- 執筆できる場所ってどこがある?
- 集中して文章を書くのにオススメはどこ?
- お金をかけずに快適な執筆環境を手に入れたい!
- お金をかけてもいいから執筆に集中したい!
そんな人に向けて書きました。
ぜひ自分にあった集中できる環境を見つけて、執筆に没頭しようじゃありませんか!
ちなみに私は、ショートショートの執筆をしたり、こうしてブログを書いたりしている人間です。
図書館で執筆
【リーズナブル★★★★★】
【集中しさすさ★★☆☆☆】
図書館がほかよりも優れているのは「無料」であることです。
お金をかけずに快適な執筆環境を手に入れたい人にはうってつけの空間です。
ただし平日の昼間であれば静かですが、土日だとそこそこ騒がしくなる可能性があります(近所の図書館では、館内にひびきわたる声で読み聞かせ教室を開催してます)。
あとは元気に走りまわる子どもがいたりいなかったり。
このへんは「まぁ、無料だからしかたない」と割りきる精神が必要かもしれませんね。
打鍵音に注意
図書館で執筆をする際、キーボードの音には気をつけましょう。
ガチャガチャとうるさい打鍵音は周囲の迷惑になります。音声入力などしようものなら即刻つまみだされます。
資料が豊富
無料であることとおなじくらい魅力的なのが、資料が豊富なこと。ブログや原稿を書く際には調べ物をしますよね。
そんなとき、スマホでサッと検索することも可能ですが、書籍にあたったほうがより深い情報を得ることができます。
図書館を利用すれば質の高い記事を生みだせるかもしれません。
インターネットカフェ(マンガ喫茶)で執筆
【リーズナブル★★★★☆】
【集中しやすさ★★★☆☆】
少しならお金を払ってもいいという人には、ネットカフェ(マンガ喫茶)をオススメします。3時間パックでだいたい1,100円くらい。
9時間パックでも2,100円程度で利用できます。
多少の出費にはなりますが、良い文章を書いて金銭が返ってくるのであれば、ネットカフェで支払う2,000円は投資と考えることもできます。
ブロガーなら広告収入、ライターであれば継続的な仕事の獲得などです。
ネット環境も整っていますので、執筆をする空間としては申しぶんないでしょう。
個室ブースは超優秀
ネットカフェにある個室ブースの存在はおおきいです。四方を壁にかこまれているため、周囲を気にすることがありません。集中して作業ができます。
狭いところが秘密基地っぽくてよかったり。
ちょっと暗めなのもポイントですね。気が散ることなく画面に集中できます。
執筆環境としてはかなり優秀だといえるでしょう(私は自宅にあの個室ブースが欲しいくらい)。
外は誘惑の嵐
ただしネットカフェ(マンガ喫茶)にはとんでもない欠点があります。
個室ブースから一歩でも出ようものなら、数々の誘惑が襲ってくるということです。それも容赦なく。
壁一面にならんだ面白そうなマンガたち。買うほどではないけれど、前から気になっていたタイトル。
魅力的な本棚を目にしながら、無事にトイレにたどりつき、手ぶらで帰ってこれるでしょうか。
否。ほとんどの人は誘惑に負け、両手にたくさんのマンガを抱えこんで帰還します。こうなったらもうおしまい。
「執筆はじゅうぶん頑張ったし、ご褒美が必要だから」なんて事態になってしまい本末転倒。恐ろしいトラップですね。
あとは、ドリンクバーを飲みすぎて腹痛を起こさないようあわせてご注意ください。
カフェで執筆
【リーズナブル★★☆☆☆】
【集中しやすさ★★★☆☆】
ネットカフェではない一般的なカフェです(フラペチーノだかペペロンチーノだかいうお洒落ドリンクを提供しているお店)。
わりとどこにでもありますから、利用しやすいのがメリットです。
長居しにくい
コーヒーなどのドリンク料を払えば席も使えますが、飲み干してしまったらとたんに居づらくなるのがデメリットです。
かといって追加で注文しようにも1杯500円とか600円とかけっこうな値段がしますから、躊躇してしまいますよね。カフェでおかわりする人ってあんまりいませんし。
空き時間の30分を有効活用するくらいがベストでしょう。
「よっしゃ。長編小説を書きあげるぞ」って人はほかの場所を利用しましょう。
仕事をしている私を見て
