「いま」に集中して生きていますか?
この記事では、ヨグマタ相川圭子著『ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス』の要約と感想
まずは本書の要約から。
人生を豊かにする答えは外側の世界ではなく、自分の内側にある。
大切なのは過去でも未来でもなく、今、生きているこの瞬間。
他人と比べず、多くを求めず、お金に執着しない。
ヨガの真髄であるヒマラヤ秘教の修行を積み、2000万人いる修行僧太刀の最高峰であるシッダーマスターとなった著者が、より良く生きる方法を伝授する。
以上がおもな内容です。
いまの生活に幸福を感じられていない人は、読んでみる価値があります。
人生観が変わるかもしれません。
ヒマラヤ瞑想とは?
ヒマラヤ秘教においてシッダーマスターの称号を与えられた者だけが、ヒマラヤ瞑想を指導できるといいます。
ヒマラヤ瞑想を行えば、心が浄化され、ほんとうの自分が目覚めるのだそう。
ただし、本書でやり方は紹介されていません。
ヒマラヤ瞑想を行う前に知っておくべき考え方、世の中の真理がある。
その考え方や真理を説いているのが本書です。
つまり、ヒマラヤ瞑想を行う前段階ですね。
とはいえ、本書の内容だけでも生き方に影響を与えるパワーがあります。
ヒマラヤ秘教入門書のような位置づけです。
※ヒマラヤ秘教:不死を目指す科学であり実践。真理を追求する哲学。
キーワードは「カルマ 」
本書にはカルマという言葉が何度か登場します。
カルマとは、これまでの記憶や行為のこと。
いまあなたが抱いている願いは、今世のものに加えて、過去生からのオーダーでもあるといいます。
あなたが「豪邸に住みたい」という願いを持っているなら、それはカルマの願いだから、否定すべきではない。
カルマの願いを叶えることこそが生きる意味、なのだとか。
このように考え、願望は否定しないそうです。
そうなんですね。
自分が持っている願いは、自分だけではなくて、過去生からのオーダーでもあったんですね。
そう考えると「みんなの気持ちを無下にできない」という、責任感というか、使命感のようなものが湧いてきます。
この考え方、いいかもしれません。
あなたが努力する理由
なにか努力していることはありますか?
- 仕事
- 勉強
- ボランティア
など、なんでも構いません。
著者は、「なにかを頑張るのは誰かに評価されるためではない」といいます。
そうではなく、自分のカルマを解消し、自分自身が真に成長するために頑張るのだと。
これは周囲に目を向けず、自分に目を向けろというメッセージです。
他人からの評価を意識していては、豊かな人生は送れない。
自分を信じて、愛して、無欲に、誠実に、コツコツとやってこう。
カルマを解消していこう、というわけ。
SNSで幸せアピールを重ねても、カルマは解消できず、豊かにもなれないでしょうね。
減っていくのはカルマではなく、データ通信量の残りだけ。
まとめ
なんだかスピリチュアルな世界だな、と感じた人もいるでしょう。
が、書かれている内容は真理だと思います。
- 空を見る
- 不足を探さない
- 刺激を求めない
- 享楽に溺れない
- 良い感情を持つ
- 欲望に囚われない
- 綺麗な空気を吸う
- 自分に与えすぎない
- お金を目的にしない
- 純粋なものを食べる
- みんなの幸せを願う
- 開放的な場所に身を置く
など。
豊かな人生を送る指針になりそうです(反対のことばかりしていませんか?)。
あくせくせず、ボーッとした瞑想的生き方をするのも、悪くないのかもしれません。
以上、ヨグマタ相川圭子著『ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス』の要約と感想でした。