ガーデニングやお菓子作りとちがい、スノーボードは、命を落とす危険がある趣味です。
お菓子作りで失敗しても死ぬことはありませんが、スノーボードで誤ってコース外に出てしまうと、死ぬことがあります。
ここ20年以上、毎年スノーボーダーが事故で亡くなっていることを、ご存知でしょうか。
スノーボードの恐ろしさを知れば、ゲレンデへ行く気など失せるはずです。
この記事では、
- 樹木に衝突して死亡
- 新雪に埋もれて死亡
など、「スノーボードに潜む事故で死ぬリスク」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
スノーボードに潜む事故で死ぬリスク
長生きを希望する方は、スノーボードでゲレンデを滑走するべきではありません。
なぜならスノーボードは、どんな不健康な食べ物や生活習慣よりも、私たちを"死"に近づけるからです。
事実、ここ20年の事故状況を見てみると、少ない年で2名、多い年で12名のスノーボーダーが、事故によりこの世を去っています。
スノーボードは高度なバランス感覚が必要で、バランスを崩したとき、上半身から転倒しやすいのが特徴です。
スキー板が転倒時に足から外れやすいいっぽうで、スノーボードは、転倒しても外れないことが多々あります。
ゆえにスノーボーダーは、転倒により足の捻挫や骨折といった負傷を負うケースが少なくありません。
このような怪我で済むのはマシなほうで、最悪の場合、スノーボーダーは事故で命を落とします。
スノーボードの死亡事故で多いのは、
- コース外の樹木に衝突して死亡
- 新雪に埋もれて窒息死
これら2つのケースです。
1. コース外の樹木に衝突して死亡
スノーボードで滑っている最中の死亡事故で多いのが、コースを外れてしまい、そのままコース外にある樹木に衝突して死亡するケースです。
スノーボードがコントロール不能に陥って一直線に滑ったとき、ボードはグングン加速し、時速30〜60kmほどのスピードに達することがあります。
時速50km前後で木に衝突したときの衝撃は、歩いていて時速50kmの車に撥ねられるのと変わりません。
端的にいって、大事故です。
コース外の木に衝突したスノーボーダーは、
- 脳挫傷
- 頭蓋骨骨折
- 首の骨を骨折
などの損傷を負い、命を落としています。
なかでも多いのが脳挫傷です。
脳挫傷とは、脳そのものに傷がつくことをいいます。
脳の挫傷した部位が腫れる、出血するなどし、死に至ります。
脳挫傷を負って助かったとしても、
- 視覚
- 記憶
- 行動
- 感覚
- 運動
などに後遺症として障害が残ることもあります。
ちなみに、樹木にぶつかって死亡したスノーボーダーのなかには、ヘルメットを装着していた人も含まれています。
安全のためにヘルメットを被っていても、頭部への強い衝撃によって死亡することがある、ということです。
対処法としては、スノーボードをやらないこと、がベストです。
食事をしなければ私たちは餓死してしまいますが、スノーボードをしなくても、死んだりはしません。
2. 新雪に埋もれて窒息死
コース上の雪は押し固められていますが、コース脇やコース外には、柔らかい新雪が積もっています。
最悪なのは、この新雪の上で転んでしまうことです。
というのも、コースを外れて新雪の上で転倒し、上半身が雪に埋まったまま抜け出せなくなり、そのまま雪のなかで窒息死するリスクがあるからです。
顔が雪に埋もれてしまい、呼吸ができなくなるわけです。
窒息した人間は、30秒ほどで痙攣や脱糞が生じ、60〜90秒で意識を失い、数分で心肺停止に至るとされています。
上半身がズッポリと新雪に埋もれ、両足がスノーボードで固定されていては、自力で脱出するのは容易ではありません。
雪からの脱出はほぼ不可能で、待っているのは窒息死のみです。
雪にはまって窒息死しないためには、スノーボードをやらない選択が賢明だといえます。
まとめ
スノーボードに潜む事故で死ぬリスクをお伝えしてきました。
- コース外の樹木に衝突して死亡
- 新雪に埋もれて窒息死
多いのはこれらの死亡事故です。
くわえて、ジャンプの着地に失敗して転倒し、頭部や体を強く打って死亡する事故が、スキーよりもスノーボードで多く発生しています。
これはスノーボードの特性によるものでしょう。
というのも、スキーでジャンプをする人はあまりいませんが、スノーボードは、ジャンプ台でジャンプをしてナンボのスポーツだからです。
- コース外の硬すぎる樹木
- コース外の柔らかすぎる新雪
- コース内の硬すぎる雪(ジャンプ失敗時)
これらが、スノーボーダーの命を奪います。
バランスを崩してコース外へ出てしまうこともあるため、私たちが気をつけていてどうこうできる問題ではありません。
スノーボードで命を落とさないためにできるのは、こたつでのんびり過ごすことくらいです。
以上、スノーボード(スノボー)に潜む事故で死ぬリスクでした。
結論。スカイダイビングでパラシュートが開かなかったり、絡まったりすれば、死亡することは誰でも想像できる。だが、スノーボードと死亡が、頭のなかで結びついている人は少ない。雪合戦とちがい、スノーボードは死ぬ恐れがある冬のアクティビティだ。ゲレンデへ向かう前に、遺書を書いたほうが良いかもしれない。
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