愛妻家と恐妻家、両者はまったくの別物です。
端的にいえば、
- 愛妻家:妻を愛する夫
- 恐妻家:妻を恐れる夫
それぞれこのような夫を指します。
妻にたいして夫がどのような感情を抱いているかによって、愛妻家だったり、恐妻家だったり、夫の呼び方が変わるわけです。
この記事では、
- 愛妻家と恐妻家は両立するか
- 愛妻家の反対は恐妻家なのか
など、「愛妻家と恐妻家の違い」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
愛妻家と恐妻家の違い
愛妻家と恐妻家、いずれも妻ではなく、夫のことを指す言葉です。
夫が妻をこよなく愛しているなら、その夫は愛妻家です。
夫が妻を恐れ、妻にたいして頭が上がらない状態であれば、その夫は恐妻家だといえます。
ちなみに、性格がキツい奥さんのことは、
- 恐妻
- 鬼嫁
などと呼びます。
恐妻という言葉はおっかない奥さんのことを指していて、ここに「家」がつき「恐妻家」となると、妻を恐れている夫へと主体が変わるわけです。
- 愛妻家:妻を愛する夫
- 恐妻家:妻にビビる夫
両者にはこのような違いがあります。
愛妻家と恐妻家は両立するのか
ところで、愛妻家と恐妻家は対義語なのでしょうか。
いえ、違います。
愛妻家、すなわち妻を愛している夫の反対は、妻を愛していない夫です。
妻を愛していない夫をズバッと表現する言葉はありませんが、
- 不倫男
- 仮面夫婦
- 妻が大ッ嫌い
このようなイメージで良いでしょう。
あるいは、すでに離婚しているか。
同様に、恐妻家とは妻を恐れている夫のことで、その反対は「亭主関白」となります。
この世の中には、亭主関白で恐妻家な旦那というのは存在しません。
なぜなら矛盾しているからです。
たとえるなら、激苦の激甘カフェラテ、みたいなものです。
愛妻家かつ恐妻家はありえる
愛妻家と恐妻家が対の概念でないことは、上で確認したとおりです。
「生と死」のような反対の概念ではありません。
ゆえに、「愛妻家だけど恐妻家でもある」という人物は存在し得ます。
妻のことは大好きだが、怒らせると怖いから、いつも妻の顔色をうかがっている。
だが、そんなたくましくてパワフルな妻が大好きだ、といった具合です。
この男性は愛妻家の定義に当てはまっていますし、恐妻家の定義にも当てはまっています。
愛妻家でありながら恐妻家でもある、といえます。
小説家かつ格闘家みたいなもの。矛盾しない。
夫が家庭内で威張っている「亭主関白」の反対は、「かかあ天下」です。
かかあ天下の家庭にあって、そんな頼もしい奥さん(恐妻)が大好きだという夫は、少なくないのではないでしょうか。
まとめ
愛妻家と恐妻家の違いについてお伝えしてきました。
- 愛妻家:妻を愛する夫
- 恐妻家:妻を恐れる夫
このとおり、それぞれの違いは明確です。
ここから一歩話を進めて、「愛妻家と恐妻家は両立するか」についても考えてきました。
愛情と恐怖、ふたつの感情をひとつの対象に抱くことは、けっして不自然ではありません。
妻を愛しながら、どうじに妻を恐れているというのは、じゅうぶんありえる状態です。
たとえるなら、ジェットコースターのようなものでしょう。
ジェットコースターが好きな人は、ジェットコースターにたいして、愛と恐怖心を抱いています。
ガタガタとレールを登っていくときの怖さ、落下する際のスリル、そうした恐ろしさを感じつつも、彼/ 彼女らはそんなジェットコースターが大好きなのです。
ジェットコースターというつひとつの対象にたいして、愛情と恐怖心、2つの感情を抱けているのは、愛と恐怖が対立する感情ではないからです。
ゆえに、愛妻家だからといって妻を恐れていないわけではありませんし、おなじように、恐妻家だからといって、妻を愛していないわけでもありません。
自称「恐妻家」はたいてい愛妻家
自称「恐妻家」を語る男性は、実際のところ、たいてい愛妻家でもあります。
なぜなら、ほんとうに妻を恐れていたら、家庭内で自由がきかずに妻への嫌悪感が募り、妻を憎んだり嫌ったりするようになるからです。
とても冗談めかして「恐妻家なんです」などとは自称しません。
心底妻が嫌だったら、とっくに離婚している。
妻が怖く、妻には逆らえないけれども、そんな妻と離婚することもなく、自虐的に「恐妻家だ」などといえるのは、なんだかんだいって妻への愛があるからに違いありません。
恐ろしくもたくましい妻を信頼している、愛している、ということです。
以上、愛妻家と恐妻家の違いについてでした。
結論。妻を愛しているか、恐れているか。二者択一ではないから、両方ということもありえる。
愛妻家に関して、当サイトにはこんな記事があります。
Amazonで買える不倫がテーマのアダルトな漫画(NTR系含む)について、当サイトにはこんな記事があります。
サイコパスとシリアルキラーの違いに関して、当サイトにはこんな記事があります。
グロテスクとゴア、スプラッターの違いについて、当サイトにはこんな記事があります。