会社を辞める!『まだ「会社」にいるの?』を読んだ感想

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

f:id:MORIKO:20191209201138p:plain

組織のなかで働くことに疲れた。もっと自由に自分らしく働きたい……など。

理由はともかくとして、あなたは会社を辞めたいと思っていませんか?

 

この記事では、山口揚平著『まだ「会社」にいるの?』を読んだ感想をご紹介します。

本書を読めば、独立するイメージが湧くかもしれません。

 

 

『まだ「会社」にいるの?』の感想

f:id:MORIKO:20191209203902p:plain

本書は、「会社を辞めたいけど辞める勇気がない」と悩む人の背中を押してくれる本です。

 

著者は30歳で独立したそうで、自身の経験についても書いてあります。

あなたの周囲には、独立してフリーランスとして活躍している人はいますか? 

もし身近にいなければ、なかなか経験者の話を聞く機会ってありませんよね。

 

そんな「フリーランスの知り合いがいない」という方にも本書はおすすめです。

 

独立前に考えておくべきこと

会社を辞めてフリーになる前に考えるべきことが2つあるそうです。 

  1. 自分にできること
  2. 固定費を下げた生活

 

1つ目の自分にできることとは、フリーになってどんなスキルで生きていくのかという肝心な部分ですね。

活かせるスキルがないまま退職すると、たぶん路頭に迷います。

 

もしスキルがない場合は「在職中に見つけておけ」と著者はいいます。それまでは独立すべきでない、と。 

まぁ当然のことですが。

 

それから2つ目は固定費を下げた生活のシミュレーションです。

フリーになると収入が不安定になります。独立直後はまともな収入が得られないこともあるでしょう。

ですから、支出はなるべく絞ったほうがいい。

 

f:id:MORIKO:20191209201706p:plain

現在よりも生活水準を落として、どれくらい出費が減らせるのかを計算しておくわけですね。

しばらくは節約生活。タバコも競馬も我慢です。

場合によっては、いまよりも家賃の低い物件に引っ越すなど。 

 

www.shortshortshort.jp

生活費をガッツリ削るなら、まずは家賃からですね。

 

 

独立は誰にでもできる

著者は「独立は誰にでもできるスキルである」と主張しています。

独立は向き不向きといった問題ではない。やろうと思えば誰だってフリーで生きていけるのだと。

 

その根拠として著者は、1960年代の日本社会は60%が独立事業者だったことを挙げていました。

が、時代がちがうので、単純に比較するのは難しいでしょうね。

 

f:id:MORIKO:20191209202053p:plain

室町時代に武士がいたからといって、21世紀も「武士として食べていけれる」わけではありませんので。

 

なお、著者の山口氏は本書のほかにも独立系の本を出しています。

ですので、あくまでも著者の立場上は「独立は誰にでもできる」ということにしておいたほうが都合がいい、のだということも忘れてはいけません(才能だとしたら本が売れなくなる)

 

精神的に耐えられる?

たとえば精神面を考えてみてください。

 

会社を辞めて安定収入がなくなるわけです。

あるいは、とつぜん収入がガクンと落ちてしまうこともあるでしょう。

こうした不安定な状態で仕事に邁進できるか、不安に押し潰されてしまうのか。 

 

これは本人の性格によりますよね。

で、こうしたところにフリーランスの向き不向きがあると思うのですが。

 

ですので、著者の「独立は誰にでもできるスキルである」という主張には、100%賛同しかねます。

 

まとめ

独立がスキルか才能かはともかくとして、いつかフリーランスになりたいと考えている人にとって本書は参考になります。

 

不安をコントロールする方法、リラックス方法、独立時に必要な貯金額、友人に仕事を依頼されたときの注意事項など。

フリーランスを目指しているのなら、知っておいて損はありません。

いえ、知らないと損です。

 

もしあなたが他者に貢献できるスキルを持っていて、独立に興味があるなら、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょう。

 

f:id:MORIKO:20191209202603p:plain

収入に限度がない。それがフリーの魅力だそうです。

自分の限界収入に挑んでみませんか? 

 

まだ「会社」にいるの? ~「独立前夜」にしておきたいこと~

まだ「会社」にいるの? ~「独立前夜」にしておきたいこと~

 

以上、山口揚平著『まだ「会社」にいるの?』を読んだ感想でした。

私はまだ……会社にいるの。