パソコンに向かって仕事をしている姿を見せることで優越感に浸ることができます。「こんな場所でもパソコンひとつあれば稼げちゃうの、私。ノマドでしょう?」アピールです。
その高揚感はひょっとするとカフェインの作用かもしれませんが、とにかくいい気分になれることには違いありません。
最適なノイズ
シーンとした空間よりも、少しノイズがあったほうが人間は集中できます。
コーヒーを挽く音、客の会話の声、トイレを流す音など、カフェにいるとちょうどいいレベルの騒音が耳に入ってきますので、執筆環境として優れているんです(図書館の読み聞かせだと騒音レベルが高すぎます)。
私は「騒音で集中力アップ」を実現するために、自宅で物を書くときにはきまって「カフェの音」を流すようにしています。
無料サービスが存在しますので、興味のある人はぜひ検索してみてください(私が聞いているやつからは、ときどき金属製のプレートをひっくり返す音が聞こえてきて、集中力をブッツリと切られますが)。
※さっきまでの美女とは別人です。たぶん。
車の中で執筆
【リーズナブル★★★☆☆】
【集中しやすさ★★★★☆】
マイカーを持っている人であれば、ぜひ執筆場所として車内も検討してみてください。
ただし自宅の駐車場でじっと座っていると近所でうわさになりますから、公園の駐車場あたりまでドライブすることを強く推奨します。
なにもすることがない
なぜ車が執筆に向いているのかというと、それは車内でほかにすることがないからです。 マンガを読むこともバランスボールでエクササイズを始めることもできません。
だから必然的に執筆に専念できるわけですね。
ただし車内でパソコンを使うのは至難のワザだと思いますし、無理に使おうとしたならばクラクションを何度も鳴らして恥ずかしい目に遭う可能性が高いですから、スマホやタブレットで入力するのがオススメです。
自然のノイズ
車の走る音、風の音、話し声、叫び声など自然の音につつまれながら執筆できます。
先ほどもあったようにノイズは集中力を高めてくれますから、作業がはかどります。移動する仕事部屋のようなイメージですね。
また車内は執筆だけでなく考えごとをするのにも向いています。
ブログや原稿のアイディアに行き詰ったときには、気分転換も兼ねて車で出かけてみてはいかがでしょう。
その際にも運転をしながら考えるのではなく、安全な場所へ停車させて、少し窓を開け、エンジンを切ります。
そうして自分の精神と向き合うのです。けっこうオススメですよ。
車がない人はいますぐ買いましょう。この場合はリーズナブル☆☆☆☆☆ですが、駐車テクニックが向上することだけは保証します。
ホテル・旅館
【リーズナブル★☆☆☆☆】
【集中しさすさ★★★★★】
かつて文豪たちは、旅館に長期滞在して執筆することがありました。いわゆる缶詰めというやつです。
ふだんの生活圏を飛び出すことで着想を得る目的もあったかと思います。ただ一番の目的はやはり「集中」ではないでしょうか。
無駄な物がない
ホテルや旅館の客室にはよけいな物がいっさいありません。
私の部屋にはハンガーやペットボトルや腐りかけのみかんなどがありますが、そうした物は創作に不要どころか、創作の妨げにすらなりえます。
かといって捨ててしまうわけにもいきませんから、スッキリした環境で集中したければ、ホテルや旅館を活用するのが賢明かと思います。
完全な個室
客室には自分ひとりしかいないため、とても気がラクです。
カフェや図書館だったら席を離れる際に荷物が盗まれやしないか心配になりますよね。トイレまで持っていこうか、一か八かで置いていくのか。
ホテルだったらそんな憂慮はいりません。いつでも好きなタイミングで好きなだけトイレに行けれます。
疲れてきたらベッドに寝転んで、好きな音楽を流しましょう。 誰にも迷惑をかけることなくリラックスできます。
壁からドンという音が聞こえてきた場合に限り、ちょっとボリュームを下げてください。もしあなたがいるのが角部屋だった場合には、すぐにフロントへ連絡し、必要に応じて霊媒師をたずねましょう。
デイユース
ホテルを利用するといっても宿泊だけに限りません。デイユースといって、昼間だけの使用もできます。
各ホテルによってサービス内容や料金形態が異なるため、ご自身で調べてみてください。
デイユースは宿泊よりも安く使えることがほとんどです。ホテルはWi-Fiなどインターネット環境が整っているのも嬉しいですね。
