車の運転にうんざりしていませんか?
自動車を走らせていてイライラするのは、病気でもなんでもなく、世間にロクなドライバーがいないからです。
たとえば、
- 近すぎる後続車
- 大胆かつダイナミックな割り込み
- 対向車の危ない右折
- なぜか減速する前の車
- 霧がないのにフォグランプ点灯
など、デンジャラスで身勝手なドライバーに辟易しているはずです。
ゆえに、運転していてムカムカと腹が立つのは仕方ありません。
むしろ、ストレスフルな運転を「楽しい」と感じているのは、上のような迷惑ドライバーくらいでしょう。
そこでこの記事では、
- 運転でストレスが溜まるワケ
- どうすれば怒りを抑えられるか
など、「車の運転でイライラしてしまう理由と対処法」をわかりやすく解説します。
冷静さを保つため、ぜひ参考にしてみてください。
車の運転でイライラしてしまう理由
車を運転していてイライラするのは、ふつうのことです。
脳が病気に侵されたわけでも、カルシウムが不足しているわけでもありません。
クルマの運転中にピリピリするのは、
- 周囲の交通マナーが悪いから
- 運転の本質に気づいてしまったから
このどちらかが原因です。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
1. 誰も交通ルールを守っていないから
道路交通法を遵守している"まともなドライバー"は稀です。
IQ200超えの天才とおなじで、世の中にほとんど存在しません。
少数派ゆえ、交通ルールに従ってのんびり運転していると、多数派のヤンキードライバーから不当な攻撃を仕掛けられます。
たとえば、後続車に車間距離を詰められます。
というのも、制限速度50km/時の道路を50km/時で走っているのが"遅い"からです。
このように、正しいドライバーが顰蹙を買うのが、ニッポンの交通社会です。
一時停止でピタッと止まると、後ろのクルマに追突されそうになります。
なぜなら、ほんとうに「停止」する運転手などめったにいないからです。
たいていのドライバーは、一時停止を義務ではなく"努力目標"へと変換しているのでしょう。
公道はどこもかしこも「赤信号みんなで渡れば怖くない」状態で、交通ルールを守っているドライバーは、肩身の狭い思いをします。
だから、頭に来ます。
われわれゴールド免許チームに落ち度はないからです。
たとえるなら、「雑誌を買うなんてマヌケだ。世の中を知らないな。あれは立ち読みするモンだ」と責められているようなものです。
間違ったことはしていないはずなのに、理不尽な、不当な扱いを受けます。
道交法よりもマイルールを優先させている「偉そうなドライバー」は少なくありません。
こんな環境下で運転していてイライラしないほうが、どうかしているといえるでしょう。
たとえるなら、マリオカートで赤の甲羅をぶつけられたとき、ムカつかない人がいないのとおなじです。
2. 運転の本質に気づいてしまったから
車の運転は時間のムダです。
少なくとも、「殺人リスクのある機械操作」が有意義な過ごし方だとはいえないでしょう。
「どこでもドア」がないから仕方なく車を運転しているだけで、私たちは、嬉々としてアクセルを踏んでいるわけではありません。
そしてわれわれは、運転の本質が「労働」だという事実に気づいてしまっています。
だから、運転を楽しめません。
仕事を楽しめないのとおなじです。
車の運転というのは、イスに座り、おなじ体勢をキープしたまま、機械を操作する労務です。
がしかし、工場での加工作業とは違って、クルマを運転したところで1円ももらえません。
給料をもらえないどころか、ガソリン代や消耗品など、むしろお金が出ていきます。
つまり車の運転は、お金を失う仕事だ、ということです。
訳のわからないドライバーに遭遇してストレスが溜まり、走れば走るほどコストがかさむ、それが自動車の運転です。
楽しいはずがありません。
イライラして当たり前です。
何も得るものがないから、すなわち車を運転するメリットがないからです。
こうやって冷静に過ごそう
車の運転は肉体労働です。
ただし報酬はもらえません。
交通社会では、正直者がバカを見ます。
ドライバー各々がもつ謎のマイルールによって裁かれるからです。
だからこそ、通勤を除いて、なるべくステアリングを握らないよう心がけましょう。
もちろんロードバイクを漕いで通勤するのもアリです。
欲しいものはたいていネットで注文でき、自宅まで届けてもらえます。
イライラしながら店舗まで足を運ぶ必要はありません。
ショッピングは、Amazonをはじめとしたネット通販サイトを活用しましょう。
宅配業社の仕事量アップという点でも、買い物によって経済に貢献できます。
外出時には、電車やバスといった公共交通機関を使うのがおすすめです。
たとえば(現実的な話として)、近くの駅までマイカーで行き、駅から電車に乗って映画を見に行くのも悪くありません。
運転のストレスを避けつつ外出できます。
あるいは、移動にタクシーを使うのも良いでしょう。
贅沢な乗り物に思えるかもしれませんが、イライラしなくて済むなら、タクシーの運賃など安いものです。
運転(機械操作)という名の「労働」は他人に任せてしまいましょう。
もし車を運転する場合には、夜20時など、遅い時間が狙い目です。
- いかれたドライバーがいない
- 渋滞にハマらない
こうしたメリットがあるため、昼間よりも気持ちよく走れるかもしれません。
以上、車の運転でイライラしてしまう理由と対処法でした。
【結論】訳のわからないドライバーに遭遇してストレスが溜まり、走れば走るほどコストがかさむ、それが自動車の運転。イライラするのは必然。ネット通販を活用したり、公共交通機関で移動したり、日が暮れてから出かけたりして、怒りを抑えよう。
冷静さを欠いてカッカしていると、交通事故を招きかねません。
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