出費を減らすために家計簿をつけはじめると、お金にくわえて時間まで失いかねません。
なぜなら、それなりの時間をかけて家計簿をつけても、飛び抜けたメリットが得られないからです。
自分がどんなモノやコトにお金を浪費しているのかは、わざわざ記録をとって分析しなくても、胸に手を当てて考えればわかります。
- 洋服
- 外食
- おやつ
- マンガ
- アクセサリー
- アルコール飲料
このような嗜好品にお金を使っていませんか。
もし、お金が貯まらない原因がイマイチわからないとしても、家計簿は不要です。
どうしてかというと、家計簿よりもハードルが低くカンタンな方法で、お金の使い道は記録に残しておけれるからです。
この記事では、
- 家計簿は役に立たない
- キャッシュレス決済は2つの面でお得
など、「無駄な家計簿をやめてお金の収支管理をする方法」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
無駄な家計簿を使わずお金の収支管理をする方法
たとえば、自らの収入と支出を、ノートやスマホの家計簿アプリに残したとします。
この作業だけで魔法のように収入が増えたり、支出が減ったり、貯金残高が1.5倍になったりはしません。
なぜなら、家計簿をつけるメリットは、「支出額と内訳がわかること」だけだからです。
収支のデータを得たとしても、活用しなければ無意味だといえます。
イメージとしては、相手サッカーチームの情報収集を行なった監督が、「それで?」となんの戦略も思い浮かべられず、ただ敵に詳しくなっただけで終わり、みたいなものです。
これでは、なんのために時間と労力をかけて相手チームを調べたのかわかりません。
まったくおなじことが、家計簿にもいえます。
家計簿は3ヶ月で嫌になる
家計簿をつけはじめたとしても、3ヶ月でだんだん億劫になり、やめたくなるかもしれません。
筋トレやウォーキングとおなじで、初動の勢いはみるみる失速し、習慣として定着しないのです。
なぜなら、収支をすべて記録する作業(家計簿の作成)には、手間と時間を要するからです。
たとえばどこの会社にも、企業のサイフを管理している経理担当者がいます。
すなわち収支管理は、それ自体がひとつの仕事として成り立つ、ということです。
会社から毎月20〜30万円ほどの給料をもらえる経理職とちがい、私たちが正確な家計簿を仕上げたところで、1円にもなりません。
時間や労力を費やしたにもかかわらず、です。
家計簿とは、なんと酷なボランティアなのでしょう。
立派な収支報告書が完成したところで、誰も喜ばず、なんの役にも立ちません。
家計簿は日記ではない
そもそも私たちは、収支記録を「思い出」として残しておきたいわけではありません。
家計簿は、日記とは違います。
日記は、数年後に読みかえして懐かしんだり、楽しんだりするものです。
それにたいして家計簿は、これからのマネープランを考えるための「材料」でしかありません。
ですので、収支からファイナンスの問題点を見つけ、解決するための方法を考え、実行し、効果が出て、ようやく家計簿は価値を持ちます。
そしてたいてい、ここまで到達できません。
日記を書くような感覚で、
- コーヒー:320円
- Tシャツ:1,500円
- ビジネス書:1,760円
などとショッピング内容を細かく記録し、満足して、終わりです。
現状はなにも変わらず、忙しい毎日にただ「家計簿」という楽しくない習慣が増え、時間と労力を吸いとられます。
だから、家計簿は無駄で、無意味で、無価値で、ナンセンスだといえます。
もし家計簿をつけていて「お金の管理って楽しい」と感じる場合には、1円にもならない作業に精を出すのではなく、経理部への異動を願い出たほうが良いかもしれません。
経理は「会社のお金」を管理する部門です。
とりあえず家計簿をつけはじめてみても、とりあえず今日の天気をノートに記しているようなもので、役に立たず、徒労に終わります。
キャッシュレス決済で一石二鳥
「お金を何にいくら使ったか」を把握するなら、家計簿ではなく、キャッシュレス決済の利用をおすすめします。
