あなたが中学生や高校生であれば、「結婚=結婚式」だと考えていても不思議ではありません。
ですが、結婚と結婚式はベツモノです。
結婚式を挙げなくても、パートナーと結婚し、夫婦になることはできます。
なぜなら結婚するためには、結婚式というセレモニーではなく、婚姻届(こんいんとどけ)という紙ペラが1枚あればじゅうぶんだからです。
この記事では、
- 結婚が成立する瞬間はいつ?
- 結婚式を挙げなくても良いのか?
など、「結婚式を挙げなくても結婚できる仕組み」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
結婚式を挙げなくても結婚できる仕組み
結婚式を挙げてお互いに「永遠の愛」を誓い合わなくても、結婚はできます。
なぜなら、結婚するために必要なのは婚姻届という書類のみであって、結婚式はおまけのようなものだからです。
たとえるなら、学校の卒業式のようなものです。
卒業式をサボって家でゲームをしていても、発熱のせいで式に出席できなくても、あなたは学校を卒業できます。
なぜなら、卒業式そのものに意味はないからです。
結婚式もおなじで、式そのものには意味がありません。
「結婚したんだよ。イェーイ」と友人や知人、親族に見せびらかすだけのセレモニーですので、式を挙げても挙げなくても、婚姻届さえ出せばふたりは結婚できるのです。
婚姻届とはなにか?
婚姻届というのは、私たちは夫婦になります、と意思を表明するための書類です。
誰に表明するのかといえば、役所です。
基本的には、夫か妻が住んでいる役所に(必要事項を記入して印鑑を押した)婚姻届を出します。
役所の担当者が「おめでとうございます」といいながら婚姻届を受け取ってくれたら、回れ右をして、役所を出ます。
これで、ふたりは法律上の夫婦になりました。
すなわち、結婚した、ということです。
だいぶ地味だが。これが結婚の瞬間。
籍を入れるとは?
ちなみに結婚することを「籍を入れる」とも表現します。
これはなぜでしょうか。
男性、女性ともに、結婚する前は両親の子どもとして、両親とおなじ世帯に属しています。
結婚するということは、男女がお互いに自らの世帯(親のもと)を飛び出し、ふたりで新しい世帯を作ることになります。
法律上、(世帯という新しい枠をつくってお互いに)戸籍を入れる、つまり籍を入れるというわけです。
入籍せず(つまり婚姻届を提出しないまま)、長期間にわたって共同生活を送っているような男女を「事実婚」と呼んだりもします。
告白して付き合っているわけではないけど仲が良い男女を、「あのふたりほぼカップルじゃん」と周囲が呼ぶのに似ています。
結婚式を挙げないカップルもいる
役所に婚姻届だけ提出し、結婚式は挙げない新婚カップルも世の中には存在します。
挙式を行わない理由はさまざまで、
- 式に費用がかかるから
- 人に見られるのが恥ずかしいから
- 式を行うのが面倒くさいから
- 形だけのセレモニーを開催する意味がわからないから
など、カップルそれぞれに考えがあります。
結婚式というのは、ご祝儀といって、出席者からお祝い金をもらうのが一般的です。
ご祝儀の額は、出席者ひとりあたり1万円〜5万円が相場です。
たくさんのご祝儀が集まれば新郎新婦はガッポガッポ儲けられそうな気もしますが、挙式そのものには200〜500万円近い費用がかかるため、トータルで見れば結婚式は赤字です。
したがって、費用負担を考え、結婚式を断念するカップルも少なくありません。
会場代、出席者に振る舞う料理、衣装代など、挙式にはとにかくお金がかかる。
婚姻届を1枚出すだけで、結婚でき、法律上の夫婦関係になれます。
挙式を行わなければ、好きな人と0円で結婚ができるわけです。
だったらそれでいいじゃん、ってなもんです。
結婚式に使わなかった数百万円をすべて「新婚旅行」に回し、豪華な旅行を楽しむカップルもいます。
どこにお金を使うかは、その夫婦の価値観しだいで、正解はありません。
まとめ
結婚式を挙げなくても結婚できる仕組みについてお伝えしてきました。
結婚に必要なのは、婚姻届という名の紙ペラ1枚だけです。
婚姻届は役所に行けば無料でもらえますし、ネット上でダウンロードし、自宅のプリンタで印刷することもできます。
これに必要事項を記入し、印鑑を押し、役所へ提出するだけで結婚が成立します。
結婚式は、卒業式のような「形式的なもの」ですので、式そのものに意味はありません。
- 永遠の愛を誓い合う
- 結婚指輪をはめる
- 誓いのキスをする
といった儀式を行わなくても夫婦になれます。
あなた自身が結婚するときにはどうしたいか、ぜひ考えてみてはいかがでしょう。
以上、結婚式を挙げなくても結婚できる仕組みでした。
結論。結婚するために必要なのは結婚式ではなく、婚姻届の提出。
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