鼻毛がフィルターの役割を果たしているのとおなじように、髪の毛にも、独自の役割があります。
髪の毛はけっして飾りではありません。
もし鼻毛がすべてなくなったら、フィルター機能を失い、異物が体内に入りやすくなってしまうでしょう。
では、もしもハゲて頭髪が薄くなったら、いったいどんな実害が生じるのでしょうか。
この記事では、
- 直射日光が当たる
- 保温機能を失う
など、「ハゲ・薄毛が招く3つのデメリット」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ハゲ・薄毛が招く3つのデメリット
髪の毛が薄くなる、すなわちハゲることで、私たちは3つの実害を被ります。
- 頭皮に直射日光が当たる
- 保温機能を失う
- 衝撃吸収能力を失う
それぞれの詳細と、対処法をご紹介します。
1. 頭皮に直射日光が当たる
頭髪には、頭皮に当たる直射日光を遮る働きがあります。
つまり頭皮にとって、髪の毛は、日傘のような役割を果たしているわけです。
ところがハゲることで、この日傘がなくなり、頭皮に直射日光が当たるようになります。
結果として、
- 暑い
- 頭皮が日焼けする
といったデメリットが生じかねません。
太陽光に含まれている紫外線は、エネルギーが強く、私たちの細胞にダメージを与えます。
紫外線のダメージを受けた細胞は、老化が進んだり、皮膚がんのリスクが高まったりします。
もしハゲてしまったら、晴れの日には帽子を被って外出したほうが良いかもしれません。
太陽光から頭皮(肌)を守るための工夫です。
2. 保温能力を失う
髪の毛は、重なり合うことで空気をとどめ、寒い冬などには頭皮の温度が下がらないように保温の役割を果たしています。
たとえるなら髪の毛は、ダウンのようなものです。
ですので、ハゲるということは、頭皮の保温機能を失うことを意味します。
髪が薄くなった状態は、ダウンを脱がされたも同然だからです。
頭皮が冷えると、頭皮にある毛細血管の血流が悪くなり、じゅうぶんな酸素や栄養素が届かなくなります。
ゆえに、ますます頭皮環境が悪化しかねません。
これ以上薄毛を進行させないためにも、寒い日にはニット帽を被るなどし、頭部を冷やさないように工夫すべきです。
3. 衝撃吸収能力を失う
ハゲると、われわれは頭部への衝撃に弱くなります。
なぜなら髪の毛は、頭部への衝撃を吸収する役割を担っているからです。
体の重要な部分に毛が生えているのは、毛がクッションとなって衝撃を和らげるためです。
まつ毛は目を守っていますし、脇毛は脇を守っています。
そして髪の毛は頭蓋骨を守っており、どうじに、人体でもっとも重要な臓器である脳も守っています。
髪が薄くなっていると、外部から受けた衝撃がもろ頭蓋骨に伝わってしまい、危険です。
たとえるなら、梱包材を入れずにガラス食器を段ボールで運んでいるようなものです。
薄くなった髪の代わりとして帽子を被るようにし、外部からの衝撃に備えておくのが賢明ではないでしょうか。
まとめ
たいていの人が「ハゲは恥ずかしい」と考え、薄毛になることを恐れています。
ただ、恥ずかしさは薄毛の序章に過ぎません。
薄毛の恥ずかしさには時間とともに慣れていきますが、
- 直射日光のダメージ増加
- 保温機能の低下
- 衝撃吸収力の低下
これらのデメリットには終わりがありません。
ハゲている限りずっと影響を受けつづけます。
薄毛になるとまず精神的ダメージを負い、しばらく経ってから、今度は肉体的ダメージを意識するようになるでしょう。
髪を失ったダメージを回復するためには、
- 帽子を被る
- カツラを被る
- 植毛をする
といった方法があります。
このうち精神的ダメージまで回復させてくれるのは、植毛だけです。
カツラによって自信を取り戻せるケースもありますが、カツラだとバレるリスクがあり、油断できません。
もしあなたがまだ薄毛と無縁でいるなら、髪に良いとされる生活を送ることをおすすめします。
くわえて、髪の毛がもたらす直射日光遮断機能、保温機能、衝撃吸収機能に感謝しましょう。
以上、ハゲ・薄毛が招く3つのデメリットでした。
結論。髪の毛は天然のヘルメットみたいなもの。無いと、日光、寒さ、衝撃に弱くなる。
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ところであなたは、風呂場の鏡に映った頭皮を見て、心がザワザワしていませんか?