『「超」説得法 一撃で仕留めよ』の要約と感想

ご自身の考えを人に理解してもらえず、悩んでいませんか?

 

たった一撃で人の考えを変える方法が、本書には載っています。

山奥にこもってひとり仙人のような隠居生活をしている方"以外"に本書は役立ちます。 

 

この記事では、野口悠紀雄著『「超」説得法 一撃で仕留めよ』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『「超」説得法 一撃で仕留めよ』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

説得とは、相手の決定を変えさせること。

あるいは、ある行動をとるよう決心させることをいう。

社会生活をしている限りわれわれは、説得という行為から逃れることはできない

 

初対面の人を説得するにはまず何をすべきか。

人はどんなメッセージに興味を持つか。

なぜ説得には信頼が欠かせないのか。

「1億円稼ぐ方法」に人々が関心を抱かない理由など、他者を一撃で説得するためのノウハウを解説する。

 

以上がおもな内容です。

説得は科学ではなくアートだ」と著者は述べていました。

この発言の真意を知りたい方はぜひ本書を読んでみてください。

 

本書に記されている知識を得ることで、説得という行為を再定義できるのではないでしょうか。

 

他者を説得するためのノウハウ

どうすれば他者を説得できるのか、そのノウハウがぎっしり詰まっていました。

 

いずれのコツも知っておいて損はありません。

むしろ他人を説得し、自分が思い描いた通りに物事を進められるという意味では、説得術に長けているほど人生で得をするといえます。

 

主催者がカネ儲けしたいだけの民間資格に時間とお金を浪費するくらいなら、本書を読んで説得術を磨いたほうがよほど役に立つでしょう。

 

  • 妻を説得して欲しい車を買いたい
  • 好きな人を説得してデートがしたい 
  • ブログ読者を説得してモノを買って欲しい

このように説得術は、日常のあらゆるシーンで活用できます。

 

たとえば私たちは、誰かを説得したいときにアレもコレも良い点を伝えがちです。

がしかし、「たくさん論点をあげてはいけない」と著者はいいます。

なぜなら、自らの主張を支持するポイントをたくさんあげるほど、そのなかのもっとも弱い論点がピックアップされて批判されてしまうからです。

 

結果として、主張そのものが否定されたかのような印象になってしまうのだそうです。

たとえば高級ブランドの洋服が欲しいとして、

  • お洒落だし
  • 品質が高いし
  • 人と被らないし
  • 機能性が高いし

などといくつも長所をあげていたら、配偶者やパートナーから、

「ユニクロの服も品質高いけど?」

と反撃され、撃沈します。

 

だからこそ著者は「一撃で仕留める」ことを重視していました。

相手を説得するとき、使える材料は一つでも多いほうが良いと思っていませんか?

 

 

超説得法は誰にとって役に立つ?

本書では、超説得法を身につけるべき人がリストアップされていました。

 

まず、政治家や宣教師など、口述で聴衆を説得する必要がある人です。

フランシスコ・ザビエルは本書を読むべきだったといえます。

 

それから、作家や論述家など、文章を通じて読み手を説得する必要がある人です。ブロガーはコレに該当します。

 

あるいは、セールスマンなど対面の相手を説得する必要がある人です。

そして、会社のなかで地位が上がるほど、他の人を説得する機会は増えてくる、と著者は述べていました。

 

説得は、権力や財力がなくても実行でき、成功させることができるといいます。

なぜなら、説得に用いる道具は「言葉」だけだからです。

 

私たち人間にとって大切なのは、道具の使い方を知ることです。

たとえば歯ブラシは歯を磨くための道具ですが、力を込めすぎると、歯の汚れをじゅうぶん落とせません。

力を入れず、歯ブラシを軽く歯に当てて小刻みに動かすのがコツです。

 

言葉もおなじです。

言葉という道具をどう使えば効果的なのかが、本書には記されています。

 

歯ブラシを上手に使えれば、

  • 虫歯を予防できる
  • 口臭を予防できる
  • 歯肉炎を予防できる

といったメリットを享受できます。

 

言葉を上手に使えれば、歯ブラシの比ではないほど大きなメリットを享受できることでしょう。

一言でいうならそれは、思い通りの人生です。

 

まとめ

説得は科学ではなくアートだといいます。

岡本太郎は「芸術は爆発だ」と述べていたので、まとめると、説得は爆発だ、と表現できそうです。 

 

ともかく、本書の内容は悪用厳禁です

他者の心を動かし、自らの意向に沿わせるための具体的なノウハウが載っています。

 

説得に必要なのは、正しさではなく、正しいと思わせることだ、と著者は述べてました。

勝てば官軍というやつです。

もちろん、他人をダマして説得するよう勧めているわけではありません。 

ただ、「証拠の正しさを争うのは得策ではない」といいます。 

 

正しさよりも正しいと思わせることが重要で、肝心な正しいと思わせるためのテクニックは、本書にギッシリ詰まっています。

催眠術や占星術よりも実用的で役に立つ「説得術」をあなたも身につけてみませんか? 

 

赤い紐にぶら下げた5円玉も、紫色の小さな座布団に載せた水晶玉も必要ありません。

説得に必要な道具は、言葉だけです。

 

「超」説得法 一撃で仕留めよ

「超」説得法 一撃で仕留めよ

 

以上、野口悠紀雄著『「超」説得法 一撃で仕留めよ』の要約と感想でした。

結論。説得法のバイブル的書籍。聖書やシェイクスピアの『マクベス』から抽出した説得法のエッセンスが凝縮されている。

 

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言葉に関して、当サイトではこんな本も紹介しています。 

説得に使う武器である言葉の「磨き方」が載っています。

包丁を研ぐように、言葉を研いで、切れ味をアップさせてみませんか?