また昼のホテルは空いています。空いていますので、手持無沙汰のスタッフたちからの視線をひしひしと感じながらチェックインすることになります。
「さっきの男なにしに来たんだろうねー」といった話題を提供し、社員どうしの円滑なコミュニケーションに一役買うこともできるわけです。他者貢献というやつですね。
ここぞというときの贅沢空間
超売れっ子ライターやブロガー、小説家ならいいですが、そうでないほとんどの人にとって、ホテルの利用料金は高すぎます。
(作家の中村文則氏はしばしばホテルで執筆するそうです。自宅マンションの壁が薄いんだとか)
執筆すればするほど赤字が膨らんでしまう危機的状況になりますので、ここぞというときのみ利用することをオススメします。
※さっきまでの美女ではないことを祈っています。
自宅
【リーズナブル★★★★★】
【集中しやすさ★★★★★】
最後に紹介するのは自宅です。
灯台下暗しとでもいいましょうか、どうしても目線が外に向きがちですが、ふだん生活している自宅こそが最強の執筆場所だと思います。
移動する必要なし
わざわざ執筆のためだけに移動するのは時間がもったいないといえます。
ブロガーだったらその時間で記事を1本書けてしまうでしょう。
自宅なら移動にかかる時間はありません。
大豪邸に住んでいるなら寝室からリビングまで徒歩5分くらいかかるかもしれませんが、そうでなければ、いつでもすぐにライティングを始められます。
お金だけでなく時間も大切な資産ですよね。
隣がにぎやかな遊園地である場合をのぞき、極力自宅で執筆することを考えてみてください。
お金もかからない
自宅で執筆することを選べば、よけいな費用がかかりません。
「毎月家賃払ってるからタダじゃないんですけど?」という人には、「執筆しようがしまいが発生するお金でしょうが、あんぽんたん」といっておきます。
ノイズをセレクト
好きな環境音を流すことだってもちろん自由。
ネットで見つけた雨の音、カフェの音、雪を踏む音、川のせせらぎ、御経、なんでもありです。
図書館で流そうものなら一発で出禁をくらいますから、いかに自宅が執筆にむいているかがわかります。
筋トレでリフレッシュ
ずっと座っていると疲れます。血流が悪くなるからです。
疲労回復には適度な運動がオススメなのですが、だからといってカフェでスクワットをしたり、図書館で腕立て伏せを始めるわけにはいきません。
そんなことをしたら有名人になってしまいますが、あなたはそういう意味で有名人になりたいわけではないはず。
せいぜいトイレに立つくらいしか体を動かず術はありませんが、それはそれで「頻尿」のレッテルを貼られてしまいます。
ですからカフェや図書館ではじっと座りがちになってしまい、結果として疲労を招くのです。
一方、自宅ならいつでも運動ができます。私は40分執筆したら5分筋トレをするようにしています。
おかげでブロガーがダメだったらボディビルダーとしてやっていけれそうです。
スタンディングデスクを活用しよう
立って執筆をする作家もいます(羽田圭介氏など)。座った状態よりも立った状態のほうが物を書くのには向いているのです。
立っていると血流がよくなり、疲れにくくなります。
脳の血流がアップし、頭が冴えわたります。ライターやブロガーにとって最高の状態ですよね。
立って執筆ができるのも自宅ならではです。
もしカフェで立ってパソコンを操作していたら、「…お客様」となります。
車で立って書こうとすれば、屋根の開くオープンカーを買うしかありません。
ホテルで立って書こうにも、適した高さの台がなく、背中を痛めるだけです。
立って文章を書くのなら、スタンディングデスクがオススメです。
なんだかんだいって自宅こそが最強だと思っています(ネットカフェが自宅だという若者にはなんと声をかけたらいいのかわかりませんが)。
脳みそをフル回転させてステキな文章を書こうじゃありませんか。
※この記事は書き手の金銭的な都合により、スタンディングデスクの代わりに、電子レンジの上にて執筆されましたことをここに記しておきます。
こうして快適な執筆場所を探し求めながら、どうにかこうにかショートショートを書いています。
あなたにも読んでもらえると嬉しいです。
以上、ブログや原稿の執筆にオススメの場所6選でした。