ネットカフェの個室ブースを自宅に再現してみました。
DIYというヤツですね。
DIYはDo It Yourselfの略で、日本語に訳すと「テメェでやれよ」となります。
なぜか命令形で怖いです。
材料をどうするか問題
個室ブースの材料に選んだのはダンボールです。
安藤忠雄がコンクリートで隈研吾が木材なら、私はダンボール。
迷いはありませんでした。
隈研吾は竹(腐りやすく建築資材に不向き)を建築にとり入れています。
ならば私も、ぶっ壊れやすく建築資材に向かないダンボールを使って、不可能を可能にしてみせます。
妻からの「いい加減捨てるよ?」に抵抗しつづけ、「なにに使うの?」をはぐらかしつづけ、ようやく集めたダンボールたちよ、いざ。
ネットカフェのブース着工
ブースの建設に取りかかります。
建設予定地がこちら。
四方八方から丸見えのテーブルです。
落ち着かず、PCの操作に集中できません。
ここにネットカフェのようなブースを作って、ブログ執筆に没頭したい考えです。
当初はテーブルを丸ごと囲う予定でしたが、材料が足りないことに気づいて急遽変更。
デスクだけを囲うスタイルに。
一見するとアダルトサイトを見たい中学生の机みたいになっちゃってますが、アダルトサイトを見たい中学生の机ではありません。
内側の様子はこんな感じです。
はやくもネットカフェのブースに近づいてきました。
がしかし、仕切りの高さが足りません。
これでは周囲から見えてしまいます。
ブースを忠実に再現するためには、もう少しダンボールの高さが必要です。
設計図がないため、作業は困難を極めました。
仕切りを延長したのがこちら。じゅうぶんな高さを確保できています。
息子の部屋にこれがあったら心配になるでしょうが、私は親と同居していないため、安心して建設できました。
それから、上下でツートンカラーにしてみました。
建築は外観が重要ですからね。
安藤忠雄の打ちっぱなしコンクリートに倣って、ダンボールの素材感を残しています。
上にペンキを塗るのではなく、素材を見せる。
ダンボールの素朴さが際立っています。
いい感じですね。
あとは全体のバランスを調整して最終仕上げです。
住宅メーカーの「震度7の地震に63回耐えました」みたいな宣伝を見たことがあります。
このブースで試したら「試験場までの輸送中に大破しました」が濃厚です。
ネットカフェのブース竣工
完成しました。
夢にまでみたネットカフェの個室ブースイン自宅です。
- 工期:20分
- 費用:108円(ガムテープ代)
所要時間は20分。かかった費用は108円。
ネカフェ風個室ブースを作らない理由がどこにもありません。
これなら各家庭に1ブースは欲しいところです。
囲まれ感が尋常ではありません。
狭いところは落ち着きますね。
しかし、集中力が増すかと問われたらノーです。
なぜなら"倒れてきそうで怖い"から。
ダンボールで建設したのがいけなかったのか、ガムテープじゃ足りないのか、私の技量不足なのか、原因は目下調査中です。
こだわりのドア
ブースのドアにはこだわりました。
忠実に再現できています。
ドアの下部にスペースが空いているのも、本家ブースを参考にしています。
入る際には……
こうやってつかんで……
こうやって持ち上げて……
むしる
そして解体
残念なお知らせです。
大人の事情により、ブースの取り壊しが決まりました。
20分のあれこれが走馬灯のように駆けめぐります(短時間なのでおなじシーンが何回も出てくる)。
このブースと過ごせたのは短い時間でしたが、一生忘れることはないでしょう。
あぁ……
そんな……
あぁ……
ブースを自作してみた感想
時間のムダ。
以上、自宅にネットカフェの個室ブースを作ってみた感想でした。
ネット通販サイトAmazonでは、Think Lab HOMEパーテーションデスクが売れています。
購入費用はかかりますが、(競走馬のブリンカーのように)余計な情報をシャットアウトでき、集中力がグッと高まります。
ほかにも自分でソフトクリームを作ったり。
カミソリの替刃をぜんぜん替えなかったり。
コーヒー風呂に入ったりしています。