ベッドパッドと敷きパッドは別物です。
両者はおなじものではなく、それぞれが異なる役割を担っています。
ベッドパッドと敷きパッドの違いを、あなたは正しく理解できているでしょうか。
この記事では、
- ベッドパッドは必須
- 敷きパッドで快適さをプラス
など、「ベッドパッドと敷きパッドの違い」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ベッドパッドと敷きパッドの違い
ベッドパッドと敷きパッドは、いずれもマットレスにかけて使う寝具です。
たとえるなら、タレとカラシを、いずれも納豆にかけて食べるようなものだといえます。
ただ、タレとカラシが別物であるように、ベッドパッドと敷きパッドもまた、別物です。
- ベッドパッド:吸水性、クッション性
- 敷きパッド:肌触りの快適性
両者がもたらす効果にはこのような差があります。
ベッドパッドの役割
マットレスにとって、ベッドパッドは欠かせません。
なぜならベッドパッドには、汗や皮脂といった汚れからマットレスを守る役割があるからです。
もし私たちがマットレスの上に直接寝てしまったら、汗や皮脂が染みこみ、マットレスはすぐ汚れてしまうことでしょう。
どうじに、汗臭くなるかもしれません。
ただし、マットレスが汚れては困ります。
なぜなら、マットレスは洗えないからです。
当然ながら、マットレスが入るほど家庭用の洗濯機は大きくありませんし、クリーニング店にマットレスを持ちこんでも、店員に拒否されるだけです。
だからこそ、そもそもマットレスを汚さない工夫が必要だといえます。
ちょうど、肌のシワとおなじです。
肌にできてしまったシワは、元に戻せません。
ですので、シワができないように私たちは、保湿や食事、表情グセなどに気をつけています。
マットレスもおなじで、一度でも汚れてしまったら綺麗にはできません。
ゆえにベッドパッドを使い、汗がマットレスに浸透するのを防いでいるのです。
ベッドパッドはスマホカバーに似ている
高価な本体を守るという意味において、ベッドパッドは、スマホカバーに似ています。
もしケースを使わずスマホを裸で使っていたら、本体に傷がついたり、落として画面にヒビが入ったりする恐れがあります。
だからこそ私たちは、高価なスマホを守るためにカバーをつけています。
ベッドもおなじです。
高価なマットレスを守るために、ベッドパッドを敷きます。
ベッドパッドには「汗や皮脂を吸う」ほかにも、マットレスのスプリングがへたらないように保護する効果もあります。
敷きパッドにくらべてベッドパッドにはやや厚みがある。
敷きパッドは1枚持っていればじゅうぶんです。
春夏秋冬関係なくおなじものを使えます。
敷きパッドの役割
マットレスの上に、ベッドパッドをかけました。
このベッドパッドの上からさらに重ねてかけるのが、敷きパッドです。
敷きパッドは私たちの肌に直接触れるため、
- 夏用
- 冬用
- 春秋用
このように季節に応じて数種類持っておくのが一般的です。
モコモコの暖かい敷きパッドを「夏」に使ったら地獄ですし、メッシュ生地のクールな敷きパッドを「冬」に使っても、やはり地獄です。
季節によって洋服を変えるように、敷きパッドも変えましょう。
ベッドパッドと違い、敷きパッドは「必需品」というほどではありません。
スマホリングのようなもので、なくても問題ないけど、あったほうが快適、といった感じです。
ぐっすり眠りたい方や、睡眠環境にこだわりたい方は、ベッドパッドとあわせて敷きパッドも利用してみてください。
まとめ
ベッドパッドと敷きパッドの違いをお伝えしてきました。
- ベッドパッド:吸水性、クッション性
- 敷きパッド:季節ごとの快適性
両者にはこのような差があります。
マットレスを汚さないためにベッドパッドは必須ですが、敷きパッドはあってもなくても構いません。
世の中には、敷きパッドを使わず、ベッドパッドの上に寝ている人もいます。
では最後に、ベッドの全体像を見ておきます。
下から順に、ベッドフレーム、マットレス、ベッドパッド、敷きパッド、このような順番で乗っていれば正解です。
寝具を正しく使えているといえます。
一般的にはここにマットレス全体を覆う「ボックスシーツ」も加わりますが、実際のところ、ボックスシーツは必要ありません。
むしろマットレスの通気性が落ち、マットレス内に湿気がこもりやすくなるため(カビの原因になる)、ボックスシーツは不要です。
ベッドをお洒落に見せたい人は使っても良いでしょうが、ボックスシーツは、機能的にはマイナスです。
ちょうど、ハイヒールを履くとお洒落に見えるいっぽうで、歩きにくくなるようなものだとお考えください。
以上、ベッドパッドと敷きパッドの違いでした。
結論。ベッドパッドは必須。敷きパッドは、季節ごとに数種類持っておくと便利。順番は、ベッドパッドが下で、敷きパッドが上。ボックスシーツはお洒落さと引き換えに、マットレスの通気性を奪う。使わないのが吉。
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