日記を習慣にしようと思っている方に、日記帳の購入をおすすめしない理由をご紹介していきます。
日記帳とは、あらかじめ日付と記入欄が印刷されている日記専用の手帳やノートのことです。
ぜひ参考にしてみてください。
日記帳をおすすめしない理由
日記を書くなら日記帳……ちょっと待ってください。
日記帳はおすすめしません。
なぜなら、記入できる文章量が限られてしまうからです。
日記帳は上限がある
日記帳のデメリットは、書ける枠が決まっていること。
毎日決まった大きさの「日記を書くスペース」が設けられていて、その枠におさまるようにその日あった出来事を書いていかなければなりません。
これがとても不自由なのです。
日によって書きたい量は異なる
当然ながら、毎日おなじ文章量で済むわけではありませんよね。
仕事をしている平日はあまり書く内容がなくて、いっぽうで週末は出かけたり映画を観たりするので、日記に書きたいこともたくさんある。
このように、文章量には波があるのが自然です。
ところが日記帳は融通が利きません。
毎日「この範囲内でおさめろ」と枠が設けられており、枠を超えて書くことができない。
ですから、とくに変わったことのない平日も、いろんなことが起こった週末も、すべて均一のサイズに押し込めるように強制されます。
こんなにも不自然かつ不自由なことってありますか?
たとえるなら、小さいフライパンを買うようなものです。
友人を自宅に招いて手料理でおもてなしをしようと考えている。
ところが、フライパンが小さいせいで食材が入りきらない。
これとおなじことが日記帳でもかならず起こります。おさまりきらない、って。
枠が大きい日記帳にすればいい?
「だったら枠が大きい日記帳にすればいい」
そう思う方もいるでしょう。
たしかに日記帳には、記入できる枠が3行程度しかないものから、ノート1ページ分確保されているものまで存在します。
だったら「大は小を兼ねる」ということで大きいものを選べばいいような気もしますが、これもおすすめしません。
今度は平日にあまり書くことがなく、枠がたっぷりと余りがちだからです。
用意された範囲の10%ほどしか埋まっていないのに、その日あった出来事をすべて書き切ってしまった。
こんなときたいていの人は、余ったスペースを見て虚しい気分になります。
「なんか空っぽの人生だな」って。
それで日記を書くのがだんだん切なくなってきて、書くのをやめてしまう。
こんな悲しい結末を迎えることになりかねません。
範囲が小さくても問題があり、大きくても問題がある。
つまり、「記入範囲が指定されている」日記帳そのものに問題があるんですね。
以上の理由から、日記帳の購入はおすすめしません。
まとめ
会社でつまらない仕事をしていた日と、恋人とデートをした日。
この2つがおなじ文章量になるはずがありません。
ほとんど書くことがない日もあれば、たくさん書きたい日もあります。
だからこそ、枠にとらわれない「大学ノート」に日記をつけることをおすすめします。
いわゆる一般的なノートですね。
そこに自分で日付を書いて、日記を書いていくんです。
そうすれば、文章量が少なくても多くてもまったく問題ありません。
好きなだけ自由気ままに書けますよ。
「日記をつけるなら日記帳」という固定観念は捨てましょう。ロクなことになりません。
「1日3食とらないといけない」という思い込みが良くないのとおなじです。
以上、日記帳の購入をおすすめしない理由でした。
おすすめはこちらのツバメノートです(私はこれを日記帳として愛用しています)。
上質な紙を使っているので長期保存にも適していますよ。