紫外線、浴びていますか?
この記事では、南雲吉則著『病気が逃げていく!紫外線のすごい力』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『病気が逃げていく!紫外線のすごい力』の要約と感想
まずは本書の要約から。
日光に当たることは、世界一簡単でお金のかからない病気予防、不調改善法である。
紫外線によってシミや皮膚がんになるというのは嘘。
積極的に紫外線を浴びて、ビタミンDの生成を活発化させるべき。
ビタミンDの不足はがんによる死亡リスクを高めるから。
以上がおもな内容です。
紫外線と聞けば、
- 肌にシミができる原因
- 皮膚がんの危険性を高める
などを連想しがちで、一般的に良いイメージはありません。
しかし著者は紫外線のパワーを絶賛しています。
いったいどういうことでしょう?
紫外線に当たるとビタミンDが作られる
紫外線に当たると、肌の表面でビタミンDが作られるそうです。
ビタミンDはがん予防のカギを握っています。
紫外線不足によりビタミンDが足りない人は、がん死亡率が1.7倍になるのだとか。
(これは大掛かりな追跡調査による結果であり、信憑性が高いといいます)
- 細胞の染色体にはがん抑制遺伝子が存在
- ふだんこの遺伝子は活発でない
- ビタミンDが核内部に入りこみ働きかける
- がん抑制遺伝子が活発化する
このように説明されていました。
日本人の2人に1人ががんになる時代です。
紫外線を浴びることでがんのリスクが抑えられるなら、試してみる価値はありそうですね。
太陽光を浴びるだけなので簡単にできますし。
紫外線とシミ・皮膚がんは関係ない
紫外線は悪者。
こんなイメージがあるのではないでしょうか?
肌にシミを作り、皮膚がんを発症させる……。
が、著者はどちらも否定しています。
細かい説明は本書を読んでみてください。
ここでは紫外線が、
- シミの原因にはならない
- 皮膚がんの要因にはならない
という要点だけをご紹介します。
(主張を信じるかどうかはあなた次第です)
南雲氏の日常生活
著者の南雲氏は『60歳を超えても40代に見える生き方 老化に勝ち続ける私の毎日』などの本で知られる「若さ」を売りにするドクターです。
ゆえに、これまで紫外線を徹底的に避けてきたのだそう。
屋外に出る際には日焼け止めを塗り、マスクとサングラスを着用し、日傘をさす。
そんな著者は紫外線のパワーに気付いてから、積極的に太陽光を浴びるようになったそうです。
本書に写真が載っていた南雲氏は、黒々と日焼けしていました。
太陽光だけでなく、タンニングマシン(日焼けマシン)からも紫外線を浴びているといいます。
まとめ
興味深い内容ではないでしょうか?
"常識"とは正反対の主張です。
著者自らが紫外線を浴びているところからして、この理論にたいする自信がうかがえます。
紫外線とビタミンDはがんだけでなく、うつにも効くそうです。
メンタルにも作用するわけですね。
それから著者はこうもいいます。
「紫外線対策を呼びかけているのは、化粧品会社などから資金援助を受けている皮膚科医たちだ」と。
(紫外線への恐怖を煽って対策グッズを売るということ)
著者の主張、あなたはどう感じますか?
以上、南雲吉則著『病気が逃げていく!紫外線のすごい力』の要約と感想でした。