- 雪が降っても86に乗れるのか知りたい
という人に向けてこの記事を書きました。
私は寒冷地に住んでいます。で、86に乗っています。
そんな私が個人的に思うのは「86での雪道走行はできるだけ避けるべき」だってこと。
以下に詳しく書いていきます。
86が雪道に弱い理由
86は雪道に弱いです。といっても、スポーツカーなので仕方ないんですけどね。
悪路をバリバリと走りたければ最初からSUVを買えばいいわけです。86に雪道の走破性を期待してはいけません。
1. FR(後輪駆動)
86はFRです。FR車は雪道での発進を苦手としています。
その理由は、FFや4DWにくらべて駆動輪にかかる荷重が小さいから。駆動輪にかかる荷重が小さいということは、滑りやすいということ。
だからタイヤがスリップしてしまい、うまく発進できないんですね。
それでもなんとか発進できたとしましょう。しかしまだ安心できません。
直進安定性に欠けるFR車はお尻を左右に振ってしまう危険性があります。
雪道で発進するのが大変で、発進してからも大変。もうずっと大変。
こうしたFRの特性から考えて、86は雪道に向いていないといえます。
2. 車高が低い
「俺のスーパーテクなら余裕だぜ」という人にも悲しいお知らせがあります。
86の車高が低すぎるってことです。
スポーツカーとしては最高なのですが、雪が降ると一転、サイテーになります。
トヨタのウェブサイトにて主要諸元表を確認してみました。
【最低地上高の比較】
86:130mm
ランドクルーザー:225mm
最強SUVランドクルーザーとくらべるとその違いがハッキリ見てとれます。しかも、この最低地上高というのはエアロパーツ等を含みません(※灯火類がついていないものに限る)。
そんな車高の低い車で雪道を走ったら、悲惨な結末が待っているのは明らかです。
私はこれまでに何度も、フロントバンパーが雪かきと化している86を見てきました。凍っている箇所もありますし、あれはキズだらけになること必至ですね。
ガリガリガリ!っていう泣きたくなる音が響いていましたよ。
雪が降ったら86に乗らない
理想をいえば、雪が積もったら86に乗らないのがいちばんです。
他にも車を持っていたり、通勤に車を使用していなければ可能でしょう。
私は後者なので、幸いにも雪道を走らずに済んでいます(スタッドレスタイヤすら買っていない)。
降雪量の多い地域で86の購入を検討している方は要注意です。
赤信号で止まったきり発進できないかもしれません。発進したらお尻を左右に振ってしまうかもしれません。86が除雪車に大変身してしまうかもしれません。
そうしたリスクをどう考えるか、という話ですね。
「それでも俺は買うぞ!」という英断をされたのなら、どうでしょう、私と一緒に大量のてるてる坊主でも作りませんか?
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