短足って切ないですよね。
犬や猫なら短足でも「カワイイ」のに、人間が短足だとダサい、スタイルが悪い……。ただの悪口になってしまいます。
それだけではありません。短足は絶望的なまでにバイクと自転車が似合わないのです。
なぜなら、バイクや自転車に「またがる」ことで、いっそう脚の短さを強調してしまうから。
書いていて涙が出てきましたが、この記事ではそんな「バイクや自転車が似合わない短足の嘆き」を吐露していきたいと思います。
短足のみなさん、共感してください。
短足はバイクも自転車も似合わない
中学生のころに、クラスのマドンナ的な女子から「こんなに自転車が似合わないヤツは初めて見た。なんでそんなに似合わないわけ?」といわれました。
当時は自分が短足だという自覚がなかったため、「なんでやねん!」と元気にツッコんでいましたが、いまならわかります。
脚が短いからや。
脚が短いから自転車が似合わへんねん。
短足って本当に自転車が似合わないんですよね。理由がわかりますか?
「ここから脚です」と強調するから
サドルにまたがった瞬間に、どこからどこまでが脚なのかが明確になってしまうからです。
ふつうに立っているときは、Tシャツの裾がお尻くらいまであったりして、胴体と脚の境界はあやふやになっています。
他人から見ても「短足である」ということはぼんやりわかりますが、具体的に「脚の長さはここからここまで」とはわからないんです。
ところが、バイクや自転車にまたがった瞬間に、脚の長さがくっきりと露呈します。
情けなくぶら〜んと垂れ下がっている部分。それが脚です。それが脚のすべてです。
ですからね、バイクや自転車は「短足殺し」なわけですよ。あんな物に乗ったらおしまいです。自ら短足アピールをすることになってしまいますから。
某アニメ風にいえば、「可動式拷問器具ぅ〜」です。短足のみなさん、くれぐれも気をつけましょう。
(自分が乗れないから僻んでいるわけではないが、私はバイクが嫌いだ)
短足は移動手段が限られる
短足であるというだけで、移動手段の選択肢から、自動的にバイクと自転車が消えてしまいます。
バイク、自転車ともにエコで経済的でお手軽な移動手段ですよね。
それらが使えないというのは、とても切ないことです。
「ズボンの裾上げでえげつないくらい裾切られる」に負けず劣らず切ないことです。
自転車に乗る勇気
かつて『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』という本が売れました。
私も読みました。「嫌われる勇気」を持てたような気がします。
でも、「短足が自転車でスーパーに向かう勇気」はまだ持てていません。
アドラーも教えてはくれません。短足は、いったいどうしたらいいのでしょう。
短足は改善できるのか
そもそも短足は改善することができるのでしょうか。つまり、脚を伸ばすことは可能なのでしょうか。
じつはこれ「場合によっては可能」なのです。
ではどんな場合かというと、それはO脚の人。O脚は損です。O脚というだけで脚が短く見えてしまいます。
ゆえに、O脚を改善することで、脚を伸ばす(伸びたように見せる)ことができるのです。
もし短足かつO脚だという人は、あきらめないでください。まだチャンスがあります。
ぜひO脚を治して、脚の長さを少しでも取り戻しましょう。
とはいえ、O脚が治ったところで、バイクや自転車には近づかないほうがいいとは思いますが。