『「時間の使い方」を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時』の要約と感想

科学的に正しい時間の使い方をご存知ですか?

 

この記事では、一川誠著『「時間の使い方」を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『「時間の使い方」を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

上手な時間管理を行う上で欠かせないもの、それは人間心理の知識である。

なぜなら、時間の感じ方は感情や感覚、代謝によって長くなったり短くなったりするからだ。

 

「感じられる時間」の特性を生かし、自分の能力を引き出し、生活の満足度を高める方法を解説する。

 

以上がおもな内容です。

時間を有効に使いたい」と考える方に本書はおすすめです。

 

人間の時間的特性に合わせて生きるススメ

時間は2種類存在しているといいます。

  1. 時計の時間
  2. 感じられる時間

両者の違いは「進むペース」にあります。

 

時計の時間はつねに一定のペースで進むいっぽうで、感じられる時間は、私たちの心理に影響を受け、進むペースが変動します。

退屈な仕事をしていると時間が長く感じられ、好きなマンガを読んでいるとあっという間に時間が過ぎたように感じるのが、「感じられる時間」です。

 

時計の時間ではなく、感じられる時間(つまり人間の特性に合わせた時間)に合わせて生きる重要性について、本書では説明されていました。

 

なぜなら、「時計の時間」は人間が作り出した道具でしかないからです。  

共同体の活動を円滑に進めたり、個人の作業ペースを整えるためのものであって、「時計の時間」は人間の時間的特性に則していません。

 

 

思考と記憶に適した時間

人間の時間的特性に基づいて考えると、思考や記憶にはそれぞれ適した時間帯があるといいます。

 

たとえば、論理的な思考や判断は10時〜14時の間に行うのが良いそうです。

いっぽうで短期記憶や注意を必要とする課題については、16時〜20時に行うべきだといいます。

 

どうしてなのか、そこには「人間の体温」が関係していると著者は指摘します。

身体時計が生み出す24時間周期リズムの影響を考慮すると、上のようになるのだそうです。

 

このように生態リズムに則して時間というものを考えれば、

  • 時間を効率よく使う技術
  • 集中力を保つ方法
  • 残業を避けるべき理由
  • 15分程度の仮眠をとるメリット
  • 注意すべき「時間泥棒」の存在

などが明らかになるといいます。

 

有限である時間を、最大限活用したいと思いませんか? 

体温が低い早朝に物事を「記憶」しようとするのは、身体時計的に賢いやり方であるとはいえません。

たとえるなら、テーマパークに着いてすぐ大量のお土産を買うようなもの。タイミングを過違えている。

 

1日24時間という限られた時間を「どう使うのが正解なのか」が本書には書かれています。

 

まとめ

「時計の時間」は人間が作り出した道具です。

あくまでも生活を便利なものにするための道具であって、時計の時間に支配されていはいけません。

 

時計の時間ではなく、バイオリズムに基づく身体時計にあった生き方をしたほうが、生物として自然であり、負担を感じることなく生きられるでしょう。

本書は私たちに「賢い時間との付き合い方」を教えてくれます。 

 

16〜20時の体温が高い時間帯に暗記をすると良いそうですが、この知識を知らず、早起きして暗記に励んでしまったらどうでしょう。

この人物は損をします。

なぜなら、早朝は暗記に適した時間帯ではないからです。

 

午前10時が肝試しに向いていないのとおなじように、暗記や思考にも、それぞれ適さない時間帯が存在しています。 

科学的に正しい時間の使い方を知っておいて損はないはずです。 

 

以上、一川誠著『「時間の使い方」を科学する 思考は10時から14時、記憶は16時から20時』の要約と感想でした。

結論。受験生やビジネスパーソンなど、限りある時間を有効に使いたい方におすすめ。本書を読むなら、暗記に適した16〜20時がベスト。

 

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