう。
もちろん、朝までアイマスクを着けていることが問題なわけで、もし夜中の3時にアイマスクを外せるなら、着けたまま寝ても構いません。
がしかし、寝ている自分の腕を思いどおりに動かすのは不可能で、非現実的です。
かといって、アイマスクを外すために夜中に一度アラームで起きていたら、本末転倒でしょう。
ただ睡眠の質が下がるだけです。
もし寝室の明るさ(街灯や信号機や月明かり)が気になるなら、
- 遮光カーテンを買う
- 少しだけカーテンを開けて寝る
このような対策をとるのがおすすめです。
遮光カーテンは遮光率によって1〜3級に分かれています(遮光率が高いのは1級。値段も高い)。
たとえば、寝室が面している道路にある街灯のせいでなかなか寝付けないなら、1級の遮光カーテンを買うと良いかもしれません。
アイマスクを着けて寝るのではなく、です。
2. 身体的ストレスになる
アイマスクを着けたまま寝ると、紐のせいで耳が痛くなったり、鬱陶しくて夜中に目覚めたり、睡眠の質が落ちたりする恐れがあります。
なぜなら、アイマスクは邪魔だからです。
たとえば私たちは寝るとき、腕時計やメガネを外してから布団に入ります。
というのも、腕時計もメガネも邪魔だからです。
「腕時計をつけていたほうが熟睡できる」なんて人はいないでしょう。
そもそも世の中には、体の締めつけを嫌ってパジャマや下着を脱ぎ、「全裸で寝る」人もいるくらいです。
早い話が、就寝時には裸に近い格好のほうがリラックスして眠れる、ということです。
したがって、
- パジャマを脱いでみよう
- ブラジャーを外してみよう
などの「引き算」をするならともかく、わざわざアイマスクを足し算することはありません。
アイマスクの紐で耳が痛くなったり、ズレて違和感を覚えたせいで夜中に起きたら、損です。
まるでデート中に親から電話がかかってくるようなもので、せっかくの睡眠が、アイマスクによる妨害のせいで台無しになりかねません。
もし寝室の明るさが気になるなら、アイマスクではなく遮光カーテンを使ってみてください。
「いや、もうすでに遮光カーテンを使ってるけど寝室の明るさが気になる」
という方がいるかもしれませんが、そもそも寝室を真っ暗にする必要はなく、むしろ寝室は月明かりくらい(0.5〜1.0ルクス)の明るさがちょうど良いとされています。
つまり、わずかな光にまで神経質になる必要はない、ということです。
むしろ、映画館のように「完璧に真っ暗」な空間を求めるあまり、不要なストレスを溜めないようご注意ください。
寝室を真っ暗にする必要はありませんし、そのためにわざわざアイマスクを着けて寝る必要もありません。
夜間のアイマスクの着用によって、
- 快適な目覚め
- 熟睡
これらが犠牲になるリスクがあります。
まとめ
昼寝や仮眠など、アイマスクは「短時間の睡眠」向けのアイテムです。
太陽光が気になって眠れないときにアイマスクは活躍します。
ですので、間違っても夜から朝にかけて6〜8時間近く使用するべきではありません。
アイマスクを着けたまま寝ると、
- 寝起きが悪くなる(眠気や疲労感)
- 熟睡の妨げになる(夜中に目が覚める)
このようなデメリットが生じる恐れがあります。
真っ暗な寝室で寝たいなら、アイマスクではなく、遮光カーテンを使いましょう。
遮光カーテンを1〜2cmほど開けて寝ると、朝になるにつれて寝室が明るくなり、気持ちの良い目覚めを促してくれます。
ちょうど、市販されている「光目覚まし時計」の自然光バージョンです。
アイマスクの使用は、
- 自宅や車内での昼寝
- 新幹線や飛行機での仮眠
このようなシチュエーションにとどめ、寝室は「遮光カーテン」で暗くすることをおすすめします。
以上、アイマスクを着けて寝るデメリットでした。
【結論】昼寝や仮眠だったらOK。アイマスクの正しい用途。夜の就寝時には必要なく、むしろ睡眠の妨げになる。目覚めが悪くなったり、熟睡を阻まれたり。寝室の明るさが気になるなら遮光カーテンで対応しよう。月明かりのようなわずかな光にまで敏感にならなくても大丈夫。
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