キャッシュレス決済とは、
- デビットカード
- クレジットカード
- 電子決済アプリ
これらの手段を用いて、現金を使わずに買い物することをいいます。
現金(cash)を使わない(less)ので、キャッシュレスです。
なぜ現金支払よりもキャッシュレス決済のほうが便利かというと、「買い物履歴」をインターネット上にすべて残しておけれるからです。
たとえば、
- 食料
- 日用品
- 洋服
- 外食
- 電気代
- 水道代
- 通信費
これらの代金をクレジットカードで支払えば、記録がウェブ上に残ります。
そうすると、使ったお金の総額を月単位でチェックできるので、「先月は26万円か。ちょっと使い過ぎたな」といった反省ができます。
もし紙幣や硬貨、つまり現金で買い物をしていたら、(家計簿でもつけていない限り)支出の総額はわかりません。
自分がいくら出費したのかがナアナアになる、ということです。
くわえてクレジットカード決済をした場合、利用履歴を見れば、他月よりも支出が多くなってしまった原因がわかります。
- ブランドバッグを買ったから
- 車のバッテリー交換をしたから
といった具合です。
外食時にカード決済をすれば、
- 日付
- 店名
- 利用金額
これらの情報が残るので、「前月は外食が多かったな。節約しなきゃ。外食はしばらく週1回までに控えよう」といった具合に対策を立てて、すぐ改善できます。
現金決済とは違って、レシートをいったん財布に保管しておいて、後でアプリに入力したり、家計簿に書き記したりする手間は不要です。
買い物でポイントが貯まる
勝手に買い物の記録を残しておいてくれるだけではありません。
キャッシュレス決済を活用すれば、ショッピングをするたび、勝手にポイントが貯まっていきます。
現金とは違い、支払いにクレジットカードを使うとすべての買い物でポイントが得られるのです。
たとえば、
- ガス代金
- 病院での診察代
といった「ふつうはポイント付与制度が存在しない会計(支払い)」でも、クレジットカードで決済すれば、額に応じたポイントが加算されます。
スーパーやドラッグストア、書店、ネット通販での買い物も、もちろんポイントの付与対象です。
カード利用によって貯まったポイントは、家電や日用品、ギフトカードなど、好きなモノと好きなタイミングで交換できます。
もし5万円分のJCBギフトカードが自宅に郵送されてきたら、なにに使いますか?
妄想を妄想のままにせず、現実にするためには、キャッシュレス決済(クレジットカード)へのシフトをおすすめします。
当初の目的だった「収支管理」も、キャッシュレス決済なら難なくクリアできます。
まとめ
家計簿をつける代わりに、ぜひキャッシュレス決済を試してみてください。
悩みがさっぱりと解決するはずです。
キャッシュレス決済というのは、
- 労力ゼロ
- ポイントが貯められる
そんな「魔法の家計簿」だといえます。
現金でチマチマ会計をし、受けとったレシートを折りたたんで保管し、家計簿にいそいそと記録している場合ではありません。
現金決済&家計簿のペアは時代遅れで、この習慣をつづけていたら時間がもったいないだけでなく、(キャッシュレス決済なら貰えていた)ポイントまで損をします。
- 現金支払いをやめる
- クレジットカードか電子決済アプリを使う
この2ステップで現状を脱し、今よりもおトクな生活をスタートさせましょう。
家計簿を買ってきて収支を事細かに記すより、よほどラクです。
以上、無駄な家計簿を使わないでお金の収支管理をする方法でした。
結論。支出状況を把握する方法は、家計簿だけじゃない。クレジットカード決済や電子決済でも、ネット上に支払い記録を残せる。しかも、買い物をするだけでポイントが貯まる。時間と労力がかかる家計簿。時間をかけずポイントで商品がもらえるキャッシュレス決済。お金の収支を管理するなら、後者がおすすめ。
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