『まちがいだらけのサプリ選び』の要約と感想

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まず、残念なお知らせです。

 

売られているサプリメントのほとんどは効かない

栄養化学者である著者はこのように断言しています。

 

もしあなたがサプリメントを一種類でも飲んでいるのであれば、本書を読むことをおすすめします。 

なぜなら、効果がない無意味なサプリメントを買いつづけているかもしれないからです。

お金をドブに捨てているだけかもしれません。

 

この記事では、金沢和樹著『まちがいだらけのサプリ選び』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『まちがいだらけのサプリ選び』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

著者は栄養化学者。

あなたが本書を読むメリットは、サプリメントの成分表示を見ただけで、そのサプリメントに効果があるかどうかを判断できるようになることだ。

 

サプリメントだけでは健康になれない。

高額なサプリメントはなぜ高額なのか。

サプリメントで摂った栄養素のほとんどは吸収されることなく排泄されている、など、サプリメントの実態を解説する。

 

以上がおもな内容です。

サプリメントを買って飲んでいるすべての方に本書はおすすめです。 

 

本書を読めば、いま飲んでいるサプリメントのうちいくつかをやめることになり、お金を節約できるはずです。

なぜなら、必要のないサプリメントを買っていたことに気づけるからです。 

 

人体にとってサプリメントは異質?

サプリメントによって摂った栄養素は、ほとんどが体内に吸収されることなく、捨てられてしまうといいます。

なぜなら、サプリメントは人体にとって異質だからです。

 

私たちは、糖質やタンパク質、脂質という栄養素を体内で分解し、これらをエネルギーに変えることで生きています。

生命にとって大切なのは、栄養素を分解し、(分解反応によって)エネルギーを作り出すことです。

 

ところがサプリメントは、分解できません。

なぜならサプリメントとは、食物から「効く」とされている成分だけを取り出したものであって、それ以上分解できないからです。

 

たとえるなら、梱包用のプチプチシートです。

お米や納豆といった食べ物をプチプチシートだとするなら、サプリメントは、すべてプチプチを潰してしまったシートのようなものだといえます。

もはや潰す余地がなく、退屈です。

 

分解する余地のないサプリメントもおなじで、分解できずエネルギーにならないサプリメントは人体にとって「要らない邪魔なもの」と認識されるそうです。

結果として、サプリメントで摂った栄養素は、酵素のはたらきによって捨てられます。

 

ではいったい健康のために、私たちはなにを摂取すれば良いのでしょう。

残念ながら、サプリメントではありません。

むしろサプリメントに頼らず、いろいろな食材を偏りなく摂るべきだ、と著者は述べていました。

 

一言でいえば、本書を読むと、サプリメントの幻想が打ち砕かれます。

あなたは敬虔なサプリメント信者になっていませんか? 

 

 

普段の食事で不足するのは……

わざわざサプリメントを買わなくとも、バランスの良い食事をとっていれば栄養が不足することはないと著者はいいます。

 

ただし2つだけ例外があって、

  1. ビタミンC
  2. コーキューテン

これらの栄養素は、普段の食事で不足するリスクがあるのだそうです。

 

とりわけ本書では、ビタミンCの効用について詳しく書かれていました。 

ビタミンCには、

  • 抗酸化作用
  • コラーゲン合成の促進
  • ビタミンEのリサイクル

などの効果があるといいます。

つまるところビタミンCは、アンチエイジングや美肌に関わる重要な栄養素なのです。

 

ここ日本では、1日に100mgのビタミンCを摂るよう推奨されています。

一般的なサプリメントはこの10倍、すなわち1日に1,000mgのビタミンCを摂取できるものが一般的です。

 

ただ世の中には、1日に9〜10gのビタミンC摂取を推奨する研究者がいる、と本書では紹介されていました。

1日に9,000〜10,000mgのビタミンCを、サプリメントによって摂取するわけです。

なぜならビタミンCは、抗酸化作用が高い栄養素からです。

 

「そんなに摂って副作用はないのか?」

と不安に感じる方もいるでしょう。

今のところ、ビタミンCの過剰摂取による副作用は確認されていないといいます。

 

そもそもビタミンCは水溶性であって、過剰に摂取したぶんは尿として体外に排出されます。

たとえるなら、水がなみなみと入ったコップに、水を注ぐようなものです。

余分な水は、すべてコップから溢れます。

ビタミンCもおなじで、体にとって余分であればすべて尿として出ます。

 

体が必要ないと感じたら捨てられるからこそ、ビタミンCをたくさん摂取して不足を防ぐべきだ、という考え方ができるわけです。

 

実際、著者は結核にかかったとき、ビタミンCを1日10g飲んでいたことがあると述べてました。

もちろん、奇行ではありません。

免疫力を高めるための賢い行動です。

 

まとめ

本書を読んだ私は、すっかり感化され、1時間ごとに500gのビタミンCを摂るようにしました

 

毎日8,000gほどのビタミンCを摂っている計算になります。

国の推奨量が1日100gですので、およそ80倍のビタミンCを摂取していることになります。

 

これほどたくさん摂る理由は、ビタミンCによって体の酸化(すなわち老化)に抗うため、活性酸素を除去するためです。

なるべく老化したくない、ってこと。

 

ビタミンCを小分けにして飲んでいるのは、一度にドバッと摂取しても、すべて(黄色い)尿として排出されてしまうからです。

ビタミンCは体内に貯蔵しておけれない。

 

メガビタミンC生活を2ヶ月以上つづけていますが、いまのところ不調はありません。

すこぶる元気です。

 

本書を読めば、あなたも私のようにビタミンCをたっぷり摂取したくなり、ほかのサプリメントは飲むのをやめたくなることでしょう。

サプリメントとは何か、栄養素とは何かを学べる良書です。

 

まちがいだらけのサプリ選び

まちがいだらけのサプリ選び

  • 作者:金沢 和樹
  • 発売日: 2011/12/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以上、金沢和樹著『まちがいだらけのサプリ選び』の要約と感想でした。

結論。サプリメントに頼るな。普段の食事でバランスを意識したほうが良い。ただし、ビタミンCとキューコーテンの2つだけは不足しやすいので注意が必要。

 

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1日に8〜9gのビタミンCを摂取するとしたら、90日分のサプリメントは10日ちょっとで空っぽになります

すぐ終わりますので、購入量にご注意ください。