購入したNDロードスターのルーフから雨漏りするかどうかは、
- メンテナンス
- 運
これら2つの要素で決まります。
野ざらしの駐車場に放置していて雨漏りしないロードスターもあれば、いっぽうで、屋根下で保管しているのに雨漏りするケースもあります。
ソフトトップに限らず、ハードトップを備えるロードスターRFもまた、雨漏りと無縁ではありません。
この記事では、
- 幌の劣化を避けて雨漏りを防ぐ方法
- ロードスターRFでも雨漏りするのか
など、「マツダNDロードスターの雨漏り事情」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
マツダNDロードスターは雨漏りするのか
マツダロードスターは初代から順にNA、NB、NCと呼ばれており、4代目となる現行型はNDに当たります。
「旧モデルはともかく、最新型のロードスター(ND)なら雨漏りしないだろう」
そう期待したいところですが、
- ルーフが布でできている
- ルーフにつなぎ目がある
こうした事情からオープンカーは、雨漏りと無縁ではいられません。
たとえるなら、どれだけ健康に気を遣っていても、若くして病死する人がいるようなものです。
ただ、メンテナンスや保管環境とは別で、運(いわゆる個体差)による部分も無視できないといえます。
雨漏り防止のためにできること
ロードスターの雨漏りを防ぐためには、なによりまず、幌やゴムパッキンの劣化を防ぐ必要があります。
というのも、幌やゴムパッキンが劣化すると、ルーフに隙間が生じて雨水が車内に入ってくる原因になるからです。
私たちの肌とおなじで、幌やゴムパッキンの敵もまたUV(紫外線)です。
窓辺にならべてあったマンガが太陽光で日焼けして背表紙が色褪せるように、紫外線に晒されつづけたルーフは、パッキンがひび割れてボロボロになりかねません。
ゆえに、
- 屋根下に駐車する
- 幌専用のボディカバーを被せる
などして、ロードスターを太陽光の紫外線から守ってやるのが、雨漏り対策には有効です。
幌専用のボディカバーというのは、ボディ全体を覆うのではなく、ソフトトップ部分だけを覆うカバー(ハーフカバー)のことをいいます。
マツダで買えるほか、Amazonでも純正品を入手できます。
駐車場に屋根がなかったり、車通勤している会社が青空駐車場だったりする場合には、上のハーフカバーをかけておくと安心です。
それから洗車に関して、丈夫とはいえ幌の素材は布なので、洗車機には入れないほうが良いでしょう。
布(ソフトトップ)を洗車機で洗うのは、たとえるなら、私たちが着ぐるみを着て洗車機でゴシゴシ洗われるようなものです。
これを10回、20回と繰り返していたら、着ぐるみの表面がどうなるか、不安ではないでしょうか(たぶん生地が傷んで毛羽立つ)。
雨漏りを防ぐためには、面倒でも、手洗いで優しくロードスターを洗車することです。
ただし、世の中には「ロードスターを洗車機に入れてるけど雨漏りしてない」という声もありますので、絶対条件ではありません。
それから、雨漏りする前にゴムパッキンを新品へ交換するなど、定期的なメンテナンスも重要です。
幌そのものも、傷んできたら丸ごと新品へと交換できます。
RFは雨漏りのリスクが少ない
ご存知のとおり、NDロードスターには、
- ソフトトップ
- ハードトップ(RF)
これら2種類が存在しています。
「雨漏りだけは嫌だ」という想いが強いのであれば、幌タイプのソフトトップではなく、RFを買うのが無難です。
ソフトトップとの違いとしては、
- 車重が重いので軽快さに欠ける
- フルオープンにならない(頭上のみ)
- エンジンが2.0L(ソフトトップは1.5)
などが挙げられます。
ただし、RFのルーフに「つなぎ目(パッキン)」がある以上、雨漏りのリスクゼロとはいきません。
ネットで調べてみれば、RFが雨漏りした事例がいくつか出てきます。
とはいえ、雨漏りするロードスターより、雨漏りしないロードスターのほうが多いのは事実です。
ついネガティブな情報に引き寄せられてしまいますが、すべてのロードスターが雨漏りするわけではありません。
そもそもオープンカーに限らず、新車で買った軽自動車やコンパクトカーでも「ガラスのビビり音が酷い」など、個体によってはトラブルが生じます。
入手したロードスターが雨漏りするかどうかは、
- メンテナンス
- 運
これら次第だといえるでしょう。
まとめ
「どうしても雨漏りだけは許せない」という場合には、オープンカーを断念し、86やBRZを買ったほうが良いかもしれません。
いずれもロードスターとおなじFRのスポーツカーで、天井から雨漏りするリスクはほぼゼロです。
とはいえ、雨漏りを心配しすぎることもないといえます。
「ロードスター 雨漏り」などと調べてネガティブな情報を集め、ロードスターの購入をあきらめるのは、「交通事故 死亡」と検索し、車の購入をやめてしまうようなものです。
つまり、視野が狭くなりすぎている、ということです。
リスクばかりに集中して恐怖していたら、行動できません。
万が一買ったロードスターが雨漏りしても、マツダのディーラースタッフ(ピット作業員)が原因を突き止め、修理や調整を行ってくれます。
ちょうど、家の天井からポタポタと雨漏りがしても、プロに頼んで屋根を修理してもらえば直るのとおなじです。
ごく一部の限定的事例だけを見て、「雨漏りするらしい」とロードスターの購入を断念するのは、もったいないのではないでしょうか。
ディーラーへ行ってロードスターに試乗してみれば、「よし買おう。雨漏りしたら、そのときに考えよう」と思えるに違いありません。
というのも、ロードスターが優れたスポーツカーだからです。
オープンカーを買うリスクが「雨漏り」だとするなら、リターンは、「この上なく楽しいドライビング体験」だといえます。
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以上、マツダNDロードスターの雨漏り事情でした。
結論。個体によっては、雨漏りすることがある。いわば不運。ランボルギーニやフェラーリだって、個体によっては、いきなりエンジンから火が出て燃えることがあ流。ネット上でネガティブな情報に触れたら、今度はディーラーでポジティブな情報に触れてみて、それから買うかどうかを判断しても遅くないはず。
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