あなたは「現状を変えて何か始めたい」と考えていませんか?
この記事では、ポール・スローン著『すごいイノベーター70人のアイディア』を読んだ感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『すごいイノベーター70人のアイディア』の感想
著者のねらいは「読者にインスピレーションやアドバイスを示すこと」だといいます。
したがって、現在の場所を抜け出して新しい冒険に踏み出したいと考えている人にぴったりの内容です。
もしあなたが現場に満足していないなら、本書はなにか行動を起こすきっかけになるかもしれません。
わかりやすい構成
本書から学べるのは、イノベーター(偉人)たちの考え方や行動力などです。
本書はそれらを、
- 視点の変え方
- 伝え方
- 価値の作り方
- 苦境の乗り越え方
などの章にわけて紹介していました。
たとえば「苦境の乗り越え方」のセクションでは、ピンチに陥った偉人たちがなにを考え、どうやって乗り越えたのかをまとめて知ることができます。
とても良い構成だと思います。
大事なのは「自分を信じる」こと
私が本書を読んで感じたのは、自分を信じることの大切さです。
偉人たちはもう、呆れるくらいに自分のことを信じています。
「その自信はどこから?」と聞きたくなるくらいに。
たぶん、根拠などない人も大勢いるのでしょう。
それでも「自分ならできるはずだ」と信じたからこそ、葬儀屋から抗議を受けても、お金がなくても、挫けなかったのだと思います。
ひとまず「自信が必要だ」ということはわかりましたが、「どうやって自信を手に入れるか」についての言及は、本書にはありませんでした。
そのあたりは別の本を読んで深めていく必要がありそうです。
たとえばこの本とか。
IKEA創業者の話が気に入った
個人的にもっとも印象的だった人物は、IKEA創業者であるイングヴァル・カンプラードです。
彼はどれだけ莫大な資産を築いても、けっして倹約の姿勢を失わなかったといいます。
運転する車は中古のボルボ。宿泊先は安いホテル。
そうやって世界中のIKEAを回ることで、社員たちに身をもって「コストを抑え続けること」の重要性を説いていたのだそう。
まさに人徳者ですね。
もしも私が彼の立場だったら、新車のポルシェ911を走らせ、ラグジュアリーホテルに泊まりながら各店舗を視察します。
逆イングヴァル・カンプラードです。
あなただったらどうですか?
莫大なお金が預金通帳にあっても、中古車に乗りつづけますか?
まとめ
イノベーター70人を簡単に紹介しているのが本書です。
すべての人物が4ページ程度にまとめられているため、それぞれのイノベーターについて知れるのはほんのわずかでした。
もし興味を持った人物がいれば、伝記などを読んでみるのが良いかもしれません。
本書は、「こんな凄い人がいたのか」と知るきっかけとしてうってつけだと思いました(イラストが豊富で読みやすい)。
私はIKEA創業者であるイングヴァル・カンプラードに感銘を受けたものの、近所にIKEAが存在しないため、今後もニトリを愛顧する所存です。
(IKEAのレストランが大好きなのですが)
いつもの仕事と日常が5分で輝く すごいイノベーター70人のアイデア (T's BUSINESS DESIGN)
- 作者:ポール・スローン,Paul Sloane
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
以上、ポール・スローン著『すごいイノベーター70人のアイディア』を読んだ感想でした。