『やりたいことをやれ』の要約と感想

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ホンダの創業者である、本田宗一郎の考えが詰まった本です。

いつかは好きなことを仕事にして生きたい」と考えている方にとって、本書は参考になるかもしれません。

 

本田宗一郎があなたの背中を押してくれます。

 

この記事では、本田宗一郎著『やりたいことをやれ』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『やりたいことをやれ』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

著者が本田技研工業(通称ホンダ)を創業し、成功できたのはなぜか。

その答えは、彼が不得手な分野にいっさい手を染めなかったからだ

藤沢というパートナーに営業を任せ、本田宗一郎は得意なことだけに集中した。

だから成功できた、と彼は自分の過去を分析している。

 

資源に乏しい日本で成功する方法、スピードが大事な理由、カネと時間はどっちが大切か、学問の重要性など、やりたいことをやって生きる人生について説く。

 

以上がおもな内容です。

「やりたいこと」がありながらも、本懐ではない仕事をしている方に本書はおすすめです。

これからの生き方について考えるきっかけを、本書が与えてくれるかもしれません。

 

1ページ1項目の読みやすいスタイル

本書は誰にとっても読みやすい本だといえます。

なぜなら、1ページにつき1項目だけが書かれているからです。

 

  • 常識について
  • 家庭について
  • 読書について
  • 学問について
  • 時間について
  • 遊びについて
  • 別荘について
  • クルマについて
  • レースについて
  • スピードについて

など、さまざまなテーマに関して、著者の考えが1ページにまとめてありました。

ゆえに私たち読者はテンポよく本書を読み進めることができます。

 

どれだけ立派なことが書かれていても、文字がギッシリ詰まっていて、小難しい表現ばかりが並んでいたら、とても読む気になれません。

そうしたとっつきにくさがない、むしろ読みやすいのが、本書の魅力です。

 

「1項目につき1ページの制約があるなら、それぞれの内容が浅いのでは?

このように心配する方がいるかもしれません。

 

が、大丈夫です。 

1ページのなかに本田宗一郎の考えがギュッと濃縮されて詰まっているため、けっして物足りなく感じることはないでしょう。

 

たとえるなら、ある商品について、 

  • 15秒間のCM
  • 30分間のプレゼン

これらを行ったとき、説明が長ければ長いほど良いわけではないのとおなじです。

余計なエピソードが載っているせいで、かえって重要なメッセージがボヤけてしまうことさえあります。

 

1ページにつき1項目スタイルの本書では、重要なこと、すなわち本質だけがズバッと書かれています

これほど濃く、示唆に富んでいる書籍は、なかなかありません。

 

 

超優れた自己啓発書

自己啓発書にランクをつけるとしたら、本書は間違いなくトップクラスに分類できます。

なぜなら本書は、私たち読者に多くの知恵や気づきを与えてくれるからです。 

 

たとえば本田宗一郎は、「人は得意なことをやるのが一番だ」と主張していました。

というのも、得意なことをやってもなお、失敗しかける(会社が潰れかける)ことがあるからです。

得意なことをやっても失敗しそうになるなら、不得手なことをやって、どうして成功などできようか、ってなもんです。

 

学生のころを思い出してみてください。 

得意な教科ですらテストで100点を取るのが難しいのですから、苦手な教科で100天満点を取ろうとするのは、無謀です。

 

不得手なことを仕事にして生きている人は、苦手な教科で100点を取ろうとしているようなものかもしれません。 

とても賢い生き方だとはいえないでしょう。

 

それから本田氏は、「スピードを否定する人間は敗北者だと思う」とも述べていました。 

なぜなら、限られた時間内にどれだけ自分の要求を叶えられるかが、人間の目標だからです。 

 

限りある人生のなかで1つでも多くの願いや欲求を叶えるためには、スピードが欠かせません。 

ゆえに著者は、お金よりも時間のほうがずっと大事だ、と語っていました。

 

得意な分野で、スピード感をもって仕事に取り組むこと、これが成功するための必須条件だとしたら、あなたは両方を満たせている自信がありますか?

 

まとめ

自らの得意なこと、好きなことを仕事にして生きたい方に本書はおすすめです。

仕事で成功するためのアドバイスを得ることができます。

 

仕事や生き方について家族に相談するよりも、友人に相談するよりも、本書を読むのがおすすめです。

なぜなら、本書を読めば本田宗一郎に相談できるからです。

 

本田宗一郎はあなたに、

  • 資金がないとき
  • 商品が売れないとき 

どうすれば良いかを教えてくれます。 

怪しいセミナーや胡散臭いオンラインサロンに参加するよりは、役立つのではないでしょうか。 

 

やりたいことをやれ

やりたいことをやれ

 

以上、本田宗一郎著『やりたいことをやれ』の要約と感想でした。

結論。示唆に富んでいる本。成功する人間の、頭のなかを覗ける。

 

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