マツダが製造・販売しているロードスターRFには、ATとMTふたつのトランスミッションが用意されています。
どちらを買うも個人の好みですので、AT/MTに正解はありません。
ただし個人的には、ロードスターRFはATのほうが良い、と感じています。
この記事では、
- RFは大人向けの優雅なクルマ
- MTはクラッチペダル周辺が窮屈
など、「ロードスターRFはAT・MTどっちを選ぶべきか」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ロードスターRFはATとMTのどっちを選ぶべきか
ロードスターを買うなら、ソフトトップかRFかに関わらず、ATがおすすめです。
なぜなら、ロードスターのクラッチペダルは操作しにくく、 運転していて不快だからです。
つまり、消去法でMTという選択肢が消える、ということです。
残るトランスミッションはATだけですので、ATのロードスターを買うことになります。
ロードスターのMTは最悪
ロードスターはRFかソフトトップかに関係なく、MTの作りがよろしくありません。
というのも、ロードスターのクラッチペダルは踏みにくいのです。
フットレストとブレーキペダルの間隔が狭く、その間に無理やりクラッチペダルが配置されています。
ですので、クラッチペダルを踏もうとして、
- ブレーキペダルを踏んでしまう
- フットレストに足をぶつける
といったトラブルがしばしば発生します。
ロードスターのMTは、お世辞にも「運転しやすい」とはいえません。
これほど運転しにくいMT車を他に知らない。
MTの出来が悪いので、トランスミッションを検討する際、消去法でMTが消えていきます。
結果として、残ったATを買うことになります。
ロードスターRFはATが似合う
そもそもRFは大人向けの優雅なスポーツカーですので、肩肘張らずに運転できるATが、RFのキャラクターにはよく似合っています。
ロードスターRFの足回りは柔らかく、コーナーでは大きくロールします。
快適な乗り心地を優先したセッティングなのでしょう。
高速でコーナーを駆け抜けるようなドライブには向いていないため、RFで峠道を攻める気にはなれません。
ギアチェンジは機械に任せ、心に余裕を持ってのんびり走るのが、RFにピッタリです。
つまり、RFとATは相性が良い、ということです。
極端なことをいえば、RFにMTで乗るのは、ロールス・ロイスをMTで乗るようなもの。RFはそういう車じゃない。優雅であるべき、みたいな。
ロードスターRFを本格的なスポーツカーだとは思わないほうが良いでしょう。
そのイメージは誤りです。
ATについているパドルシフトが便利
ロードスターRFのステアリングには、パドルシフトが装備されています。
ステアリングを握ったままパドルシフトを使ってシフトダウンし、エンジンブレーキを効かせることができるわけです。
ATといえどもストレスなくギアチェンジできるため、ATを不便に思う場面はほとんどありません。
ロードスターRFにはすべてのグレードにおいてパドルシフトが標準装備されています。
どのグレードでATを買ってもパドルシフトによる操作ができるのは、RFの大きな強みです。
まとめ
ロードスターRFを購入するなら、トランスミッションはATを選ぶのがおすすめです。
- MTはクラッチ周辺が窮屈だから
- 優雅な雰囲気にATが合うから
- パドルシフトでギアチェンジできるから
ATをおすすめする理由は以上の3つです。
それでもMTにこだわりたい方は、RFではなく、ソフトトップのNDロードスターを買うのが良いかもしれません。
排気量ではRFに劣りますが、1500ccのエンジンをMTでぶん回し、(RFよりも)軽量のボディを走らせる快感が、ライトウェイトの"ロードスターらしさ"をドライバーに感じさせてくれることでしょう。
ただし、クラッチペダルのレイアウトを許容できれば、の話です。
以上、ロードスターRFはオートマ・マニュアルどっちを選ぶべきなのか、でした。
結論。ATに一票。
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ロードスターMTのペダルレイアウトについて、当サイトにはこんな記事があります。
「スポーツカーでオートマはダサい」と感じる方は、こちらの記事をどうぞ。