2021年4月のフルモデルチェンジによって、ヴェゼルは2代目へと移行しました。
新型ヴェゼルのエクステリアデザインには、
- マツダ車のパクリ
- トヨタ・ハリアーのパクリ
このような「パクリ疑惑」が一部ネットユーザーから出ています(通称CXハリアー)。
ホンダのデザイナーがパクったかどうかはともかく、どちらとも似ているのは事実です。
ではエクステリアがダメなら、新型ヴェゼルのインテリアはどうでしょう。
外装は独自性に欠けていましたが、内装は内装で、高級感に欠けています。
新型ヴェゼルのインテリアは安っぽい、ということです。
そこでこの記事では、
- 溢れ出るプラスチック感
- 気色の悪いシートデザイン
など、「新型ヴェゼルの内装に漂う安っぽさの出どころ4箇所」をわかりやすく解説します。
チープさの原因を突き止めるため、ぜひ参考にしてみてください。
新型ヴェゼルの内装が安っぽい4つのワケ
2021年4月にフルモデルチェンジを果たした新型ヴェゼル(2代目)の内装には、高級感や優雅さがありません。
1皿100円の回転寿司チェーンとおなじで、ヴェゼルの内装もまた、値段相応です。
ホンダの公式ウェブサイトには「シンプルで美しく整理されたインテリアデザイン」と記されていますが、実際のところ、ヴェゼルのそれはただこざっぱりしているだけです。
引き算の美学は感じられません。
たとえるなら、モノを買うカネがない貧乏大学生のワンルーム賃貸を、「シンプルで美しく整理された居住空間」といって紹介しているようなものです。
高級感よりも「すっからかん」のほうがお似合いでしょう。
1. シートの切れ目と白いフケ
シンプルさを追求したという割に、新型ヴェゼルのシートの背もたれと座面には、切れ目が入っています。
まるでカッターナイフで切り裂いたかのような、規則性のない不穏な直線がいくつも走っています。
この"切れ目"によって見た目はゴチャゴチャしますし、隙間には間違いなくホコリが溜まる(つまり実用面でも不要な)ため、ないほうが良いのは確実です。
それから新型ヴェゼルのシート生地に使われているファブリックに注目してみると、パッと見は黒ですが、近づくと小さな白いドットが散らばっていることに気づきます。
まるで頭のフケが落ちているかのようで、つまり不潔で、好ましくありません。
- 余計な切れ目
- 余計なフケ風ホワイトドット
これらがセンスのなさ、加えて安っぽさを放っているといえるでしょう。
- コンビシート(ブラック)
- ファブリックシート(ブラック)
いずれも、上でお伝えした気持ち悪い仕様になっています。
シートの切れ目とフケを見て、萎えます。
新型ヴェゼルでこの悪趣味なシートを避けるためには、e:HEV PLaYというグレードに設定されているコンビシート(グレージュ)を選ぶことです。
これが唯一の逃げ道です。
2. プラスチック感隠さぬステアリング
安っぽいシートに加えて、ステアリング(ハンドル)もチープです。
新型ヴェゼルのステアリングには、そのスポーク部分にだけ、異素材のプラスチックが使われています。
それも黒光りしたテカテカのプラスチックです。
安価なプラスチックであることを隠そうともしません。
やたらピカピカしていて、プラスチッキーで、安っぽさを放っています。
光沢を抑えたマットな質感の樹脂を用いていれば、このチープさは避けられたはずです。
しかも黒光りしたラスチック部分には、
- VOL+
- SET+
といった文字がホワイトで記されていて、コントラストがどぎつく、強烈です。
さほど重要でないスイッチ類をこんなにも強調する必要はありません。
ただ視界がやかましくなるだけです。
そもそも新型ヴェゼルの内装は高級感を狙っていないようで、ホンダの公式サイトには、
- 快適
- 爽快
- 開放感
- シンプル
こうした文字が並んでいます。
したがって、ヴェゼルの内装に高級感を求めるのは「お門違い」なのかもしれません。
