井上尚弥の試合を見たことがありますか?
強いボクサーですよね。
この記事では、井上尚弥著『勝ちスイッチ』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『勝ちスイッチ』の要約と感想
まずは本書の要約から。
プロボクサー・井上尚弥がこれまでの人生について綴ったもの(2019年WBSS決勝ドネア戦前に執筆)。
なにを思い、なにを大事にし、なにを目指して闘っているのか。
モンスターと呼ばれる男がもつ強さの秘密について知ることができる。
以上がおもな内容です。
本書はボクシングファンが読むことを想定して書かれています。
彼の試合や相手選手についての知識を持っていたほうが楽しめるでしょう。
勝利のデザインを「作業」と呼ぶ
彼は、勝利をデザインすることを「作業」と呼んでいます。
一撃必殺のKOパンチを当てる前に、相手をどれだけ弱らせるか。
これが「作業」なのだそう。
彼は、感情的になりすぎずに作業を遂行することを美学としているようです。
感情ではなく、理性で勝つ。だから作業。
リングに上がれば、アドレナリンが分泌されて興奮状態になるでしょう。
それでもクールに作業をこなす。
「ぶっ殺してやる!」というテンションでは闘わない。
これ、難しいことだと思います。
パァーッと後続車にクラクションを鳴らされただけで「ぶっ殺してやる!」と激昂するのが一般的ですから。
井上尚弥は1日2食
プロボクサー井上尚弥は、1日2食で生活しているそうです。
(注目すべきポイントではないかもしれませんが、私のアンテナには引っかかりました)
朝食はとらず、昼と夜だけ食べる。
日本国民全員に知ってもらいたい情報です。
人間は、1日3食とる必要などありません。
ハードなトレーニングをしている井上尚弥でさえ1日2食なのに、なぜデスクワークの会社員が1日3食もとる必要があるのか、という話です。
会社員が1日2食にしたところでエネルギー不足に陥ることはないでしょう。
だって、ボクサーが1日2食で動けているわけですから。
※井上尚弥の主張ではありません。私の個人的な考えです。
無敗を守れている理由
執筆の段階(WBSS決勝ドネア戦前)で、井上尚弥は無敗です。
彼はドネア戦にも勝利し、連勝記録を伸ばしています。
そんな彼が無敗を守れているのは、「自信がないままリングに上がったことがないから」なのだそう。
自信を持ってリングに上がるために100%の準備をするといいます。
『プロフェッショナル仕事の流儀』というテレビ番組で、彼の密着映像を見たことがあります。
壮絶なトレーニングをこなしていました。
それでも彼はカメラに向かって「不安です」と漏らしていたんですよね。
徹底的に鍛えるからこそ、自信を持って本番に臨める。
これはボクシングの試合に限らず、学校のテストや、会社のプレゼンなどにもいえることでしょう。
備えあれば憂いなし、というやつです。
まとめ
井上尚弥と私は、ともに1993年生まれです。
だから勝手にシンパシーを感じ、勝手に応援しています。
私は月3万円のアパートに住むいっぽう、彼は数億円かけて300坪の豪邸を建てる。
共通点は「朝食をとらない1993年生まれの男」ということだけですが、それでもシンパシーを感じています。
井上尚弥のファンであれば、読んで損はありません。
ディズニー映画が好きなんていう、意外な一面を知ることもできます。
以上、井上尚弥著『勝ちスイッチ』の要約と感想でした。