スマイルズ『向上心』の要約と感想

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向上心を持って生きていますか?

向上心を持ち、仕事に打ち込むよう勧めているのが本書です。

 

この記事では、サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳『向上心』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『向上心』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

なにもせずに時を過ごしてはならない。

知識を学ばない人間は死に等しい

人のために役立つ仕事をせず、怠けてばかりいる人間は、どんなに長生きをしたとしてもただ息をしているだけの存在なのだ。

 

つねに向上心を持ち、仕事を愛するべき理由を説く。

 

以上がおもな内容です。

本書のアドバイスに従って生きたなら、仕事で成果を出し、たくさんのお金を稼ぎ、充実感が得られるに違いありません。

人間いかに生きるべきか」を学びたいすべての方に本書はおすすめです。

 

仕事について

仕事に打ち込むべきだ、とスマイルズは推奨しています。 

なぜなら働くことは、行動力あふれる人格を養うのにもっとも良い方法だからです。

 

私たちの内に秘められている才能は、仕事を通して完成されるといいます。

つまり、仕事をしなければ私たちの才能は眠ったままだ、ということです。

何かしらの才能を持って生まれたなら、発揮せずに人生を終えるのはもったいない。

 

それから、自分の仕事に愛情を持つべきだ、とも著者は述べていました。

仕事への愛情は、私たちが低級でえげつない趣味に走るのを防ぐ最善の予防措置だから、だそうです。

 

「低級でえげつない趣味」の具体例は挙がっていませんでしたが、

  • ギャンブル
  • アルコール

など、依存性があり、健康や財産を損なう恐れのある趣味のことだと考えて良いでしょう。

 

情熱を持って仕事に取り組んでいれば仕事そのものが最高の喜びをもたらしてくれるため、くだらない趣味に興じる必要はなくなります。

仕事でストレスが溜まらないため、わざわざ趣味でストレスを発散する必要がない、ともいえそうです。

 

憂うつになるのは何も仕事をしないことが大きな原因だ」と述べるなど、スマイルズは一貫して働くことを勧めていました。 

 

こうした数々の言葉たちが、読者の勤労意欲を刺激します。

 

 

もっとも危険なのは暇な時間

向上心を持つ人間が仕事に精を出すいっぽうで、向上心のない人間は、時間を持て余します。

つまり、向上心のない人間は退屈でヒマな時間を過ごす、ということです。 

 

私たちにとってもっとも危険なのは「暇な時間」だと著者は述べていました。

ダラダラと過ごしなんの役にも立たないような人間は、ただ息をしているだけだと彼はバッサリ切り捨てます。

 

向上心のない人間は貧しい(金銭だけでなく精神面も)、知識を学ばない人間は死に等しいなど、自らを成長させない人間には価値がないといいます。

 

あえてこのような厳しい表現を用いることで、著者は読者に刺激を与え、あるいは挑発し、やる気を出させようとしているのかもしれません。

 

夏目漱石の『こころ』のなかでも、「向上心のない者は馬鹿だ」というセリフが出てきます。

自分を高めようとしない人間は、どうやら、ボロカスに貶されてしまうようです。

 

まとめ

さまざまな格言などを引用しつつ、どう生きるべきかについてスマイルズが述べているのが、本書です。

 

いずれも本質的なメッセージで、本書を読んでいるうちに「仕事に一生懸命取り組もう」と思えてきます。

あなたは今の仕事が好きですか?

仕事に満足していますか?

 

仕事をただ「収入を得るための手段」だと割り切って考えるのは、もったいないといえます。

なぜなら、仕事こそ私たちの人格を高めてくれる最高の手段だからです。

 

お金だけでなく、仕事を通して、人間的成長をも手にしませんか?

 

向上心 (知的生きかた文庫)

向上心 (知的生きかた文庫)

 

以上、サミュエル・スマイルズ著、竹内均訳『向上心』の要約と感想でした。

結論。読むと、仕事へのやる気が漲ってくる。仕事は大事。

 

www.shortshortshort.jp

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