まるで、唐揚げにヘルシーさを求めているようなものです。
ヘルシーな食事がしたいなら野菜や刺身を食べるべきですし、内装に上質さが欲しいなら、新型ヴェゼルではなくワンクラス上のトヨタ・ハリアーを買うのが良いでしょう。
あるいは、マツダのCX-30やCX-5を検討してみるのも手です。
というのも、魂動デザインを採用して以降(2014年〜)のマツダ車は、内外装ともに高く評価されているからです。
3. 樹脂まる出しセンターコンソール
新型ヴェゼルのセンターコンソール、とくにカップホルダー回りは悲惨です。
安っぽさを隠し切れていません。
エントランスを一目見れば高級ホテルかどうかがわかるように、カップホルダー付近を見れば、高級車かどうかは一目瞭然です。
そして新型ヴェゼルのカップホルダーは、コストカットを徹底した大衆車のソレです。
センターコンソールは私たちドライバーだけでなく、助手席に座っている乗員の目にも入ります。
「高級車に乗っている気分」を家族や恋人に味わってもらうのは、新型ヴェゼルのこの安っぽいセンターソールでは、難しいでしょう。
まるでハチミツをかけたきゅうりを食べさせて「メロンを感じて」と指示しているようなもので、無理があります。
ハチミツを垂らしてもきゅうりはきゅうりですし、新型ヴェゼルは、どう見てもお値段そのままのSUVです。
4. 勘違いインパネ回り
メーターにも安っぽさが見てとれます。
スピードメーターには立体感がありませんが、デジタルではなく、アナログです。
針だけがボコッと飛び出していて統一感がないので、いっそすべてデジタルにするべきでした。
それからスピードメーターの針に関して、聴診器のような支点のデザインが意味不明です。
プラスチックの安さが気になるため、この丸い部分はないほうがマシです。
助手席側のダッシュボードには、ラバーのような安っぽい素材が張られています。
これは引っ掻き傷に弱く、「みっともなく」なるのは時間の問題でしょう。
そんなラバーっぽい生地をぶち抜いてまで取りつけた異質な「ハザードスイッチ」の違和感も、見過ごせません。
なぜこの位置に設ける必要があったのか、疑問です。
というのも、まるでアパートの廊下にベッドが置いてあるかのような、不自然でダサいレイアウトだからです。
まとめ
ホンダ新型ヴェゼルのエクステリアは他社SUVのパクリ(模倣)で、インテリアは、安っぽさの至りです。
ダサいSUVゆえ、新型ヴェゼルに乗っていると損をするかもしれません。
なぜなら、「あの人センスないね」と周りから嘲笑される恐れがあるからです。
もし自動車のインテリアにこだわるのであれば、内装に定評のある近ごろのマツダ車か、ヴェゼルより高価格帯(400万円以上)のSUVを検討するのが良いでしょう。
それでも新型ヴェゼルが気になる場合には、ぜひ近所のホンダディーラーを訪れ、展示車を確かめてみてください。
最後の最後で信じるべきは、他人の意見ではなく、自分の目と感性です。
以上、新型ヴェゼルの内装に漂っている安っぽさの出どころ4箇所でした。
【結論】シート、ステアリング、センターコンソール、インパネが安っぽい。つまり、視界に入るものほとんどすべてがチープ。というのも、新型ヴェゼルが目指しているのは簡素、爽快感、快適性、開放感で、高級感ではないから。ヴェゼルで妥協するか、品質の高い他のSUVを検討するか。
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ヴェゼルよりも内装の質が高いハリアーはこちらです。
ヴェゼルよりも内装の質が高いCX-30はこちらです。
担当者がデジタルではなくアナログにこだわったという「メーター類のデザイン」が秀逸です。
ヴェゼルの購入を後悔するリスクについて、当サイトにはこんな記事があります。
ホンダ新型ヴェゼルのデザインに関して、当サイトにはこんな記事もあります。